研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
血液中のマグネシウムと食事からのマグネシウムは同じことを示すのか――サウジアラビアの10代を対象にした心血管・代謝指標との関連の検討
マグネシウムは体内で300以上の酵素反応に関わる必須ミネラルで、糖や脂質の代謝、心臓や血管の働きに関係することが知られています。医療現場では血液(血清)中のマグネシウム濃度を測ることが一般的ですが、血清中にあるのは体全体のマグネシウムのおよそ0.3%にすぎません。体は血中濃度を一定に保とうと強く調節…
公開日: 2026年10月20日 07:07
ココナッツオイルとMCTオイルは同じではない:中鎖脂肪酸の代謝作用を整理した総説
ココナッツオイルと、そこから成分を絞り込んで作られるMCTオイル(中鎖脂肪酸油)は、似た油として扱われることが少なくありません。この総説の著者は、両者は脂肪酸の組成、吸収の経路、体内での処理のされ方が大きく異なり、代謝への影響も同じではないと指摘しています。
公開日: 2026年10月16日 06:14
赤トウガラシの種子タンパク質を、微細化処理とパルス電界処理の組み合わせで改質する試み
赤トウガラシを加工すると大量の種子が残りますが、その多くは十分に活用されていません。論文によると、先行研究ではトウガラシの種子はおよそ16〜21%のタンパク質を含み、必須アミノ酸も多いことが報告されており、植物性タンパク質の供給源として期待されています。
公開日: 2026年10月15日 06:26
サウジの伝統菓子クレイジャに、スーダンの発酵ソルガム食品フル・ムルを加えた研究
クレイジャは、サウジアラビアのカシーム地方で親しまれてきた伝統的な焼き菓子です。小麦粉、砂糖、乳、油脂などで作った生地に、香辛料を効かせた甘い詰め物を包んで焼きます。外側はさくっとし、中はしっとりとした食感が特徴です。
公開日: 2026年10月14日 23:38
コーヒー由来ポリフェノールを結合させた乳ペプチドの性質変化と、ルテインの光安定性への影響
ペプチドは、アミノ酸が短くつながった物質です。乳に含まれるタンパク質から得られるペプチドは、食品素材として利用されています。研究チームは、こうした乳由来のペプチドに、コーヒーに多く含まれるポリフェノールの一種「クロロゲン酸」を化学的に結合させると、ペプチドの構造や性質がどう変わるかを調べました。
公開日: 2026年10月12日 09:32
セレンを含むカツオのナゲットを開発し、心筋症患者の食事に取り入れた探索的研究
魚介類は、良質なたんぱく質やオメガ3脂肪酸、ミネラルなどを同時にとれる食品です。なかでもセレンは、体内で酸化ストレスから身を守る酵素(セレンたんぱく質)の働きに必要な微量ミネラルです。近年は、こうした栄養素をサプリメントで単独にとるより、食品の形でとることへの関心が高まっています。
公開日: 2026年10月12日 06:19
栄養知識は超加工食品を食べる行動とどう関わるか:サウジアラビアの大学生を対象にした調査
炭酸飲料、インスタント麺、スナック菓子、ナゲットなど、工業的に強く加工された「超加工食品」は手軽で安く、おいしいことから、世界的に食事の中で占める割合が高まっています。先行研究では、超加工食品を多く摂ることと心血管・代謝系の病気などとの関連が報告されており、人々がなぜこうした食品を選ぶのかを理解する…
公開日: 2026年10月12日 06:09
サウジアラビアで市販されているボトル入り飲料水に含まれるPFASを調べた研究
PFAS(ペルフルオロアルキル化合物およびポリフルオロアルキル化合物)は、環境中で分解されにくく長く残る化学物質の総称です。広い範囲で見つかること、環境に残り続けること、健康に悪影響を及ぼす可能性があることから、関心が高まっています。飲料水はそのまま飲まれるうえ、食品や飲料の原料や製造工程にも広く使…
公開日: 2026年10月11日 08:47
人工甘味料への態度で3つのグループ サウジアラビアの成人を対象とした調査
砂糖の代わりに使われる人工甘味料は、食生活が急速に変化しているサウジアラビアなどの地域で利用が広がっています。一方で、長期的な健康への影響については研究結果が一致しておらず、科学的な議論が続いています。研究チームは、こうした状況で人々が人工甘味料をどう受け止めているのか、その受け止め方には人によって…
公開日: 2026年10月10日 22:16
血液透析を受ける人の食事量は透析日と非透析日で違うのか――英国の単一施設で、透析日に自分で食べ物を持参した人と持参しなかった人を比較した研究
腎臓の働きがほぼ失われ、血液透析で治療を受けている人にとって、低栄養は病気の悪化や死亡と強く関係すると報告されています。米国の腎臓病診療指針(KDOQI)は、血液透析を受ける人に、体重1キログラムあたり1日25〜30キロカロリーのエネルギーと、1.0〜1.2グラムのたんぱく質をとることを勧めています…
公開日: 2026年10月10日 21:41
地中海食は代謝症候群を伴う精神疾患の入院患者の代謝・炎症指標にどう影響するか
精神疾患のある人は、メタボリックシンドロームを併せ持つことが少なくありません。メタボリックシンドロームとは、腹部の肥満、高血圧、高血糖、脂質異常などが重なった状態です。この場合、慢性的な炎症や酸化ストレス、代謝の乱れが加わり、心臓や血管、代謝に関わる病気のリスクが高まるとされています。
公開日: 2026年10月10日 06:21
脂肪肝の成人で、炎症の目安となる血液指標と血糖・コレステロール、食事の抗酸化栄養素の質との関係を調べた研究
非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)は、お酒をほとんど飲まない人の肝臓に脂肪がたまる病気で、世界で最も多い慢性の肝臓病とされています。肥満や糖尿病、脂質異常症などと深く関わり、体内の炎症や、活性酸素による細胞へのダメージ(酸化ストレス)が病気の進行に関わると考えられています。
公開日: 2026年10月07日 05:46