研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
モジュレーター治療時代の小児嚢胞性線維症、体組成と肺機能の関係を探るパイロット研究
嚢胞性線維症(CF)は、肺や消化器に粘り気の強い分泌物がたまりやすくなる遺伝性の病気です。近年、CFの原因となる遺伝子の働きを直接補う「高効果モジュレーター治療(HEMT)」が登場し、患者さんの体重増加や肥満の割合が増えていることが知られるようになりました。栄養状態の改善は喜ばしい変化である一方、体…
公開日: 2026年08月08日 13:31
がん治療における栄養サポートを中医学の知恵で個別化する試み
がん治療を受ける患者さんの中には、食欲が落ちたり体重が減ったりして、体力が弱ってしまう人が少なくありません。こうした低栄養や「悪液質」と呼ばれる状態は、治療の副作用への耐性を下げたり、手術後の合併症を増やしたり、生活の質や生存にも影響しうる重要な問題として知られています。そのため近年、栄養療法はがん…
公開日: 2026年08月08日 13:30
乳牛のタンパク質給与量を減らすと何が変わる? 泌乳中期のホルスタイン種で検証
牛乳は私たちの食卓に欠かせない食品ですが、その生産を支える乳牛の餌にはどれくらいのタンパク質が必要なのでしょうか。乳牛の飼料には大豆粕などタンパク質源となる原料が使われますが、タンパク質の給与量を減らすことができれば、飼料コストの削減や、家畜からの窒素排出を抑えることにもつながる可能性があります。一…
公開日: 2026年08月08日 13:28
ラクダのコブは特別な脂肪? 部位ごとの脂肪組織を比較した研究
フタコブラクダの背中にある「コブ」は、砂漠のような乾燥地帯で生きる動物の象徴的な特徴として知られています。コブの中身は主に脂肪組織であることが知られていますが、体の他の部位にある脂肪と比べて、どのような違いがあるのかは、実はまだよくわかっていない部分が多いテーマです。今回紹介する研究では、ジュンガル…
公開日: 2026年08月08日 12:27
モリンガ×食用花のコンブチャ、抗酸化活性と味わいを比較した予備研究
コンブチャは、甘いお茶を酵母と酢酸菌の共生体(SCOBY)で発酵させて作る発酵飲料で、近年は健康志向の飲み物として世界的に人気が高まっています。一方、非感染性疾患(生活習慣病)は世界的に死亡原因の上位を占め、インドネシアでもその割合が増え続けているといいます。こうした背景から、食事による予防的なアプ…
公開日: 2026年08月08日 02:32
インドで学ぶ留学生に何が起きているのか——食生活の変化と栄養摂取をめぐる調査
海外で暮らし始めると、食生活が大きく変わることがあります。これまで欧米諸国に留学した学生を対象に、こうした「食の文化変容」が望ましくない食習慣の変化につながり、栄養状態や健康に影響しうることが報告されてきました。一方で、近年はインドのような文化的に多様なアジアの国々でも国際留学生の受け入れが増えてお…
公開日: 2026年08月08日 00:32
乳酸菌の力でヨーグルトはどう変わる? 新規株がもたらす食感と香りの変化を検証した研究
ヨーグルトは私たちにとって身近な発酵乳製品ですが、その味や食感、保存性は使用する乳酸菌の種類や量によって大きく左右されます。伝統的なスターター菌(乳酸菌の種菌)だけでは、風味や栄養、機能性の面で限界があるとも指摘されてきました。そこで今回紹介する研究では、Limosilactobacillus fe…
公開日: 2026年08月07日 18:29
腸内細菌が決める『効くかどうか』の個人差——食事性生理活性化合物の吸収をめぐる研究紹介
ポリフェノールやグルコシノレートといった、野菜や果物、お茶などに含まれる「生理活性化合物」は、慢性疾患のリスク低減と関連づけられることが多く、健康志向の高い人の間で注目されてきました。しかし、実はこれらの成分の多くは、食べたからといってそのまま体に吸収されるわけではありません。今回紹介する総説論文は…
公開日: 2026年08月07日 18:26
雑穀は生活習慣病対策の味方になるか?栄養と腸内環境から見直すレビュー研究
白米やパンなど精製された穀物が主食の中心になって久しい一方で、近年「雑穀」が再び注目を集めています。ヒエ、アワ、キビ、シコクビエといった雑穀は、もともと世界各地の伝統的な食生活で親しまれてきた穀物ですが、心血管疾患や2型糖尿病、肥満といった慢性生活習慣病が世界の死因の3分の2以上を占めるようになった…
公開日: 2026年08月07日 13:26
YOLOで食品を見分けカロリーを推定する試み——高速・高精度な画像認識システムの研究紹介
食事の内容を記録し、摂取カロリーを把握することは、生活習慣病の管理や健康的な食生活を続けるうえで基本となる取り組みとされています。しかし実際には、食べたものを自分で入力したり、カロリー表と照らし合わせたりする作業は手間がかかり、記録漏れや誤差も生じやすいという課題があります。こうした「食事記録の面倒…
公開日: 2026年08月07日 09:26
肺がん免疫療法の効き目、腸内細菌がカギを握る?——現時点でわかっていることの整理
近年、非小細胞肺癌(肺がんの主要なタイプの一つ)の治療では「免疫チェックポイント阻害薬」と呼ばれる薬が使われるようになりました。これは、体がもともと持っている免疫の力を引き出してがん細胞を攻撃させる治療法です。ただし、この薬がよく効く人もいれば、効果が続かなくなる人、あるいは免疫が過剰に働いて副作用…
公開日: 2026年08月07日 04:28
腸内細菌のバランス異常と炎症性腸疾患―その関わりと治療研究の最前線
お腹の中には、腸内細菌叢(マイクロバイオーム)と呼ばれる無数の微生物が暮らしています。これらは消化を助けるだけでなく、腸の壁を健康に保ったり、免疫の働きを調整したりと、私たちの体調に幅広く関わっていると考えられています。今回紹介する総説論文は、この腸内細菌叢が「炎症性腸疾患(IBD)」という慢性の腸…
公開日: 2026年08月07日 02:28