研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
健康的な食事は「良いものだけ」ではない?食事の質と化学物質曝露の関係を探った米国調査
「健康的な食事を心がけましょう」と言われると、多くの人は野菜や魚、果物を積極的に摂ることを思い浮かべるでしょう。実際、こうした食品は栄養バランスの面で推奨されています。しかし食べ物は同時に、環境中の化学物質を体内に取り込む経路にもなり得ます。野菜には土壌由来の成分が、魚介類には海洋環境由来の物質が含…
公開日: 2026年07月10日 15:53
魚介類中心の食生活と脳梗塞後の回復に関連?ω-3・ω-6脂肪酸バランスに着目した観察研究
脳梗塞のなかでも、太い血管の動脈硬化が原因で起こるタイプ(大血管アテローム性脳梗塞)は、発症後の回復の程度に個人差が大きいことが知られています。リハビリや治療だけでなく、患者さんがそれまでどのような食生活を送ってきたかが、その後の経過に関係している可能性はあるのでしょうか。今回、中国・浙江省の2つの…
公開日: 2026年07月10日 15:49
モルドバの伝統的発酵乳から見つかった乳酸菌、大腸菌やリステリア菌を抑える力に注目
チーズやヨーグルトなどの発酵乳製品には、昔から乳酸菌の働きが関わっています。乳酸菌が作り出す物質の中には、他の微生物の増殖を妨げるものがあることが知られており、こうした性質は食品を安全に保存するための技術(生物学的保存、バイオプリザベーション)への応用が期待されています。今回紹介する研究では、モルド…
公開日: 2026年07月10日 07:26
植物性ミルク代替品、原料によって酸味も食感も栄養も違う? スロバキアの比較研究
豆乳やアーモンドミルクなど、動物性の乳を使わない「植物性乳代替品」はスーパーの棚でもすっかり見慣れた存在になりました。同じ「植物性ミルク」というくくりでも、原料が大豆なのかアーモンドなのかオーツ麦なのかによって、味や食感、栄養面に違いがあるのではないか——そんな素朴な疑問に取り組んだ研究が、食品栄養…
公開日: 2026年07月10日 07:25
小児の関節炎と腸内細菌の関係を探る:トルコの研究で見えてきた便中マイクロビオータの特徴
関節が腫れたり痛んだりする「若年性特発性関節炎(JIA)」は、子どもに起こる関節の病気の中でも代表的なものの一つです。近年、腸の中にすむ細菌たち、いわゆる「腸内マイクロビオータ」のバランスが、免疫のはたらきに影響を与え、さまざまな病気の背景に関わっているのではないかと注目されています。今回紹介する研…
公開日: 2026年07月10日 02:25
アフリカの主食タロイモ、生産量は世界一なのに研究では取り残されている?
タロイモ(サトイモ科、学名Colocasia esculenta)と聞いてピンとこない人も多いかもしれませんが、アフリカでは「ココヤム」とも呼ばれ、何百万もの人々の食料安全保障を支える重要な作物です。それにもかかわらず、研究の世界ではあまり注目されてこなかった「オーファンクロップ(見過ごされてきた作…
公開日: 2026年07月10日 01:25
サトウキビ由来の有機肥料で砂質土壌のナス栽培を改善できるか、圃場試験で検証
ナスやトマトなどの野菜づくりでは、土壌の肥沃度が収量や品質を大きく左右します。しかし、砂質土壌は保水力や養分保持力が乏しく、持続的な野菜生産にとって大きな制約となることが知られています。化学肥料に頼りすぎない形で、こうした砂質土壌を改良しながら収量や品質を高める方法はあるのでしょうか。今回紹介する研…
公開日: 2026年07月10日 00:28
サバクトビアブラムシではなくアブの幼虫を魚のエサに? ティラピア養殖でのBSFL活用を調べた研究
養殖業では魚を育てるためのエサとして、魚粉や魚油が広く使われています。しかしこれらは天然の魚を原料としているため、資源の持続可能性が課題になっているといわれています。近年、この代替として注目されているのが「アメリカミズアブ」というハエの仲間の幼虫(BSFL、Black Soldier Fly Lar…
公開日: 2026年07月09日 23:27
中国北部の健診受診者でビタミンD不足が半数近くに 生活習慣との関連を調査した研究
ビタミンDは骨の健康などに関わる栄養素として知られていますが、実は日光を浴びることで皮膚でも作られるという、他の栄養素とは少し違う性質を持っています。そのため、食事の内容だけでなく、屋外で過ごす時間や運動習慣といった「生活スタイル」が、体内のビタミンD量に影響するのではないかと考えられています。今回…
公開日: 2026年07月09日 23:26
ジャックビーン豆粉はティラピアの飼料になるのか? 添加量と成長・腸への影響を調べた研究
豆類やマメ科植物は、タンパク質や炭水化物を豊富に含むことから、家畜や養殖魚のエサ(飼料)の原料として注目されることがあります。中でも「ジャックビーン(Canavalia ensiformis)」は、栄養価の高さが知られながらも、あまり利用が進んでいない植物だとされています。もしこの豆を魚の飼料原料と…
公開日: 2026年07月09日 23:25
オカラを電気で加熱すると食肉ゲルの品質が変わる? 豆腐の副産物を活用する新研究
豆腐や豆乳を作るときに大量に出る副産物「オカラ」。食物繊維やタンパク質を含みながらも、多くは廃棄されているのが現状です。近年はこのオカラを食品の材料として再利用しようという研究が世界各地で進められています。今回紹介する論文は、オカラを「オーミック加熱(通電加熱)」という方法で処理したうえで、ハムやソ…
公開日: 2026年07月09日 22:31
フェヌグリークの成分と働きを整理した総説論文が公表
カレーの香りづけなどに使われるスパイス「フェヌグリーク」をご存じでしょうか。マメ科の一年草で、地中海地域やアジア、アフリカなど幅広い地域で栽培されており、料理だけでなく伝統的な民間療法でも古くから利用されてきた植物です。今回、このフェヌグリークについて、これまでの研究知見を幅広く整理した総説論文が学…
公開日: 2026年07月09日 22:30