研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
タラガム配合のとろみ剤を加えたレンズ豆スープの流れ方と滑らかさ:嚥下障害向けの段階別評価
飲み込みに困難がある状態を嚥下障害といいます。高齢者に多く、脳卒中や認知症、筋力の低下などが背景にあります。食べ物や飲み物が気管に入る誤嚥や窒息、栄養不足や脱水につながることもあります。対策の一つが、食べ物や飲み物にとろみをつけて飲み込みやすくする「物性調整食」です。とろみの段階は、国際的な基準であ…
公開日: 2026年10月10日 06:46
黒コショウと白コショウの抽出物を比べる — 収率・成分・抗酸化と抗菌のはたらき
コショウ(Piper nigrum L.)は世界で広く使われる香辛料であり、同時に生物活性をもつ植物成分の供給源でもあります。著者らによると、コショウの辛味や価値は「オレオレジン」と呼ばれる油状の抽出物、アルカロイドのピペリン、精油といった成分に支えられています。オレオレジンとは、コショウの粉末から…
公開日: 2026年09月29日 07:33
レンズマメたんぱく質とキサンタンガムの複合体形成 ― pHシフトと超音波処理を組み合わせた研究
レンズマメから取り出したたんぱく質(レンズマメたんぱく質)は、水に溶けにくく、加熱に弱く、泡立ちにくいといった課題があると報告されてきました。論文の著者らは、その原因として、たんぱく質が丸く固く縮まった構造をとりやすく、粒子同士が集まって塊(凝集体)になりやすいこと、またポリフェノールやフィチン酸と…
公開日: 2026年09月25日 09:17
465本の嚥下研究を分析してわかったこと──「食品のかたさ・とろみ」を扱う論文の現状とは
ものを飲み込む力、いわゆる「嚥下(えんげ)」は、加齢や病気によって弱まることがあり、食事の安全に直結する重要なテーマです。研究の現場では、液体のとろみや食品のかたさ(テクスチャー)を変えたときに嚥下がどう変化するかを調べる論文が数多く発表されてきました。今回紹介するのは、そうした研究そのものを一段上…
公開日: 2026年08月23日 06:29
伝統的な植物性食品と持続可能な食事が心血管代謝疾患の予防に果たす役割とは―国際専門家グループによるコンセンサス声明を紹介
国連が掲げる「持続可能な開発目標(SDGs)」には、貧困や飢餓の解消、健康、教育、平等、気候変動対策など幅広いテーマが含まれています。今回紹介するのは、こうしたSDGsの達成と、心血管代謝疾患(心臓病や糖尿病など)をはじめとする慢性疾患の予防とを結びつけて論じた、国際栄養学会と第28回世界臨床栄養学…
公開日: 2026年07月08日 21:29