研究論文紹介記事一覧

発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る

菜食の人と雑食の人で血液中のサイトカイン濃度を比べた研究 研究論文OpenAlexセルビア

菜食の人と雑食の人で血液中のサイトカイン濃度を比べた研究

植物性食品を中心とした食事は、慢性的な炎症が関わる病気のリスクの低さや、炎症の目安として広く使われるC反応性タンパク質(CRP)の低さと関連することが報告されてきました。一方で、免疫細胞どうしの情報伝達を担うタンパク質である「サイトカイン」(インターロイキン、腫瘍壊死因子、インターフェロンなど)や、…

公開日: 2026年10月20日 22:19

イチゴ果汁に超音波と電気パルスを順に当てる非加熱処理:色素・色・品質への影響を調べた研究 研究論文OpenAlexセルビア

イチゴ果汁に超音波と電気パルスを順に当てる非加熱処理:色素・色・品質への影響を調べた研究

果汁の安全性と保存性を確保する標準的な方法は加熱殺菌(パスチャライゼーション)です。ただし熱をかけると、栄養や風味、色に関わる成分が損なわれることがあります。果汁が褐色に変わる褐変や、糖が分解してできるヒドロキシメチルフルフラール(HMF)という化合物の生成も起こりやすくなります。そこで、熱を使わな…

公開日: 2026年10月19日 11:12

ヨーロッパ4地域で発酵食品は誰がどれだけ食べているか――PIMENTO研究による大規模調査 研究論文OpenAlexセルビア

ヨーロッパ4地域で発酵食品は誰がどれだけ食べているか――PIMENTO研究による大規模調査

ヨーグルトやチーズ、パン、ワイン、ビール、コーヒー、チョコレートなど、微生物の働きを利用して作られる発酵食品は、ヨーロッパの食生活に深く根付いています。しかし、ヨーロッパ全体で人々がどの発酵食品をどれくらい口にしているのかを、同じ基準でまとめたデータはほとんどありませんでした。著者らによれば、これま…

公開日: 2026年10月16日 21:38

カボチャとその加工副産物に含まれる成分を、評価の確かさとともに整理した総説 研究論文OpenAlexセルビア

カボチャとその加工副産物に含まれる成分を、評価の確かさとともに整理した総説

カボチャは生のまま食べられるほか、ピューレ、ジュース、スープ、菓子の材料、スナック、種子油などに加工されています。加工の過程では、皮、種子、種皮、果汁やピューレを搾った後の繊維質の残りかす(搾りかす)、油を搾った後の種子のかす(プレスケーキ)が大量に出ます。これらは価値の低い残さとして扱われがちです…

公開日: 2026年10月16日 04:59

高麗人参(オタネニンジン)は認知機能を支える候補になり得るか――前臨床研究と臨床研究の知見を整理した文献レビュー 研究論文OpenAlexセルビア

高麗人参(オタネニンジン)は認知機能を支える候補になり得るか――前臨床研究と臨床研究の知見を整理した文献レビュー

記憶力、注意力、情報を処理する速さ、計画を立てて行動を組み立てる力(実行機能)などをまとめて「認知機能」と呼びます。学習や仕事、日々の生活の質を左右する大切な能力です。近年は脳の健康を支える手段として天然素材への関心が高まっており、その代表として多く研究されてきた植物がオタネニンジン(Panax g…

公開日: 2026年10月14日 04:41

食事由来ポリフェノールと心血管の健康:体内での吸収・代謝から臨床的な意味までを整理した総説 研究論文OpenAlexセルビア

食事由来ポリフェノールと心血管の健康:体内での吸収・代謝から臨床的な意味までを整理した総説

心筋梗塞や脳卒中などの心血管疾患は、世界の主要な死因です。論文は世界保健機関の推計として、年間およそ1790万人がこれらの病気で亡くなり、世界の死亡の32%を占めると紹介しています。生活習慣、とくに食事が多くの危険因子と関わることから、薬物治療に加えて食事による予防が重要な研究分野になっています。

