研究論文紹介記事一覧

発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る

豆類の「抗栄養因子」を減らす加工法を整理したレビュー:伝統的な方法から新しい技術まで 研究論文OpenAlexカナダ

豆類の「抗栄養因子」を減らす加工法を整理したレビュー:伝統的な方法から新しい技術まで

豆類(マメ科植物)は、たんぱく質や複雑な炭水化物、微量栄養素を豊富に含む、世界的に重要な食料資源です。空気中の窒素を土壌に取り込む「窒素固定」など、農業上の利点もあります。

公開日: 2026年10月18日 07:16

加工肉と赤身肉の摂取量と膀胱がんの関連:30のコホート研究を統合した解析 研究論文OpenAlexカナダ

加工肉と赤身肉の摂取量と膀胱がんの関連:30のコホート研究を統合した解析

膀胱がんは世界で9番目に多いがんで、男性では6番目に多いとされています。喫煙、ヒ素などで汚染された飲み水、職場での特定の化学物質への曝露などが、すでに知られている危険因子です。食べ物に含まれる発がん性物質やその代謝物は尿として排出され、膀胱の内側に触れるため、食事も膀胱がんのリスクに関わる可能性が指…

公開日: 2026年10月18日 06:44

葉酸を過剰に加えると頭頸部がん細胞のDNAメチル化と体内時計遺伝子はどう変わるか:培養細胞を用いた探索的研究 研究論文OpenAlexカナダ

葉酸を過剰に加えると頭頸部がん細胞のDNAメチル化と体内時計遺伝子はどう変わるか:培養細胞を用いた探索的研究

葉酸(ビタミンB9)は、DNAの材料づくりや、DNAに「メチル基」という小さな目印を付ける反応(DNAメチル化)に関わる栄養素です。サプリメントなどに使われる合成型を、ここでは葉酸と呼びます。DNAメチル化は遺伝子のスイッチのオン・オフに関わる仕組みの一つです。葉酸はこの目印の材料の供給に関係してい…

公開日: 2026年10月18日 06:20

寒冷地向けソルガムの部位ごとの抗酸化成分は、加熱調理でどう変わるか 研究論文OpenAlexカナダ

寒冷地向けソルガムの部位ごとの抗酸化成分は、加熱調理でどう変わるか

ソルガム(モロコシ)は、世界で広く栽培される穀物の一つです。グルテンを含まない穀物として、また植物由来の機能性成分を含む穀物として関心を集めています。ただし、温帯地域での利用はまだ限られています。この研究で研究チームが扱ったのは、オランダの育種計画で寒い気候向けに開発された4つの遺伝的系統(HD7、…

公開日: 2026年10月17日 22:15

食事は南アジア系の人々のぜんそくにどう関わりうるか――伝統食と食の近代化をめぐる論考 研究論文OpenAlexカナダ

食事は南アジア系の人々のぜんそくにどう関わりうるか――伝統食と食の近代化をめぐる論考

ぜんそくは、気道に炎症が起きて狭くなり、せきや息苦しさなどの症状が出る慢性の呼吸器疾患です。現在、根本的に治す方法はありませんが、適切な対処や危険因子を避けることで症状をコントロールできます。

公開日: 2026年10月16日 05:14

腸内細菌叢を標的とする食事療法の課題と今後の道筋を整理した総説 研究論文OpenAlexカナダ

腸内細菌叢を標的とする食事療法の課題と今後の道筋を整理した総説

私たちの腸には多種多様な細菌がすみついており、その集まりは「腸内細菌叢(腸内マイクロバイオーム)」と呼ばれます。著者らによると、腸内細菌叢は健康や病気に関わることが確立されており、しかも食事によって変化させることができます。そのため、腸内細菌叢に働きかける食事療法は、治療法の候補として位置づけられつ…

公開日: 2026年10月16日 05:07

経口補水液の開発を見直す:スポーツ栄養の進歩を医療の水分補給へ生かす可能性を探った総説 研究論文OpenAlexカナダ

経口補水液の開発を見直す:スポーツ栄養の進歩を医療の水分補給へ生かす可能性を探った総説

経口補水液(ORS)は、体の水分と電解質(ナトリウムなど体液中のミネラル)を補うために作られた飲み物です。これを少量ずつ口から飲んで脱水を治療する方法は「経口補水療法(ORT)」と呼ばれます。点滴に比べて手軽で体への負担が少なく、自分でも行えるうえ、費用も一般に安く済みます。論文によると、これまでの…

公開日: 2026年10月14日 04:45

142年分の保存チーズから読み解く、スイス伝統チーズの微生物の移り変わり 研究論文OpenAlexカナダ

142年分の保存チーズから読み解く、スイス伝統チーズの微生物の移り変わり

チーズづくりは、自然に起こる発酵に頼っていた時代から、現在の標準化された製法へと長い歴史をたどってきました。研究チームによると、とりわけ大きな変化は直近の100年ほどの間に起きており、その背景には微生物学や製造技術の進歩があります。こうした変化はチーズの中にすむ細菌やウイルスの集まり(微生物群集)に…

公開日: 2026年10月13日 04:43

脂質の酸化による食品劣化を「におい」で捉える小型電子鼻:研究動向をまとめた総説 研究論文OpenAlexカナダ

脂質の酸化による食品劣化を「におい」で捉える小型電子鼻:研究動向をまとめた総説

油や肉、乳製品など脂質を多く含む食品では、脂質が酸素と反応して分解する「脂質酸化」が品質低下の大きな原因になります。酸化が進むと、アルデヒドやケトン、アルコール、炭化水素といった揮発性有機化合物(VOC、空気中に漂いやすい化学物質)が生じ、いわゆる油の酸っぱいにおい(酸敗臭)や風味の悪化、日持ちの短…

公開日: 2026年10月12日 10:39

栄養学を学ぶ大学生は国の食事ガイドに沿って食べていたか:旧カナダ食事ガイドを基準にした食事記録の分析 研究論文OpenAlexカナダ

栄養学を学ぶ大学生は国の食事ガイドに沿って食べていたか:旧カナダ食事ガイドを基準にした食事記録の分析

大学生になると一人暮らしを始め、食費のやりくりや調理、日々の自己管理を自分で担うようになります。著者らは、こうした変化によって大学生の食生活が不十分になりやすいと考えました。これまでの研究でも、朝食を抜く、ファストフードや加工度の高い食品、砂糖入り飲料をよくとるといった傾向が大学生に多いと報告されて…

公開日: 2026年10月12日 05:10

体を覆う服装と血中ビタミンD濃度の関係を調べた系統的レビュー 研究論文OpenAlexカナダ

体を覆う服装と血中ビタミンD濃度の関係を調べた系統的レビュー

ビタミンDは骨の健康や免疫の働きなどに関わる栄養素です。食事からもとれますが、多くは皮膚が日光の紫外線B(UVB)を浴びることで体内で作られます。著者らによると、ビタミンDの不足は世界で約10億人に及ぶと推定される身近な健康課題です。

公開日: 2026年10月12日 04:51

ビタミンB1・B2・B3・B6の食事からの摂取量と胃がんの関係:国際共同データを統合した解析 研究論文OpenAlexカナダ

ビタミンB1・B2・B3・B6の食事からの摂取量と胃がんの関係:国際共同データを統合した解析

胃がんは今も世界的に大きな健康課題です。ピロリ菌感染のほか、塩蔵食品、赤肉や加工肉、飲酒などの食習慣が危険因子として知られていますが、ビタミンなどの微量栄養素がどう関わるかについては、これまでの研究結果が一致していませんでした。

公開日: 2026年10月11日 08:40