研究論文紹介記事一覧

発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る

母乳栄養と粉ミルク栄養、乳児の視覚発達に違いはある? 電気生理学的検査による比較研究 研究論文OpenAlexエジプト

母乳栄養と粉ミルク栄養、乳児の視覚発達に違いはある? 電気生理学的検査による比較研究

赤ちゃんの発達において、母乳がさまざまな栄養面で注目されることは多いですが、「目の発達」との関係を調べた研究はあまり知られていません。母乳には網膜の発達や視覚の成熟に関わるとされる生理活性成分が豊富に含まれているといわれますが、粉ミルクの製造技術が進歩した現在でも、経済的な事情から標準的な粉ミルクが…

公開日: 2026年08月19日 01:32

とろみ調整食で栄養は本当に足りているのか?高齢者の嚥下障害と『摂取量ギャップ』を考える 研究論文OpenAlexイギリス

とろみ調整食で栄養は本当に足りているのか?高齢者の嚥下障害と『摂取量ギャップ』を考える

飲み込みにくさ(嚥下障害)を抱える高齢者は、長期療養の現場で決して珍しくありません。誤嚥(食べ物や飲み物が気管に入ってしまうこと)を防ぐために、食事は「テクスチャー変更食(TMF)」と呼ばれる、とろみをつけたりペースト状にしたりした形態に調整されることがよくあります。国際的な基準であるIDDSI(国…

公開日: 2026年08月19日 01:28

黒イチジク酢の超音波処理、機械学習で最適化しポリフェノールと抗酸化能を高めたと報告する研究 研究論文DOAJトルコ

黒イチジク酢の超音波処理、機械学習で最適化しポリフェノールと抗酸化能を高めたと報告する研究

お酢は昔から保存食や調味料として親しまれてきましたが、近年は原料由来のポリフェノール(抗酸化作用があるとされる植物由来の成分)を含む「機能性発酵食品」としても注目されています。黒イチジクを原料にした黒イチジク酢もそのひとつで、フェノール化合物や抗酸化成分を豊富に含むとされています。ただし、一般的な加…

公開日: 2026年08月18日 23:26

白サツマイモとエンドウ豆でつくる低GIフレーク——配合の違いが栄養と食感に与える影響とは 研究論文DOAJインドネシア

白サツマイモとエンドウ豆でつくる低GIフレーク——配合の違いが栄養と食感に与える影響とは

朝食用のフレーク製品といえば小麦やとうもろこしを原料にしたものが一般的ですが、近年は食物繊維やタンパク質を強化した「機能性」をうたう食品への関心が高まっています。今回紹介する研究は、白サツマイモ(Ipomoea batatas)と予備加熱したエンドウ豆(Pisum sativum)という、栄養的な特…

公開日: 2026年08月18日 17:27

発酵させた白芷・当帰が腸内環境を介して肌のくすみに関わる可能性、マウス実験で報告 研究論文DOAJ中国

発酵させた白芷・当帰が腸内環境を介して肌のくすみに関わる可能性、マウス実験で報告

白芷(びゃくし、Angelica dahurica)や当帰(とうき、Angelica sinensis)は、古くから食品や生薬として利用されてきた植物です。これらを口から摂取することで肌に良い影響が期待されるという伝承がある一方、その仕組みは科学的にはっきりしていませんでした。近年、乳酸菌などの微生…

公開日: 2026年08月18日 15:30

プーアル茶のしぼりかすを発酵させて食物繊維を改質する研究 研究論文DOAJ中国

プーアル茶のしぼりかすを発酵させて食物繊維を改質する研究

お茶を淹れたあとに残る「茶かす」は、これまで多くが廃棄されてきました。しかし茶かすには食物繊維などの成分が含まれており、これを有効活用できれば資源の無駄を減らせると期待されています。今回紹介する研究では、プーアル茶のしぼりかすを微生物で発酵させることで、食物繊維の性質を変化させ、より利用しやすい形に…

