研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
「持続可能な食事」と健康影響の研究はどう行われてきたか:97件の研究を整理したスコーピングレビュー
環境への負荷が小さく、健康にもよい「持続可能な食事」への関心が高まっています。国連の持続可能な開発目標(SDGs)を背景に、食生活の見直しを政策に取り入れる動きもあり、各国の食事指針に持続可能性の観点を加える機関も出てきました。
公開日: 2026年10月16日 21:44
ヨーロッパ4地域で発酵食品は誰がどれだけ食べているか――PIMENTO研究による大規模調査
ヨーグルトやチーズ、パン、ワイン、ビール、コーヒー、チョコレートなど、微生物の働きを利用して作られる発酵食品は、ヨーロッパの食生活に深く根付いています。しかし、ヨーロッパ全体で人々がどの発酵食品をどれくらい口にしているのかを、同じ基準でまとめたデータはほとんどありませんでした。著者らによれば、これま…
公開日: 2026年10月16日 21:38
夜勤と過体重・肥満の関連を欧州8か国のオンライン調査で調べた研究
夜勤は、過体重や肥満のリスクが高いことと関連すると指摘されてきました。研究チームは、ヨーロッパの複数の国で、現在夜勤をしている人と過去に夜勤をしていた人の過体重・肥満の割合を、日勤の人と比べました。
公開日: 2026年10月15日 17:11
植物性発酵食品を「試食」すると食べる意向はどう変わるか:期待と実際の味の役割を調べた研究
植物性発酵食品の消費を増やすことは公衆衛生と環境の両面で有益とされていますが、欧米の肉を食べる人々の間では、その摂取量はまだ少ないままです。研究チームは、こうした食品を実際に味わう体験が「もっと食べよう」という意向にどう影響するかを調べました。
公開日: 2026年10月14日 08:01
病院の栄養ケアを看護師主導から臨床栄養士主導へ移したとき、何が変わったか――デンマークの呼吸器内科病棟での検討
入院患者の低栄養は、入院期間の長期化、予後の悪化、生活の質の低下、死亡率の上昇と関連することが知られています。そのため、入院時に栄養面のリスクがある患者を早く見つけ、適切に対応することが重要とされ、国際的な指針でも栄養リスクスクリーニング(入院患者が低栄養の危険を抱えているかを点数で判定する手順)が…
公開日: 2026年10月14日 05:26
32の腸内細菌培養を同時に進める大腸モデル「HUGS」の開発と検証
ヒトの腸には膨大な数の微生物がすみ、食物繊維を分解して酢酸、プロピオン酸、酪酸などの短鎖脂肪酸をつくっています。こうした腸内細菌の働きを人や動物を使わずに調べる方法として、腸の環境を試験管の中で再現する「in vitro腸モデル」が使われてきました。
公開日: 2026年10月12日 04:38
駆出率の保たれた心不全における運動・栄養・GLP-1薬:体重と筋機能をどう改善するかを整理した総説
著者らが取り上げたのは「駆出率の保たれた心不全(HFpEF)」です。心臓が血液を送り出す力の指標(左室駆出率)は保たれているのに、心臓が広がって血液をためる働き(拡張機能)が低下するタイプの心不全です。論文では、加齢に伴って筋肉量と筋力が落ちる「サルコペニア」がこの病気の進行に深く関わると述べていま…
公開日: 2026年10月09日 19:35
加えた砂糖を高甘味度甘味料に置き換えると食事全体の環境負荷はどう変わるか:オランダの高カロリー食を対象にした試算
食品や飲み物に加えられる砂糖のとりすぎは、肥満や糖尿病、むし歯などとの関連が指摘されています。その対策として、砂糖の数百倍の甘さを持ち、カロリーがほとんどない「高甘味度甘味料(非栄養性甘味料)」で甘みを補う方法が提案されています。ステビア由来の成分(ステビオール配糖体)やアスパルテーム、スクラロース…
公開日: 2026年10月09日 01:32
甘味を感じる受容体と血糖・体重調節の関わり
著者らは、甘味を感じる仕組みが、体内のエネルギーや体重の調節にどう関わるのかを検討しました。この論文は関連する知見を整理した総説で、甘味の受容体が通常の体の働きや糖尿病・肥満に果たす役割と、予防や治療の標的となる可能性を取り上げています。
公開日: 2026年10月05日 05:31
超加工食品に含まれるカリウム添加物を食品表示から調べた研究
慢性腎臓病(CKD)のある人では、血液中のカリウム濃度が高くなる高カリウム血症が問題になることがあります。その管理をめぐる栄養ガイドラインは、個々の状態に合わせてカリウム摂取量を調整する方法を重視しており、カリウムの少ない食品を選ぶことや、超加工食品を避けることが勧められてきました。超加工食品とは、…
公開日: 2026年10月03日 05:24
慢性腎臓病にともなう骨の弱りに、薬以外でできること――著者らが示した10の工夫
慢性腎臓病(CKD)は、腎臓の働きが長期にわたって低下した状態を指します。論文によれば、このCKDにともなう骨の弱り(CKD関連骨粗鬆症)は、CKDの患者さん全体のおよそ25%にみられます。腎機能の低下が進むほど起こりやすくなり、高齢の透析患者さんでは有病率が最大75%に達すると著者らは述べています…
公開日: 2026年10月02日 06:58
腹部手術後の自宅での栄養カウンセリング――研究の広がりを整理したスコーピングレビュー
腹部の手術を受けた患者は、手術後に十分な食事量をとれないことが少なくありません。著者らは、手術という身体への負担が代謝の要求を高める一方で、必要なエネルギーやたんぱく質を摂れない患者が多く、筋肉量の減少や身体機能の回復の遅れにつながりうると説明しています。特に消化や吸収を担う臓器そのものを扱う腹部手…
公開日: 2026年10月02日 05:28