研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
尿のナトリウム・カリウム比を目安にした減塩支援は、地域の高血圧患者の血圧と食塩摂取量を下げたか――中国農村部での比較試験
塩分のとり過ぎは心臓や脳の血管の病気のリスクを高めます。中国では食塩の多くが家庭の調理から来ており、とくに研究の舞台となった山東省は、漬物などをよく食べる塩分の多い食習慣で知られています。中国には高血圧患者を地域で継続的に管理する公的な保健サービスがあり、減塩指導も含まれています。しかし研究チームは…
公開日: 2026年10月20日 04:59
チャドのメトホルミン治療中の2型糖尿病患者におけるビタミンD欠乏と腎機能低下の関連
2型糖尿病は、血糖値が高い状態が続く慢性の病気です。その合併症の中でも、腎臓の働きが徐々に落ちていく慢性腎臓病は特に深刻で、治療の負担も大きいことが知られています。著者らによると、チャドを含むアフリカの多くの国では早期の検査や腎臓専門の医療を受けにくく、診断が遅れやすいといいます。そのため、腎機能低…
公開日: 2026年10月20日 04:55
フランスの持続可能で健康的な食事における牛乳・ヨーグルト・チーズの位置づけ
持続可能で健康的な食事は、健康、経済、社会、環境という四つの柱で考えられています。この論考で著者らは、牛乳、ヨーグルト、チーズといった乳製品が、フランスの食生活においてこの四つの柱のそれぞれでどのような位置を占めるのかを検討しました。抄録によると、この論文は「Perspective(見解)」として、…
公開日: 2026年10月20日 04:50
ヤムイモの品種と加工法で、粉や料理の性質と食べやすさはどう変わるか
ヤムイモはアフリカ、アジア、南北アメリカの熱帯・亜熱帯で栽培されるイモ類で、世界の生産量の98%以上をアフリカが占めます。研究チームによると、コンゴ民主共和国東部ではヤムイモは十分に活用されていない作物とされ、消費や生産を促す取り組みも思うように進んでいません。その主な理由として著者らは、付加価値の…
公開日: 2026年10月20日 04:47
オーストラリアの思春期の若者における食事内容と抑うつ・不安の発症の関連を3年間追った研究
抑うつや不安は、よくみられる心の不調で、論文では「一般的な精神疾患」と呼ばれています。著者らは、思春期のこうした心の不調と食事の質について、同じ人を時間をかけて追跡し、両者の時間的な関係を調べる研究がもっと必要だと指摘しています。
公開日: 2026年10月19日 19:38
看護師が主導するズンバと食事支援の組み合わせは、若年女性の体格指数・生活の質・食習慣にどう影響したか
過体重や肥満は、生活習慣と深く関わる公衆衛生上の課題です。著者らは、これまで比較的影響が少ないと考えられてきた18〜25歳前後の若い女性にも肥満の問題が広がっていることに注目しました。背景として、食生活の乱れ、運動不足、画面を見る時間の長さ、学業のストレスなどを挙げています。
公開日: 2026年10月19日 19:33
セイヨウサンシュユの果実は熟すにつれて香り成分がどう変わるか:熟度の目印となる揮発性成分の探索
セイヨウサンシュユ(学名コルヌス・マス)は、赤紫色の楕円形の実をつけるミズキ科の植物です。実は熟すと濃い赤色になり、果肉がやわらかく香りも強くなるため、ジャムやジュース、果実酒などには完熟果がよく使われます。論文によると、この果実は熟度の違う段階でも利用され、緑色の未熟果を発酵させたものは「ポーラン…
公開日: 2026年10月19日 12:03
週1回のオゾンガス処理は保存中の卵黄の脂肪酸とコレステロールにどう影響するか
卵黄には、リノール酸や、魚油に多いことで知られるDHA(ドコサヘキサエン酸)など、二重結合を複数もつ「多価不飽和脂肪酸」が含まれています。こうした脂肪酸は化学的に変化しやすく、保存中に少しずつ劣化する性質があります。卵黄にはコレステロールも多く含まれます。
公開日: 2026年10月19日 11:57
マンゴーの果肉・皮・種子から作った粉は、カップケーキの中でどのような成分を、どれだけ消化液に溶け出させるか
マンゴーは世界で広く収穫される熱帯果実です。果肉を加工する過程では、皮や種子が大量に副産物として出ます。論文によれば、皮と種子は果実全体の重さの35〜60%を占めることがあり、果肉より高い濃度で生理活性成分を含む場合もあるとされています。
公開日: 2026年10月19日 11:47
バレンシアオレンジの果皮は実の成長とともにどう変わるか:成分・抗酸化能・抗菌活性を6時期で追跡した研究
オレンジの果皮は果実重量の4割ほどを占めるとされ、加工の過程で大量に生じます。多くは廃棄されるか、家畜の飼料など付加価値の低い用途に回されています。一方で果皮はポリフェノールやフラボノイド、ビタミン、ミネラル、精油などを含むため、天然の抗酸化成分や機能性素材の原料として期待されてきました。
公開日: 2026年10月19日 11:38
サルコペニア肥満の高齢者を対象に、食事管理アプリを生活習慣プログラムに加えた効果を探る小規模試験
「サルコペニア肥満」とは、筋肉量の低下と体脂肪の過剰が同時に起きている状態を指します。著者らによると、世界の高齢者のおよそ11%が該当し、サルコペニアや肥満が単独の場合より、転倒、身体機能の障害、心臓や代謝の病気、死亡などのリスクが高いとされています。
公開日: 2026年10月19日 11:32
飼料から肉、加工品まで――安定同位体比で食肉の「出どころ」をたどる試み
食肉や肉製品は世界中で広く食べられています。比較的高価なため、安い原料へのすり替えなどの偽装が起こりやすく、本物かどうかを確かめる方法が求められています。ロシアの研究チームは、この課題に安定同位体比という指標で取り組みました。
公開日: 2026年10月19日 11:27