研究論文紹介記事一覧

発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る

食事の内容やとり方はパーキンソン病の薬の効き方にどう関わるか――研究知見を整理した総説 研究論文DOAJ

食事の内容やとり方はパーキンソン病の薬の効き方にどう関わるか――研究知見を整理した総説

パーキンソン病は、脳内で神経伝達物質ドーパミンをつくる神経細胞が徐々に失われ、手足のふるえ、筋肉のこわばり、動作の遅さなどが現れる進行性の病気です。治療の中心は薬で、とくに脳内でドーパミンに変わる「レボドパ」が最も効果の高い標準薬とされています。

公開日: 2026年10月19日 23:17

ヒマラヤの伝統的な酒造りの種「ダエリ」の成分と微生物を調べた研究 研究論文DOAJインド

ヒマラヤの伝統的な酒造りの種「ダエリ」の成分と微生物を調べた研究

インド北西部ヒマラヤ地域には、地域の人々が受け継いできた発酵食品や酒が数多くあります。その一つが、ヒマーチャル・プラデーシュ州バルマウル地方のガッディ族がつくる米の酒「スール」です。スールは集まりや季節の祭り、儀礼の場で飲まれ、地域の暮らしと深く結びついています。

公開日: 2026年10月18日 21:30

日本の学校給食が直面する課題 政策文書と報道から整理した研究 研究論文DOAJインドネシア

日本の学校給食が直面する課題 政策文書と報道から整理した研究

日本の学校給食は、栄養を満たすだけでなく、食に関する教育や子どもの健康、学校での人との関わりを支える仕組みとして、海外からも成功例と見なされてきました。主に小中学校で実施され、人件費や設備などの運営費は行政が負担し、食材費は保護者が負担するのが基本です。国(文部科学省)が基準や方針を定め、都道府県や…

公開日: 2026年10月16日 20:53

アルゼンチンの炎症性腸疾患患者の食事内容を調べた研究:食事量の差より「何から栄養をとるか」の違いが候補に 研究論文DOAJアルゼンチン

アルゼンチンの炎症性腸疾患患者の食事内容を調べた研究:食事量の差より「何から栄養をとるか」の違いが候補に

炎症性腸疾患(IBD)は、免疫の働きが乱れて消化管に慢性的な炎症が起きる病気の総称で、主に潰瘍性大腸炎とクローン病の二つに分けられます。潰瘍性大腸炎は大腸と直腸の粘膜に炎症が連続して広がり、クローン病は消化管のどこにでも、腸の壁の深い層まで及ぶ炎症が飛び飛びに起こるのが特徴です。食事は病気の発症や経…

公開日: 2026年10月15日 17:23

栄養・感染・鉄補給の接点から鉄の体内バランスを整理した総説 研究論文DOAJトルコ

栄養・感染・鉄補給の接点から鉄の体内バランスを整理した総説

鉄は、酸素を運ぶヘモグロビンの材料になるほか、細胞のエネルギー産生、DNAの合成、免疫の調節、多くの酵素の働きに関わる必須の微量栄養素です。一方で、鉄が不足すると貧血などにつながり、多すぎても酸化反応を通じて体に害を及ぼし得ます。そのため体内の鉄の量と分布(鉄恒常性)は、腸からの吸収、古くなった赤血…

公開日: 2026年10月15日 17:18

相変化材料は食品の低温流通をどう支えるか:食品包装への応用を整理した総説 研究論文DOAJイラン

相変化材料は食品の低温流通をどう支えるか:食品包装への応用を整理した総説

肉、魚介類、乳製品、生鮮青果などの傷みやすい食品は、保管、輸送、店頭陳列の各段階で温度が変わると品質が落ちやすくなります。冷蔵を途切れさせずに食品を届ける仕組みは「コールドチェーン(低温流通)」と呼ばれます。著者らは、この流れの中で短時間の温度上昇や冷蔵の一時的な中断が起きただけでも、微生物の増殖、…

