研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
農村の予防接種外来に通う母親と乳幼児の食事ガイドライン:守られにくい理由と外来の役割を論じた解説論文
妊娠から子どもの2歳の誕生日までのおよそ1000日間は、その後の健康に大きく影響する時期とされています。この時期の授乳や食事のあり方について、世界保健機関(WHO)とユニセフは「乳幼児の栄養摂取(IYCF)ガイドライン」として推奨をまとめています。しかし著者らは、世界各地の農村部では、こうした一見シ…
公開日: 2026年10月18日 07:06
日本の学校給食が直面する課題 政策文書と報道から整理した研究
日本の学校給食は、栄養を満たすだけでなく、食に関する教育や子どもの健康、学校での人との関わりを支える仕組みとして、海外からも成功例と見なされてきました。主に小中学校で実施され、人件費や設備などの運営費は行政が負担し、食材費は保護者が負担するのが基本です。国(文部科学省)が基準や方針を定め、都道府県や…
公開日: 2026年10月16日 20:53
人生最初の1000日の栄養と肥満リスクの関係を整理した文献レビュー
妊娠から子どもが2歳になるまでのおよそ1000日間は、「最初の1000日」と呼ばれます。この時期には臓器の形成、脳や神経の発達、免疫の成熟などが進みます。体が環境の影響を受けやすい時期でもあり、とくに栄養がその後の成長や健康に関わると考えられています。
公開日: 2026年10月16日 05:05
妊娠中のビタミンDは妊娠高血圧腎症の予防に役立つか:既存研究を整理した文献レビュー
妊娠高血圧腎症(プレエクランプシア)は、妊娠20週以降に新たに高血圧が現れ、尿たんぱくや母体の臓器の働きの異常を伴う妊娠合併症です。論文によると世界の妊娠の約2〜8%に起こり、けいれん発作(子癇)、腎臓や肝臓の障害、早産、胎児の発育不全などにつながることがあり、母子の健康を損なう重要な原因の一つとさ…
公開日: 2026年10月14日 11:17
早産の赤ちゃんに最適な補充栄養は何か 英国全土で行う臨床試験「COLLABORATE」の計画
妊娠29週未満で生まれた赤ちゃんにとって、母親自身の母乳は脳の発達を助け、壊死性腸炎(NEC)のリスクを下げる標準的な栄養とされています。NECは未熟な腸に起こる炎症で、高所得国では極めて早く生まれた赤ちゃんの主な死因であり、生涯にわたる障害の原因にもなります。ただし、早産の赤ちゃんは妊娠33〜34…
公開日: 2026年10月13日 06:45
妊娠糖尿病の女性で、朝食の「グリセミック負荷」の違いは1日の血糖変動と関連するか:ランダム化クロスオーバー試験
妊娠糖尿病は妊娠中に初めて見つかる血糖の異常で、食事療法が治療の第一選択とされています。しかし論文の背景説明によると、どのような食事の進め方がよいかについての根拠はまだ十分ではありません。
公開日: 2026年10月13日 06:41
自閉スペクトラム症のバングラデシュの子どもにおける血清クレアチニン・尿素と食事のたんぱく質摂取
自閉スペクトラム症(ASD)は、対人コミュニケーションの困難、繰り返しの行動、強く限られた興味、感覚の偏りなどが幼い頃から見られる神経発達症です。著者らによると、ASDの子どもでは、細胞のエネルギー産生を担うミトコンドリアの働きの低下が報告されています。また、食べられるものが限られる偏食もよく見られ…
公開日: 2026年10月13日 06:26
生後6〜24か月の発育阻害児における食事の多様性と重症度の関係:インドネシア・中部ロンボク県での調査
「発育阻害(スタンティング)」とは、長期にわたる栄養不足などにより、子どもの身長(乳児では寝かせて測る身長)が年齢に比べて大きく下回る状態を指します。世界保健機関(WHO)の成長基準では、同じ年齢の子どもの標準値から標準偏差2つ分以上低い場合に発育阻害とされます。妊娠から2歳までのいわゆる「最初の1…
公開日: 2026年10月13日 05:37
ザンビア農村部の6〜23か月児は何を食べているのか:母親や家族、地域の声から離乳期の食事の実態を探った研究
生後6か月から23か月までの時期は、母乳だけの栄養から、母乳に加えてほかの食べ物を与える「補完食」(いわゆる離乳食)へ移る大切な時期です。成長が速いため、エネルギーや鉄、亜鉛などの栄養素を十分に含む食事が必要になります。しかし、資源の限られた多くの地域では、食事に含まれる食品の種類の幅(食事の多様性…
公開日: 2026年10月13日 05:33
自閉スペクトラム症の子どもにみられる偏食と栄養不足のリスク:文献レビューの紹介
自閉スペクトラム症(ASD)は、コミュニケーションや対人関係の難しさ、限られた興味や繰り返しの行動などを特徴とする神経発達の特性です。著者らによると、ASDのある子どもでは、特定の食べ物を拒んだり、新しい食べ物を受け入れにくかったり、ごく限られた食品ばかりを好んだりする「食の選択性」(いわゆる強い偏…
公開日: 2026年10月12日 11:08
生後1週間の脂質摂取量と、学齢期の言語理解力・脳の部位の大きさとの関連を調べた研究
出生体重が1500グラム未満の「極低出生体重」で早産により生まれた赤ちゃんでは、生まれて間もない時期の栄養が脳の発達に影響する可能性が指摘されてきました。一方で、その栄養が長い年月を経て、特定の認知能力とどう関係するのかははっきりしていませんでした。
公開日: 2026年10月12日 06:46
自閉スペクトラム症の子どもの食事の多様性と食べることの困難さを比べた研究
自閉スペクトラム症(ASD)の子どもでは、食べ物の好き嫌いが強い、特定の食べ物を拒む、食感・味・におい・温度・見た目に敏感といった食事の困難さが、そうでない子どもより多く見られると報告されています。こうした特徴は、同じものばかり食べたり特定の食品群を避けたりすることにつながり、食事の幅が狭まる可能性…
公開日: 2026年10月12日 05:49