研究論文紹介記事一覧

発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る

「持続可能な食事」と健康影響の研究はどう行われてきたか:97件の研究を整理したスコーピングレビュー 研究論文OpenAlexポルトガル

「持続可能な食事」と健康影響の研究はどう行われてきたか:97件の研究を整理したスコーピングレビュー

環境への負荷が小さく、健康にもよい「持続可能な食事」への関心が高まっています。国連の持続可能な開発目標(SDGs)を背景に、食生活の見直しを政策に取り入れる動きもあり、各国の食事指針に持続可能性の観点を加える機関も出てきました。

公開日: 2026年10月16日 21:44

ヨーロッパ4地域で発酵食品は誰がどれだけ食べているか――PIMENTO研究による大規模調査 研究論文OpenAlexポルトガル

ヨーロッパ4地域で発酵食品は誰がどれだけ食べているか――PIMENTO研究による大規模調査

ヨーグルトやチーズ、パン、ワイン、ビール、コーヒー、チョコレートなど、微生物の働きを利用して作られる発酵食品は、ヨーロッパの食生活に深く根付いています。しかし、ヨーロッパ全体で人々がどの発酵食品をどれくらい口にしているのかを、同じ基準でまとめたデータはほとんどありませんでした。著者らによれば、これま…

公開日: 2026年10月16日 21:38

水不足はエンドウ豆の種子成分と根のまわりの培養細菌にどう関わるか 研究論文OpenAlexポルトガル

水不足はエンドウ豆の種子成分と根のまわりの培養細菌にどう関わるか

干ばつは、豆類の生産を左右する大きな環境要因の一つです。これまでの研究は収量への影響に注目したものが多く、収穫した種子の中身、つまりたんぱく質やミネラル、植物由来の機能性成分などがどう変わるかについては、収量ほど詳しく分かっていません。

公開日: 2026年10月15日 06:16

セレンを含むカツオのナゲットを開発し、心筋症患者の食事に取り入れた探索的研究 研究論文OpenAlexポルトガル

セレンを含むカツオのナゲットを開発し、心筋症患者の食事に取り入れた探索的研究

魚介類は、良質なたんぱく質やオメガ3脂肪酸、ミネラルなどを同時にとれる食品です。なかでもセレンは、体内で酸化ストレスから身を守る酵素(セレンたんぱく質)の働きに必要な微量ミネラルです。近年は、こうした栄養素をサプリメントで単独にとるより、食品の形でとることへの関心が高まっています。

公開日: 2026年10月12日 06:19

ビタミンB1・B2・B3・B6の食事からの摂取量と胃がんの関係:国際共同データを統合した解析 研究論文OpenAlexポルトガル

ビタミンB1・B2・B3・B6の食事からの摂取量と胃がんの関係:国際共同データを統合した解析

胃がんは今も世界的に大きな健康課題です。ピロリ菌感染のほか、塩蔵食品、赤肉や加工肉、飲酒などの食習慣が危険因子として知られていますが、ビタミンなどの微量栄養素がどう関わるかについては、これまでの研究結果が一致していませんでした。

公開日: 2026年10月11日 08:40

天然の深共晶溶媒でリンゴとナシの果実丸ごとからポリフェノールを取り出す試み 研究論文OpenAlexポルトガル

天然の深共晶溶媒でリンゴとナシの果実丸ごとからポリフェノールを取り出す試み

リンゴとナシは広く食べられている果物で、ポリフェノールと呼ばれる植物由来の成分を多く含みます。これまでの抽出研究は、果汁を搾った後の搾りかすなどの副産物に注目したものが中心で、環境負荷の小さい「グリーン溶媒」を使って果実全体から抽出する方法は、あまり調べられていませんでした。

公開日: 2026年10月10日 05:49

低飽和脂肪のゲルで脂肪を置き換えたサラミは、カビ毒の生成にどう影響するか 研究論文OpenAlexポルトガル

低飽和脂肪のゲルで脂肪を置き換えたサラミは、カビ毒の生成にどう影響するか

肉製品に含まれる脂肪のおよそ半分は飽和脂肪酸です。食事指針では、飽和脂肪酸を植物由来の不飽和脂肪酸に置き換えることが推奨されています。食品業界でも、伝統的なレシピを保ちながら脂肪を減らした肉製品の開発が進んでいます。ただし脂肪は食感や見た目、風味に加え、微生物の働きにも関わるため、単純に取り除くこと…

公開日: 2026年10月09日 06:11

サツマイモ粉づくりの前処理「パルス電界」は品種によって何をもたらすか 研究論文OpenAlexポルトガル

サツマイモ粉づくりの前処理「パルス電界」は品種によって何をもたらすか

パルス電界(PEF)処理は、食材に短い高電圧の電気パルスを繰り返しかけ、細胞膜に小さな穴を開ける技術です。加熱をほとんど伴わない前処理として、野菜や果物の乾燥を速めたり、ポリフェノールなどの成分を取り出しやすくしたりする効果が報告されてきました。ただし、デンプンを多く含むイモ類では結果が一定せず、そ…

公開日: 2026年10月07日 05:25

タイオバの葉抽出物を加えたデンプンの乾燥挙動と機能性を調べた研究 研究論文OpenAlexポルトガル

タイオバの葉抽出物を加えたデンプンの乾燥挙動と機能性を調べた研究

タイオバ(Xanthosoba sagittifolium、学名表記はXanthosoma sagittifolium)は中南米の熱帯地域に自生する植物で、「非慣行食用植物」に分類されます。地下の塊茎(ちかけい、地中の茎が養分をためて太くなった部分)はデンプンの供給源となり、葉にはタンパク質や食物繊…

公開日: 2026年10月04日 00:45

野菜の硝酸塩をめぐる「逆説」――健康への利点と毒性リスクをどう両立させるか 研究論文OpenAlexポルトガル

野菜の硝酸塩をめぐる「逆説」――健康への利点と毒性リスクをどう両立させるか

硝酸塩(硝酸イオン)は水や土壌、食品に自然に含まれる無機化合物で、植物にとっては成長に欠かせない栄養分です。農業では窒素肥料として広く使われ、とくに葉物野菜では見た目や商品価値を高める目的で多めに施されることもあると著者らは述べています。その結果、一部の野菜には硝酸塩が高い濃度でたまります。

公開日: 2026年10月04日 00:33

肝臓ケアをうたう植物由来サプリメントの真正性・安全性・品質を検証した総説 研究論文OpenAlexポルトガル

肝臓ケアをうたう植物由来サプリメントの真正性・安全性・品質を検証した総説

植物由来のサプリメントは広く使われており、その中には肝臓の健康を支えるとうたう製品が数多く流通しています。しかし研究チームは、「天然だから安全」という印象が先に立ち、副作用や医薬品との相互作用、製品ごとの品質の違いが見過ごされやすいと指摘しています。

公開日: 2026年10月03日 05:42

ヨーロッパ27カ国で「健康的で持続可能な食生活」を妨げるもの・支えるものを調べる大規模調査の計画 研究論文OpenAlexポルトガル

ヨーロッパ27カ国で「健康的で持続可能な食生活」を妨げるもの・支えるものを調べる大規模調査の計画

私たちが食べるものは、自分の健康だけでなく地球環境にも関わっています。論文の著者らは、ヨーロッパの現在のフードシステム(食料の生産から流通、消費までの一連の仕組み)が、人の健康と環境の両方を損なう方向に働いていると指摘しています。原著が引用する数字では、フードシステムは世界の温室効果ガス排出の26%…

公開日: 2026年10月02日 19:31