研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
運動中の脱水は運動後のホエイプロテイン摂取後の血中アミノ酸の上昇を弱めるか――健康な若年男性での比較研究
ホエイプロテインは、牛乳由来のたんぱく質で、体内で作れない必須アミノ酸をそろって含み、なかでも分岐鎖アミノ酸(BCAA:ロイシン、イソロイシン、バリン)が多く、消化・吸収が速いことから、運動後の回復を目的に広く使われています。一方で、運動中は汗によって体の水分が失われ、練習中に体重の1%程度が失われ…
公開日: 2026年10月20日 05:51
サルコペニア肥満の高齢者を対象に、食事管理アプリを生活習慣プログラムに加えた効果を探る小規模試験
「サルコペニア肥満」とは、筋肉量の低下と体脂肪の過剰が同時に起きている状態を指します。著者らによると、世界の高齢者のおよそ11%が該当し、サルコペニアや肥満が単独の場合より、転倒、身体機能の障害、心臓や代謝の病気、死亡などのリスクが高いとされています。
公開日: 2026年10月19日 11:32
脳卒中後の嚥下調整食をどれだけ食べられたかと、退院時・90日後の生活機能との関連を調べた研究
脳卒中のあとには、飲み込む力が弱まる「嚥下障害」がよく起こります。嚥下障害があると、食べ物や飲み物が気管に入って起こる誤嚥性肺炎の危険が高まり、食事量が減って脱水や低栄養にもつながりやすくなります。そこで病院では、食べ物のかたさや粘り、まとまりやすさを調整した「嚥下調整食」がよく処方されます。
公開日: 2026年10月19日 05:21
入院中の高齢者が口から食べることを妨げる要因:環境・ケア・食事選択に関する統合的レビュー
高齢者が入院すると、栄養不良に陥りやすくなります。栄養不良とは、たんぱく質やエネルギー、微量栄養素の摂取が体の必要量に足りない状態で、筋力の低下などにもつながります。消化管が働き、飲み込む力も保たれている人にとって、栄養補給の基本は口から食べることです。しかし病院では、食事を口から十分にとることを妨…
公開日: 2026年10月18日 07:35
抗がん剤治療を外来で受ける患者の栄養リスクと、届いていない栄養支援
抗がん剤などの全身的ながん薬物療法を受けている患者では、栄養不良がよく見られます。栄養不良は、治療に耐えにくくなること、生活の質の低下、死亡の増加と関連することが知られています。それでも、外来での栄養状態のチェック(栄養スクリーニング)は推奨されているにもかかわらず、実施は医療現場によってまちまちで…
公開日: 2026年10月17日 05:42
高齢者の筋肉の健康とたんぱく質:筋力トレーニングと組み合わせた摂取の考え方を整理した文献レビュー
年齢を重ねると、体の生理や代謝の変化によって筋肉の量や働きが少しずつ失われていきます。筋肉量・筋力・身体機能が全身的に低下していく状態は「サルコペニア」と呼ばれます。論文はこの状態について、転倒や骨折、日常生活での介助の必要性、早期死亡のリスクを高めるものとして紹介しています。論文が引用する推計では…
公開日: 2026年10月16日 05:10
大腸がんの手術を控えた患者の栄養状態を多面的に調べた研究
がん患者では栄養不良がよく起こり、なかでも大腸がんを含む消化器のがんで多いことが知られています。研究チームは、手術前に栄養状態が悪いと術後の合併症や入院期間の長期化などにつながる恐れがあり、手術自体も炎症や代謝の負担を通じて栄養状態を悪化させうることから、手術前の段階で栄養の問題を見つけることが重要…
公開日: 2026年10月15日 06:46
高齢者の筋力トレーニング中、ベジタリアン食と肉や魚を含む食事でたんぱく質摂取量と筋肉量はどう違うか:IMPACT無作為化比較試験
植物性食品を中心とした食事は、生活習慣病などの非感染性疾患のリスク低下や環境の持続可能性の面で利点があるとされます。一方で、たんぱく質の摂取量が少なくなる可能性も指摘されています。年齢を重ねると筋肉量が減りやすくなるため、高齢者にとってたんぱく質を十分にとれるかどうかは重要な問題です。
公開日: 2026年10月15日 04:51
卵・肉・牛乳と体育の授業への積極的な参加はどう関係するか――マッカのインドネシア人学校での予備的調査
子どもや若者にとって、体育の授業は体を動かす習慣や運動への意欲を育てる重要な場です。ただし、生徒が授業に積極的に参加するかどうかは、時間割やカリキュラムだけでなく、楽しさ、自分はできるという感覚、先生の支え、仲間との関係など、さまざまな条件に左右されます。
公開日: 2026年10月14日 09:58
骨の弱さで受診した患者の食事からのカルシウム摂取量:乳がんの補助内分泌療法を受ける女性に注目した調査
カルシウムは骨の健康を保つうえで欠かせない栄養素ですが、世界の多くの国で摂取量が不足していると報告されています。一方、これまでの研究では、病気や薬の影響で骨がもろくなる「続発性骨粗鬆症」の人や、がんの既往がある人が対象から外されることが多くありました。そのため、骨折リスクが高いこうした人たちがどれだ…
公開日: 2026年10月14日 07:39
レバノンの高齢者における動物性・植物性たんぱく質の摂取量と骨格筋量の少なさの関連
年齢とともに筋肉の量や力、体を動かす能力が落ちていく状態はサルコペニアと呼ばれます。サルコペニアは骨折や虚弱のリスクの高まりと結びつき、生活機能の低下や障害、さらには死亡リスクの上昇にもつながるとされています。筋肉を保つにはたんぱく質を十分にとることが大切だと考えられています。しかし、肉や乳製品など…
公開日: 2026年10月13日 21:55
減量中に筋肉の健康を保つには――食事・運動、肥満手術、薬物療法の研究を整理した総説
肥満の治療では体重を減らすことが基本ですが、体重が減るときには脂肪だけでなく、脂肪以外の組織(除脂肪量)も減り、その中には骨格筋が含まれる可能性があります。骨格筋は血糖の調節やエネルギー消費に関わり、体を動かす力の土台でもあります。そのため著者らは、減量の成功を体重の減少量だけで判断せず、筋肉の量や…
公開日: 2026年10月12日 11:49