研究論文紹介記事一覧

発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る

尿のナトリウム・カリウム比を目安にした減塩支援は、地域の高血圧患者の血圧と食塩摂取量を下げたか――中国農村部での比較試験 研究論文OpenAlex中国

尿のナトリウム・カリウム比を目安にした減塩支援は、地域の高血圧患者の血圧と食塩摂取量を下げたか――中国農村部での比較試験

塩分のとり過ぎは心臓や脳の血管の病気のリスクを高めます。中国では食塩の多くが家庭の調理から来ており、とくに研究の舞台となった山東省は、漬物などをよく食べる塩分の多い食習慣で知られています。中国には高血圧患者を地域で継続的に管理する公的な保健サービスがあり、減塩指導も含まれています。しかし研究チームは…

公開日: 2026年10月20日 04:59

チャドのメトホルミン治療中の2型糖尿病患者におけるビタミンD欠乏と腎機能低下の関連 研究論文OpenAlexカメルーン

チャドのメトホルミン治療中の2型糖尿病患者におけるビタミンD欠乏と腎機能低下の関連

2型糖尿病は、血糖値が高い状態が続く慢性の病気です。その合併症の中でも、腎臓の働きが徐々に落ちていく慢性腎臓病は特に深刻で、治療の負担も大きいことが知られています。著者らによると、チャドを含むアフリカの多くの国では早期の検査や腎臓専門の医療を受けにくく、診断が遅れやすいといいます。そのため、腎機能低…

公開日: 2026年10月20日 04:55

葉酸を過剰に加えると頭頸部がん細胞のDNAメチル化と体内時計遺伝子はどう変わるか:培養細胞を用いた探索的研究 研究論文OpenAlexカナダ

葉酸を過剰に加えると頭頸部がん細胞のDNAメチル化と体内時計遺伝子はどう変わるか:培養細胞を用いた探索的研究

葉酸(ビタミンB9)は、DNAの材料づくりや、DNAに「メチル基」という小さな目印を付ける反応(DNAメチル化)に関わる栄養素です。サプリメントなどに使われる合成型を、ここでは葉酸と呼びます。DNAメチル化は遺伝子のスイッチのオン・オフに関わる仕組みの一つです。葉酸はこの目印の材料の供給に関係してい…

公開日: 2026年10月18日 06:20

長江デルタ地域の包装食品に含まれるナトリウム量を中国とWHOの目標値と比べた調査 研究論文OpenAlex中国

長江デルタ地域の包装食品に含まれるナトリウム量を中国とWHOの目標値と比べた調査

食塩の主成分であるナトリウムのとりすぎは、循環器疾患などの慢性疾患と関係する食事上の大きなリスク要因とされています。研究チームによると、中国では家庭で料理に加える塩は減ってきた一方、外食や加工食品からの摂取が増え、成人の大半が推奨上限を超えてナトリウムをとっている状況が続いています。なかでも、袋や箱…

公開日: 2026年10月18日 05:11

インドネシアの高校1年生女子における食事パターンと貧血の関連を調べた研究 研究論文OpenAlexインドネシア

インドネシアの高校1年生女子における食事パターンと貧血の関連を調べた研究

思春期の女子は、急速な成長や月経による出血、食事内容の偏りなどから鉄が不足しやすく、貧血になりやすい時期にあるとされています。貧血とは、血液中で酸素を運ぶヘモグロビンの濃度が基準値を下回る状態で、疲れやすさや集中力の低下などにつながる可能性があります。

公開日: 2026年10月17日 22:38

インドに多いビタミンB12欠乏 50年分の研究を整理した総説 研究論文OpenAlexインド

インドに多いビタミンB12欠乏 50年分の研究を整理した総説

ビタミンB12は、DNAの合成、赤血球をつくる働き、神経を包む被膜(ミエリン)の維持に欠かせない栄養素です。自然界では細菌などの微生物だけが合成でき、人は主に肉、魚、卵、乳といった動物性食品から取り入れます。不足すると、大型の未熟な赤血球が増えるタイプの貧血、末梢神経の障害、認知機能の低下などが起こ…

