研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
ニュージーランドの4歳半児における食事パターンと過剰な体脂肪の関連を調べた研究
ニュージーランドは子どもの肥満の割合が世界的にも高い国の一つとされています。幼いころからの健康的な食事は、子どもの肥満予防の土台として国際的に推奨されています。一方で、同国では幼児の食事全体の質と体重との関係を示す全国的なデータが限られていました。
公開日: 2026年10月16日 21:34
有色米の加工に超音波をどう使えるか――アントシアニンの保持と抽出をめぐる総説
黒米や赤米のような有色米には、アントシアニンと呼ばれる色素をはじめ、ポリフェノールの仲間である生理活性成分が含まれています。アントシアニンは植物の赤や紫の色のもとになる色素です。
公開日: 2026年10月14日 04:51
ニュージーランドの元オリンピック・コモンウェルスゲームズ代表選手は、高齢期に何を食べているのか
若い頃にトップレベルで競技をしていた人は、引退して高齢になったあとも食生活に恵まれているのでしょうか。この論文の研究チームは、オリンピックやコモンウェルスゲームズ(英連邦諸国を中心とする総合競技大会)にニュージーランド代表として出場した経験を持つ高齢の元選手を対象に、日々の食事から何をどれだけとって…
公開日: 2026年10月12日 10:10
植物性中心の食事をする女性と雑食の女性で、「慰めの食べ物」への欲求はどう違うか
気分が落ち込んだときなどに心の慰めとして食べたくなる料理や食品は「コンフォートフード(慰めの食べ物)」と呼ばれます。チョコレートやポテトチップスのように、甘さや脂肪、炭水化物が多く、なめらかさや温かさといった心地よい風味や食感を持つものが多いとされています。こうした食べ物への欲求には心理的な働きと体…
公開日: 2026年10月12日 05:04
牧草飼育の赤身肉と植物由来の代替肉、健康的な食事の中での比較 10週間の無作為化食事介入研究
果物や野菜、全粒穀物、豆類などを中心とする健康的な食事に、赤身肉(牛肉や羊肉)をどの程度取り入れるのが望ましいかは、いまも議論が続いています。観察研究では赤身肉の摂取量が多いほど慢性疾患のリスクが高いという関連が報告されてきました。しかし著者らは、他の要因の影響や、加工肉と未加工肉が一緒に扱われがち…
公開日: 2026年10月07日 05:21
スリランカの都市部女性に聞いた雑穀の認知と食べ方
研究チームは、家庭で食べるものの選択に重要な役割を担う都市部の女性に着目し、スリランカで十分に利用されていない雑穀について、知識や意識、食べ方を調べました。対象としたのは、シコクビエ、アワ、キビ、コドビエの4種類です。
公開日: 2026年10月05日 05:59
中国のコンブ養殖を支える構造と、機械化・沖合展開の課題
中国のコンブ養殖を機械化し、波や流れの強い沖合へ広げるには、何を変える必要があるのでしょうか。著者らは、養殖する海藻そのものではなく、それを支えるロープ、浮き、海底への固定設備に着目し、既存の文献や事例を整理しました。対象はマコンブの一種であるSaccharina japonicaの養殖施設です。
公開日: 2026年10月04日 15:48
小麦粉にえんどう豆たんぱく質を加えた3Dプリント用「食品インク」——添加剤なしで粘りと造形精度を調べた研究
食品の3Dプリントでは、ペースト状の材料をノズルから押し出して積み上げ、立体的な形を作ります。この材料を研究では「インク」と呼びます。植物由来でたんぱく質を多く含むインクは関心を集めていますが、たんぱく質を加えることでインクの流れやすさ・形の保ちやすさ(レオロジー特性)がどう変わり、印刷した形がどれ…
公開日: 2026年10月02日 08:25
霊芝菌糸体を乳酸菌で発酵させると何が変わるか——うま味と抗酸化力の変化を追った研究
霊芝(レイシ、学名 Ganoderma lucidum)は「霊芝(リンジー)」として中国で古くから用いられてきたキノコで、多糖類やトリテルペン類といった成分を含みます。ただし著者らは、このトリテルペン類が強い苦味と渋味のもとになっており、食品としての利用が広がりにくい原因になっていると述べています。
公開日: 2026年09月30日 07:53
牛乳の脂肪球膜からコレステロールを除き植物ステロールに置き換えると何が起きるか
牛乳の中で脂肪は「脂肪球」という小さな粒として存在し、その表面は乳脂肪球膜(MFGM)と呼ばれる薄い膜で覆われています。この膜にはコレステロールが含まれており、膜の中で脂質が規則正しく並んだ領域(液体秩序ドメイン)をつくる役割を担うと考えられています。
公開日: 2026年09月27日 06:18
リョクトウ由来のタンパク質繊維で乳タンパク質ゲルを強くする——中性条件での複合ゲル研究
食品の多くは、タンパク質が加熱によって網目状の構造をつくり、水を抱え込んで固まる「ゲル」としての性質を利用しています。乳由来のホエイタンパク質分離物(WPI、乳清タンパク質を精製したもの)は、そうしたゲルをつくる代表的な素材です。ただし中性(pH7)付近の条件では、WPIだけを加熱してできるゲルは構…
公開日: 2026年09月27日 06:12
キウイフルーツの機能性成分をヨーグルトへ 天然溶媒による抽出と糖質分解酵素の試験管内評価
2型糖尿病は世界的に増え続けている健康課題です。国際糖尿病連合の報告として、論文は2024年時点で20〜79歳の成人およそ5億8900万人が糖尿病とともに生活しており、2050年には8億5300万人に達すると見込まれていることを紹介しています。既存の薬物療法は血糖管理に有効である一方、長期使用に伴う…
公開日: 2026年09月17日 11:35