研究論文紹介記事一覧

発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る

市の政策は魚介類の食料システムをどう形づくってきたか:バルセロナの80年余りを振り返る研究 研究論文OpenAlexスウェーデン

市の政策は魚介類の食料システムをどう形づくってきたか:バルセロナの80年余りを振り返る研究

魚や貝、海藻など、水の中で獲れたり育てられたりする食べものは「ブルーフード」と呼ばれます。その流れは、漁獲や養殖から加工、流通、消費までの長い連鎖でできています。魚介類は世界で最も広く取引される食品の一つで、獲れる場所と食べられる場所が大きく離れていることも少なくありません。そのため、ブルーフードは…

公開日: 2026年10月18日 07:23

加工肉と赤身肉の摂取量と膀胱がんの関連:30のコホート研究を統合した解析 研究論文OpenAlexスウェーデン

加工肉と赤身肉の摂取量と膀胱がんの関連:30のコホート研究を統合した解析

膀胱がんは世界で9番目に多いがんで、男性では6番目に多いとされています。喫煙、ヒ素などで汚染された飲み水、職場での特定の化学物質への曝露などが、すでに知られている危険因子です。食べ物に含まれる発がん性物質やその代謝物は尿として排出され、膀胱の内側に触れるため、食事も膀胱がんのリスクに関わる可能性が指…

公開日: 2026年10月18日 06:44

「持続可能な食事」と健康影響の研究はどう行われてきたか:97件の研究を整理したスコーピングレビュー 研究論文OpenAlexスウェーデン

「持続可能な食事」と健康影響の研究はどう行われてきたか:97件の研究を整理したスコーピングレビュー

環境への負荷が小さく、健康にもよい「持続可能な食事」への関心が高まっています。国連の持続可能な開発目標(SDGs)を背景に、食生活の見直しを政策に取り入れる動きもあり、各国の食事指針に持続可能性の観点を加える機関も出てきました。

公開日: 2026年10月16日 21:44

ヨーロッパ4地域で発酵食品は誰がどれだけ食べているか――PIMENTO研究による大規模調査 研究論文OpenAlexスウェーデン

ヨーロッパ4地域で発酵食品は誰がどれだけ食べているか――PIMENTO研究による大規模調査

ヨーグルトやチーズ、パン、ワイン、ビール、コーヒー、チョコレートなど、微生物の働きを利用して作られる発酵食品は、ヨーロッパの食生活に深く根付いています。しかし、ヨーロッパ全体で人々がどの発酵食品をどれくらい口にしているのかを、同じ基準でまとめたデータはほとんどありませんでした。著者らによれば、これま…

公開日: 2026年10月16日 21:38

地中海食の個々の食品、SNS利用、不安・抑うつ症状の関連を探った小規模オンライン調査 研究論文OpenAlexスウェーデン

地中海食の個々の食品、SNS利用、不安・抑うつ症状の関連を探った小規模オンライン調査

不安や抑うつの症状は多くの人にみられ、食事はそれらに関わりうる生活要因の一つとして研究されてきました。オリーブオイルや野菜、魚などを中心とする地中海食については、よく守っている人ほど抑うつや不安が少ないとする報告がある一方、関連が弱い、あるいははっきりしないとする報告もあり、結果は一致していません。

公開日: 2026年10月15日 21:39

食事・運動・AI相談を医療者の見守りでつなぐ糖尿病支援アプリ「AIDCare」の技術的検証 研究論文OpenAlexスウェーデン

食事・運動・AI相談を医療者の見守りでつなぐ糖尿病支援アプリ「AIDCare」の技術的検証

糖尿病の管理では、食事の内容、体の動かし方、血糖値などの体の状態を日々把握することが欠かせません。論文によると、食事中の炭水化物は食後の血糖値を大きく左右し、一緒にとる食物繊維やたんぱく質は糖の吸収を緩やかにします。しかし、食事を紙やアンケートで記録する従来の方法では、思い出し違いや量の見誤りが起き…

公開日: 2026年10月15日 07:16

スウェーデンの全国食事調査からみた超加工食品の摂取量と、食事の質・体重との関連 研究論文OpenAlexスウェーデン

スウェーデンの全国食事調査からみた超加工食品の摂取量と、食事の質・体重との関連

超加工食品は、工業的な原材料や加工技術を組み合わせて作られる食品を指します。英国や米国では、成人のエネルギー摂取量の半分以上を占めると報告されています。超加工食品を多く食べることと、さまざまな健康上の問題との関連を示す研究は増えています。一方で、どの食品を超加工食品に分類するかについては、精度や基準…

公開日: 2026年10月15日 06:42

植物性発酵食品を「試食」すると食べる意向はどう変わるか:期待と実際の味の役割を調べた研究 研究論文OpenAlexスウェーデン

植物性発酵食品を「試食」すると食べる意向はどう変わるか:期待と実際の味の役割を調べた研究

植物性発酵食品の消費を増やすことは公衆衛生と環境の両面で有益とされていますが、欧米の肉を食べる人々の間では、その摂取量はまだ少ないままです。研究チームは、こうした食品を実際に味わう体験が「もっと食べよう」という意向にどう影響するかを調べました。

公開日: 2026年10月14日 08:01

142年分の保存チーズから読み解く、スイス伝統チーズの微生物の移り変わり 研究論文OpenAlexスウェーデン

142年分の保存チーズから読み解く、スイス伝統チーズの微生物の移り変わり

チーズづくりは、自然に起こる発酵に頼っていた時代から、現在の標準化された製法へと長い歴史をたどってきました。研究チームによると、とりわけ大きな変化は直近の100年ほどの間に起きており、その背景には微生物学や製造技術の進歩があります。こうした変化はチーズの中にすむ細菌やウイルスの集まり(微生物群集)に…

公開日: 2026年10月13日 04:43

食物繊維の「構造の多様性」が腸内細菌の働きを左右する:糖鎖を中心に据えた新たな見方の提案 研究論文OpenAlexスウェーデン

食物繊維の「構造の多様性」が腸内細菌の働きを左右する:糖鎖を中心に据えた新たな見方の提案

食物繊維は、胃や小腸で消化・吸収されずに大腸まで届く成分です。大腸では腸内に暮らす微生物の重要な「えさ」となります。食物繊維の正体は、糖がいくつもつながった「糖鎖(グライカン)」と呼ばれる分子で、その構造は非常に多様です。

公開日: 2026年10月11日 06:15

チリの半乾燥地域のプロポリスが青果物に関わる細菌とカビに示した作用 研究論文OpenAlexスウェーデン

チリの半乾燥地域のプロポリスが青果物に関わる細菌とカビに示した作用

研究チームは、チリの半乾燥地域であるコキンボ地方のプロポリスについて、生鮮青果物に関わる病原性細菌や、収穫後の腐敗を引き起こすカビへの作用を調べました。プロポリスは、ミツバチが植物由来の樹脂などを集めてつくる物質です。この研究では、由来する植物や成分の違いを調べるとともに、培養条件だけでなく、レタス…

公開日: 2026年10月06日 05:21

超加工食品に含まれるカリウム添加物を食品表示から調べた研究 研究論文OpenAlexスウェーデン

超加工食品に含まれるカリウム添加物を食品表示から調べた研究

慢性腎臓病(CKD)のある人では、血液中のカリウム濃度が高くなる高カリウム血症が問題になることがあります。その管理をめぐる栄養ガイドラインは、個々の状態に合わせてカリウム摂取量を調整する方法を重視しており、カリウムの少ない食品を選ぶことや、超加工食品を避けることが勧められてきました。超加工食品とは、…

公開日: 2026年10月03日 05:24