公開日: 2026年10月17日 21:58

鉄を強化したササゲの栄養と機能性に関する研究をまとめた総説 研究論文OpenAlexブラジル

鉄を強化したササゲの栄養と機能性に関する研究をまとめた総説

ササゲは、ブラジル北東部のように栄養不足や気候変動で農業生産が不安定になりやすい地域で、食料と栄養の確保に重要な豆です。ビタミンやミネラルが不足する「隠れた飢餓」は世界で広くみられ、なかでも鉄欠乏は12億人以上に影響し、とくに女性と5歳までの子どもに多いとされます。

公開日: 2026年10月17日 06:16

妊娠中の鉄欠乏性貧血をめぐる食事・危険因子・予防策の総説 研究論文OpenAlexナイジェリア

妊娠中の鉄欠乏性貧血をめぐる食事・危険因子・予防策の総説

貧血とは、赤血球の数や、酸素を運ぶたんぱく質であるヘモグロビンの濃度が下がり、体の組織へ十分に酸素を届けにくくなる状態です。そのうち、体内の鉄が不足して起こるものを鉄欠乏性貧血と呼びます。著者らによると、鉄欠乏性貧血は妊娠中の貧血のおよそ半数を占めます。特に資源の限られた地域で、多くの妊婦が影響を受…

公開日: 2026年10月17日 05:54

原因不明の発熱を繰り返した52歳女性で、重いビタミンD欠乏が見つかった症例報告 研究論文OpenAlex中国

原因不明の発熱を繰り返した52歳女性で、重いビタミンD欠乏が見つかった症例報告

検査を重ねても原因が分からない発熱は「不明熱」と呼ばれ、診断が難しい状態として知られています。感染症、膠原病などの自己免疫疾患、血液のがんを含む腫瘍が代表的な原因の候補ですが、それらを調べ尽くしても答えが出ないことがあります。

公開日: 2026年10月16日 22:06

栄養・感染・鉄補給の接点から鉄の体内バランスを整理した総説 研究論文DOAJトルコ

栄養・感染・鉄補給の接点から鉄の体内バランスを整理した総説

鉄は、酸素を運ぶヘモグロビンの材料になるほか、細胞のエネルギー産生、DNAの合成、免疫の調節、多くの酵素の働きに関わる必須の微量栄養素です。一方で、鉄が不足すると貧血などにつながり、多すぎても酸化反応を通じて体に害を及ぼし得ます。そのため体内の鉄の量と分布(鉄恒常性)は、腸からの吸収、古くなった赤血…

公開日: 2026年10月15日 17:18

カリウムを加えた減塩用の塩は高血圧予備群の血圧にどう関わるか:ナイジェリアの病院での8週間の検討 研究論文OpenAlexナイジェリア

カリウムを加えた減塩用の塩は高血圧予備群の血圧にどう関わるか:ナイジェリアの病院での8週間の検討

血圧が高めの状態は、本格的な高血圧や心臓・血管の病気につながる重要な危険因子とされています。食塩に含まれるナトリウムのとり過ぎは血圧を上げる要因の一つであり、一方でカリウムを多くとると体からナトリウムが排出されやすくなり、血圧の低下につながる可能性があると考えられています。世界保健機関(WHO)も、…

公開日: 2026年10月15日 07:19

リポソーム型ビタミンD3製剤と一般的な錠剤の短期的な吸収を比べた臨床試験 研究論文OpenAlexオーストラリア

リポソーム型ビタミンD3製剤と一般的な錠剤の短期的な吸収を比べた臨床試験

ビタミンDは、カルシウムやリンの調節、骨の健康、免疫や代謝など、体内の多くの働きに関わる栄養素です。一方で、ビタミンD不足は世界的に珍しくありません。サプリメントで最もよく使われる形はビタミンD3(コレカルシフェロール)です。ただし、飲んだ量がどれだけ体内に取り込まれるかには個人差があり、製剤のつく…

公開日: 2026年10月15日 07:02