公開日: 2026年10月15日 17:08

生成AIが作った献立をトルコの食事指針と比べる:栄養、超加工食品、費用、炭素排出量の検証 研究論文DOAJトルコ

生成AIが作った献立をトルコの食事指針と比べる:栄養、超加工食品、費用、炭素排出量の検証

献立づくりにChatGPTやGeminiのような生成AIを使う場面が増えています。しかし、AIが作る献立がどこまで国の食事指針に沿っているかは、まだ十分に分かっていません。栄養が足りているか、加工度の高い食品がどれほど含まれるか、費用や環境への負荷はどうかといった点も同様です。研究チームはこの点を確…

公開日: 2026年10月15日 16:58

茯磚茶を毎日飲むと血中脂質や血管の働き、腸内細菌はどう変わるか:健康な成人を対象とした12週間の予備的ランダム化比較試験 研究論文DOAJ中国

茯磚茶を毎日飲むと血中脂質や血管の働き、腸内細菌はどう変わるか:健康な成人を対象とした12週間の予備的ランダム化比較試験

糖尿病、肥満、脳卒中、心臓病などをまとめた「心代謝疾患」は、世界で慢性疾患による病気や死亡の主な原因です。その予防と管理では食事の工夫が基本とされています。ただし食習慣は地域ごとに大きく違うため、その土地の食生活になじむ食品を見つけることが課題になっています。

公開日: 2026年10月15日 16:54

サウジの伝統菓子クレイジャに、スーダンの発酵ソルガム食品フル・ムルを加えた研究 研究論文DOAJサウジアラビア

サウジの伝統菓子クレイジャに、スーダンの発酵ソルガム食品フル・ムルを加えた研究

クレイジャは、サウジアラビアのカシーム地方で親しまれてきた伝統的な焼き菓子です。小麦粉、砂糖、乳、油脂などで作った生地に、香辛料を効かせた甘い詰め物を包んで焼きます。外側はさくっとし、中はしっとりとした食感が特徴です。

公開日: 2026年10月14日 23:38

低分子化したフコイダンは高脂肪食マウスの肥満と腸内細菌にどう影響するか:元のフコイダンとの比較研究 研究論文DOAJ中国

低分子化したフコイダンは高脂肪食マウスの肥満と腸内細菌にどう影響するか:元のフコイダンとの比較研究

脂肪の多い食事を長く続けると、体に脂肪がたまりやすくなります。腸内細菌の構成やその代謝物にも乱れが生じ、肥満や関連する代謝の不調につながると考えられています。このため、食品成分で腸内細菌とその代謝物を整えるという考え方が注目されてきました。

公開日: 2026年10月14日 23:32

ビール粕のポリフェノールを麹菌発酵と高温抽出で取り出し、脂質ナノ粒子に包む研究 研究論文DOAJブラジル

ビール粕のポリフェノールを麹菌発酵と高温抽出で取り出し、脂質ナノ粒子に包む研究

ビールを造ると、麦芽を煮出した後の搾りかすである「ビール粕」が大量に出ます。著者らによると、ビール粕はビール製造で生じる廃棄物の85%を占め、ビール100リットルあたり約20キログラムの湿ったビール粕が発生します。多くは家畜の飼料に回されるか埋め立てられています。

公開日: 2026年10月14日 23:28

ビートの皮の抽出液で、アレルゲン性を抑えた乳糖分解ヨーグルトの抗酸化能を高める試み 研究論文DOAJハンガリー

ビートの皮の抽出液で、アレルゲン性を抑えた乳糖分解ヨーグルトの抗酸化能を高める試み

牛乳のたんぱく質は代表的な食物アレルゲンのひとつで、乳糖が体質に合わない人もいます。そこで、酵素でたんぱく質を分解したり乳糖を分解したりして、こうした人にも食べやすい乳製品をつくる研究が進められています。ただし著者らは以前の研究で、たんぱく質を酵素で分解してから乳酸菌で発酵させると、発酵乳製品の抗酸…

公開日: 2026年10月14日 23:25