研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文を要約紹介しています。毎時収集した研究論文一覧を見る
発芽フェヌグリークを加えた小麦チャパティ、食後の血糖・インスリン反応を抑える可能性を検討
小麦を使ったフラットブレッド(チャパティ)は、日常的に食べられている主食の一つです。もしこうした主食に一工夫を加えるだけで、食後の血糖値の上がり方を穏やかにできるなら、無理なく続けられる食習慣の改善につながるかもしれません。今回紹介する研究では、発芽させたフェヌグリーク(Trigonella foe…
取得日: 2026年08月29日 01:25
血糖値だけじゃない:2型糖尿病の食事療法を心臓・肝臓のリスクまで見直す
2型糖尿病というと、まず血糖値のコントロールが思い浮かびます。しかし実際には、血糖の異常だけでなく、内臓脂肪の蓄積、インスリン抵抗性、脂質異常、高血圧、そして脂肪性肝疾患(MASLD、代謝機能障害関連脂肪性肝疾患)などが同時に絡み合う、多因子性の『心代謝疾患』だと考えられています。今回紹介する総説は…
取得日: 2026年08月29日 01:25
体質によって(ポリ)フェノールの効き方は変わる? 代謝酵素SULT1A1の個人差をコンピューターで探る研究
赤ワインや緑茶、大豆製品などに含まれる(ポリ)フェノールは、体内に入ると硫酸抱合という代謝反応を受けることが知られています。同じ食品を食べても人によって健康への影響の出方が違うことがありますが、その理由の一つとして代謝の個人差が関係しているのではないかと考えられてきました。しかし、その仕組みの詳細は…
取得日: 2026年08月28日 12:45
超加工食品と代謝の不調をめぐる関連は?イタリア栄養・臨床栄養学会がまとめたポジションペーパー
スナック菓子や清涼飲料、即席食品など、工業的に高度に加工された「超加工食品(UPF)」の摂取が肥満や糖尿病などの慢性疾患と関連することが近年多く報告されています。イタリア栄養・臨床栄養学会(ADI)は、超加工食品と代謝の健康への影響について、これまでの研究をまとめたポジションペーパー(学会としての見…
取得日: 2026年08月28日 02:27
塩水で育つ野菜サリコルニア、収穫時期で栄養が変わる? ホウレンソウ・アスパラガスと比較した研究
塩害が進む土地でも育つ野菜があると聞いたら、驚く方も多いのではないでしょうか。サリコルニア(和名アッケシソウ)は、そんな塩水に強い植物の一つです。食料安全保障の観点から注目され始めていますが、いつ収穫すれば栄養面でお得なのか、実はまだよく分かっていませんでした。
取得日: 2026年08月22日 11:25
発酵食品は本当に安全か?―世界の研究をまとめて調べたレビュー論文
キムチ、ヨーグルト、味噌、チーズ、発酵ソーセージ…。発酵食品は世界中の食文化に根づき、健康志向の高まりとともにその栄養的・機能的な特性が注目されています。一方で、発酵という工程自体が食品の保存性や安全性を高めるとされる反面、微生物や化学物質によるリスクを心配する声も根強くあります。今回紹介する論文は…
取得日: 2026年08月22日 01:26
地中海食の野菜や発酵食品は大気中の微小粒子(PM0.5)によるDNA損傷を和らげるか?菌とヒト細胞を使った探索的研究
私たちが日々吸い込んでいる大気には、目に見えないほど小さな粒子状物質(PM)が含まれています。中でも「PM0.5」と呼ばれる非常に微小な粒子は、体の奥深くの組織にまで入り込みやすく、酸化ストレスを介して細胞にダメージを与え、さまざまな慢性疾患の発症に関わる可能性があるとして注目されています。都市部で…
取得日: 2026年08月20日 01:23
タラバガニを3ヶ月「畜養」しても味は変わる?脚肉の官能評価を調べた研究
タラバガニといえば、ぷりぷりの脚肉が魅力の高級食材として世界中で親しまれています。実は市場に出回るまでの間、水揚げされたタラバガニが陸上の施設でしばらく生きたまま保管されることがあります。この「活魚保持(ライブホールディング)」と呼ばれる工程は、鮮度を保ちながら出荷のタイミングを調整するために行われ…
取得日: 2026年08月12日 19:23
食料システムは目標を達成できるか——44指標で世界の進捗を評価した研究
「食」は健康だけでなく、環境や経済、社会の公正さにも深く関わっています。近年、各国や国際機関は食料システム(生産から流通、消費までの一連の仕組み)を持続可能な形に変えていこうという取り組みを進めてきました。しかし、こうした取り組みがどれだけ進んでいるのかを測る「共通のものさし」は、実はこれまで十分に…
取得日: 2026年08月12日 19:23
オレンジの皮が微細藻類の脂肪酸組成を変える? 柑橘副産物を使った混合栄養培養の研究
私たちが日常的に食べているオレンジ。その果肉を絞ったあとに残る「皮」は、多くの場合廃棄物として扱われます。しかし近年、こうした農産業由来の副産物を有効活用し、新たな価値を生み出そうとする研究が世界各地で進められています。今回紹介するのは、そんなオレンジ果皮の抽出物を、微細藻類の培養に活用しようとする…
取得日: 2026年08月09日 18:24
がん予防と治療における『酸化ストレス』と食事の関係を整理した総説論文
がんの発症や進行には、体内の細胞が傷つく『酸化ストレス』という現象が深く関わっていると考えられています。酸化ストレスとは、体内で発生する活性酸素などが増えすぎて、細胞やDNAにダメージを与えてしまう状態のことです。近年、この酸化ストレスのバランスに『食事』が影響を与える可能性があるとして、栄養とがん…
取得日: 2026年08月08日 23:23
トマトやリンゴの搾りかすを乳酸菌で発酵、AIが最適条件を予測する研究
ジュースやピューレを作る過程で出る野菜や果物の搾りかす、皮、種などの「副産物」は、食品業界で大量に発生しています。こうした副産物は多くの場合廃棄されていますが、ビタミンやポリフェノールなどの成分をまだ含んでいることが多く、有効活用できれば環境負荷の軽減と資源の有効利用の両方につながる可能性があります…
取得日: 2026年08月08日 23:23