公開日: 2026年08月18日 15:29

貴州の発酵食品「紅酸湯」の品質を科学的に評価し、優れた乳酸菌を選び出す研究 研究論文DOAJ中国

貴州の発酵食品「紅酸湯」の品質を科学的に評価し、優れた乳酸菌を選び出す研究

中国貴州省には、トマトなどを乳酸発酵させて作る「紅酸湯」という伝統的な酸味調味料があります。地域や作り手によって風味や品質にばらつきがあることが知られていますが、その違いを科学的な指標で比較した研究はそれほど多くありません。今回紹介する論文は、貴州の異なる地域で作られた9種類の紅酸湯を対象に、味や香…

公開日: 2026年08月18日 15:27

観光開発と『地元の魚』の距離――プエルトリコ・クレブラ島の事例から考える沿岸コミュニティと食のアクセス 研究論文DOAJアメリカ

観光開発と『地元の魚』の距離――プエルトリコ・クレブラ島の事例から考える沿岸コミュニティと食のアクセス

魚介類は、沿岸地域に暮らす人々にとって単なる食材以上の存在です。栄養源であるだけでなく、生計を支え、地域の文化やアイデンティティとも深く結びついています。しかし「魚が獲れているかどうか」だけで、その恩恵を地元の人々が実際に享受できているかは決まりません。漁業権があり、海に魚がいても、価格や流通、住む…

公開日: 2026年08月18日 14:27

肥満のある女性への9か月間の個別栄養・行動プログラム、体重や食習慣に変化 ― 研究紹介 研究論文DOAJアルジェリア

肥満のある女性への9か月間の個別栄養・行動プログラム、体重や食習慣に変化 ― 研究紹介

肥満は世界的に増加が続く公衆衛生上の課題とされ、食事や生活環境、体質、心理面、社会経済的な要因など、さまざまな要素が絡み合って生じると考えられています。そのため、画一的な食事指導だけでは短期的な効果にとどまりやすいことが課題として指摘されてきました。今回紹介する研究は、こうした背景を踏まえ、一人ひと…

公開日: 2026年08月18日 09:27

抗生物質の代わりに『卵内プロバイオティクス』は使えるか——ブロイラー飼育での可能性を探った研究 研究論文Europe PMCカナダ

抗生物質の代わりに『卵内プロバイオティクス』は使えるか——ブロイラー飼育での可能性を探った研究

鶏肉の生産現場では、成長を促す目的で飼料に抗生物質を添加する方法が長く使われてきました。しかし、薬剤耐性菌の問題などを背景に、抗生物質に頼らない飼育法への関心が高まっています。その代替候補として近年注目されているのが「プロバイオティクス」、つまり健康に良い影響を与えるとされる微生物です。今回紹介する…

公開日: 2026年08月18日 06:27

カフェイン飲料を飲む「動機」は緑茶・コーヒーで違う?日本語版アンケートの検証研究 研究論文DOAJ

カフェイン飲料を飲む「動機」は緑茶・コーヒーで違う?日本語版アンケートの検証研究

コーヒーは眠気覚ましに、緑茶はほっと一息つくために——なんとなく、そんな飲み分けをしている人は多いのではないでしょうか。カフェインを含む飲み物を飲む理由(動機)を測るための「カフェイン摂取動機質問票(MCCQ)」という調査票が海外で作られていますが、これを日本語に翻訳して使ったところ、データへの当て…

公開日: 2026年08月17日 23:26

宇宙飛行中に腸内細菌の働きが変化? 血液成分から見えてきた宇宙飛行士の代謝の変化 研究論文DOAJデンマーク

宇宙飛行中に腸内細菌の働きが変化? 血液成分から見えてきた宇宙飛行士の代謝の変化

国際宇宙ステーション(ISS)での長期滞在は、宇宙飛行士の体にさまざまな変化をもたらすことが知られています。微小重力という特殊な環境は、消化管の働きにも影響を与える可能性がありますが、実際に体の中でどのような代謝の変化が起きているのかは、まだ十分に解明されていません。今回紹介する研究では、宇宙飛行士…

公開日: 2026年08月16日 21:27