公開日: 2026年10月06日 21:57

テヘランで流通する食用植物油のアフラトキシンB1濃度と摂取量を調べた研究 研究論文OpenAlexセルビア

テヘランで流通する食用植物油のアフラトキシンB1濃度と摂取量を調べた研究

食用油は日常的な食事に欠かせない食品ですが、原料となる油糧種子は収穫前後や輸送・保管の過程でカビが生えることがあります。そうしたカビ(アスペルギルス属)がつくる毒素の一つがアフラトキシンB1(AFB1)で、国際がん研究機関(IARC)はこれをグループ1の発がん性物質に分類しています。

公開日: 2026年09月25日 15:29

失神患者におけるイブキジャコウソウ精油の影響を調べた小規模臨床研究 研究論文OpenAlexセルビア

失神患者におけるイブキジャコウソウ精油の影響を調べた小規模臨床研究

立ちくらみや一過性の意識消失(失神)の背景には、自律神経系のはたらきの乱れ(自律神経機能障害)があることが少なくありません。自律神経系は、心拍や血圧のように意識して調節することのできない体のはたらきを担う神経のしくみで、その調節がうまくいかないと、立ち上がったときに血圧が下がる起立性低血圧などが起こ…

公開日: 2026年09月24日 09:02

発酵食品と健康をめぐる研究の現状と課題を整理した「戦略ロードマップ」 研究論文DOAJセルビア

発酵食品と健康をめぐる研究の現状と課題を整理した「戦略ロードマップ」

発酵食品は、生きた微生物や発酵によって生まれる代謝産物、そして微生物の働きで変化した食品そのものの構造(食品マトリックス)をもたらすことから、健康的な食事の一部として注目を集めています。しかし著者らによれば、その健康への効果を支える科学的根拠はばらつきが大きく、現在の知見を規制上の判断や公衆衛生上の…

公開日: 2026年09月18日 17:27

レタスの葉についた大腸菌のバイオフィルムに、植物の精油はどこまで効くか 研究論文OpenAlexセルビア

レタスの葉についた大腸菌のバイオフィルムに、植物の精油はどこまで効くか

レタスなどの葉物野菜は加熱せずに食べられることが多く、大腸菌(Escherichia coli)などの食中毒菌が付着したままだと健康被害につながるおそれがあります。論文の著者らは、2014年から2021年のあいだに葉物野菜に関連する食中毒の集団発生が78件確認され、レタスがしばしば原因食品として挙げ…

公開日: 2026年09月17日 08:27

シダ植物コウザキシダ属「アスプレニウム・ケテラク」の2種類の抽出物を比較した研究 研究論文OpenAlexセルビア

シダ植物コウザキシダ属「アスプレニウム・ケテラク」の2種類の抽出物を比較した研究

研究チームは、シダ植物の一種であるラスティバック・ファーン(Asplenium ceterach L.)から得られる成分に、どのような生物活性があるのかを調べました。この植物の胞子体から、抽出に使う溶媒を変えて2種類の抽出物をつくり、それぞれの性質を比べるという方法をとっています。

公開日: 2026年09月17日 06:16

プラムの品種や樹の仕立て方、収穫時期は果実の栄養成分にどう影響するのか 研究論文OpenAlexセルビア

プラムの品種や樹の仕立て方、収穫時期は果実の栄養成分にどう影響するのか

プラム(西洋スモモ)は栄養価の高い果物として親しまれていますが、味や品質にばらつきがあることが消費者の満足度を下げる一因になっているといわれます。今回紹介する研究は、プラムの化学組成、つまりポリフェノールや有機酸、糖類、糖アルコールといった成分の含まれ方が、品種・樹冠の仕立て方(トレーニングシステム…

公開日: 2026年09月07日 05:26