研究論文紹介記事一覧

発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る

発芽と乳酸菌発酵で小麦粉の残留農薬を減らせるか——圃場試験から見えてきたこと 研究論文DOAJイタリア

発芽と乳酸菌発酵で小麦粉の残留農薬を減らせるか——圃場試験から見えてきたこと

小麦などの穀物に残る農薬の存在は、食の安全を考えるうえで見過ごせないテーマです。農薬は病害虫や雑草から作物を守るために欠かせない一方、収穫された穀粒にどの程度残るのかは、散布のタイミングや方法によって変わります。今回紹介する研究は、実際の圃場(畑)での散布試験と、その後の加工工程による低減効果を組み…

公開日: 2026年07月17日 13:36

キンマの葉に棲む内生菌が食中毒菌を抑える? 腸炎ビブリオへの多面的な抗菌作用を報告する研究 研究論文DOAJタイ

キンマの葉に棲む内生菌が食中毒菌を抑える? 腸炎ビブリオへの多面的な抗菌作用を報告する研究

植物の葉や茎の中には、宿主に害を与えずにひっそりと暮らす「内生菌(ないせいきん)」と呼ばれる微生物が存在することがあります。これらの内生菌は、植物と共生する中で抗菌作用を持つ化合物、特にフェノール性化合物を作り出すことが知られています。今回紹介する研究では、東南アジアなどで食用や薬用に使われる植物「…

公開日: 2026年07月17日 13:34

侵略的外来魚ティラピアの骨から高溶解性カルシウムを作る:前処理の工夫を検証した研究 研究論文DOAJタイ

侵略的外来魚ティラピアの骨から高溶解性カルシウムを作る:前処理の工夫を検証した研究

魚を加工する際には骨や皮など、食べずに捨てられてしまう部分がどうしても出てきます。こうした副産物を「もったいない」と捉え、新しい形で活用しようとする研究が世界各地で進められています。今回紹介するのは、タイの「すり身」生産の過程で発生する魚の骨を原料に、健康食品などに使える「バイオカルシウム」を作ろう…

公開日: 2026年07月17日 13:33

未利用スパイスの発酵で機能性は変わるのか——Dorstenia convexa根とMonodora myristica種子を調べた研究 研究論文DOAJスペイン

未利用スパイスの発酵で機能性は変わるのか——Dorstenia convexa根とMonodora myristica種子を調べた研究

アフリカなどで伝統的に使われながらも、栄養科学の研究があまり進んでいない「未利用スパイス」と呼ばれる植物素材があります。今回紹介する研究では、そうした素材のうちDorstenia convexa(ドルステニア・コンベクサ)の根とMonodora myristica(モノドラ・ミリスティカ)の種子とい…

公開日: 2026年07月17日 13:31

エモジン処理でコイの病原菌への抵抗力に変化 腸内細菌叢との関連を多角的に解析 研究論文OpenAlex中国

エモジン処理でコイの病原菌への抵抗力に変化 腸内細菌叢との関連を多角的に解析

魚の養殖では、細菌感染による病気の広がりが大きな課題になっています。中でもAeromonas hydrophila(エロモナス・ハイドロフィラ)という細菌は、養殖魚に腸炎を引き起こす代表的な病原体として知られており、水産物の安全性にも関わる存在です。これまで対策として抗生物質が使われてきましたが、耐…

公開日: 2026年07月17日 02:29

紅麹米の水抽出物が脂肪細胞の脂質蓄積を抑える仕組みとは?研究紹介 研究論文OpenAlex

紅麹米の水抽出物が脂肪細胞の脂質蓄積を抑える仕組みとは?研究紹介

紅麹(べにこうじ)は、米などをMonascus属のカビで発酵させて作られる、東アジアで古くから食品や調味料の色付けなどに利用されてきた発酵素材です。発酵の過程でさまざまな二次代謝産物が生み出されることが知られており、近年ではその水溶性成分が肥満や体重過多に対する代替的なアプローチとして注目され始めて…

公開日: 2026年07月17日 01:36

未利用の野菜「オオトゲウリ」に隠れた栄養価とは?46系統の比較から見えた育種のヒント 研究論文OpenAlexインド

未利用の野菜「オオトゲウリ」に隠れた栄養価とは?46系統の比較から見えた育種のヒント

インドの食卓に古くから親しまれてきながら、栄養面での研究があまり進んでいなかった野菜がある。ウリ科の「オオトゲウリ(Trichosanthes dioica Roxb.)」だ。緑色の細長い実をつけるこの野菜は、実は栄養価が高い可能性を秘めていながら、これまで「未利用(underutilized)」な…

公開日: 2026年07月17日 01:35

微細藻類ナンノクロロプシスから脂質もタンパク質も引き出す:細胞破砕法を比較する研究 研究論文OpenAlexポルトガル

微細藻類ナンノクロロプシスから脂質もタンパク質も引き出す:細胞破砕法を比較する研究

健康食品やサプリメントの原料として注目される微細藻類。オメガ3脂肪酸のEPAやタンパク質を豊富に含むことで知られていますが、実は培養コストの高さが実用化の壁になっているといいます。今回紹介する研究では、Nannochloropsis oceanica(ナンノクロロプシス・オセアニカ)という微細藻類か…

公開日: 2026年07月17日 01:34

赤ブドウの搾りかすをヤギの飼料に混ぜると、乳の質はどう変わる? 新研究が報告 研究論文OpenAlexスペイン

赤ブドウの搾りかすをヤギの飼料に混ぜると、乳の質はどう変わる? 新研究が報告

ワインづくりの過程では、ブドウを搾ったあとに大量の「果皮」が副産物として残ります。この赤ブドウ果皮には、ポリフェノールや食物繊維、糖分、脂質、トリテルペンといった生理活性成分が豊富に含まれていることが知られています。廃棄されがちなこの副産物を家畜の飼料として活用できれば、環境面でもコスト面でも持続可…

公開日: 2026年07月17日 01:32

培養肉・培養シーフードの『培地』はどこまで安く、持続可能にできるか——研究の現状を整理したレビュー論文 研究論文OpenAlexオーストリア

培養肉・培養シーフードの『培地』はどこまで安く、持続可能にできるか——研究の現状を整理したレビュー論文

近年、動物を育てずに細胞を培養して食用の肉やシーフードをつくる「細胞農業(培養肉・培養シーフード)」の研究が世界的に進んでいます。細胞を育てるためには、栄養や成長因子を含んだ「培地」という培養液が欠かせません。しかし、この培地は高価で、しかも動物由来の血清などを使うと持続可能性の面でも課題が残ります…

公開日: 2026年07月17日 01:29

モーリシャスの養殖場に育つ海藻、抗酸化成分の豊富さを分析 研究論文OpenAlex

モーリシャスの養殖場に育つ海藻、抗酸化成分の豊富さを分析

アフリカ大陸東方のインド洋に浮かぶ島国モーリシャスは、西インド洋の中でも有数の広さを誇る排他的経済水域を持ち、その海には食用にできる海藻を含む豊かな海洋資源が眠っているとされます。しかし、こうした資源はこれまで十分に調査されてこなかったといいます。今回紹介する研究は、モーリシャスの魚類養殖施設に自然…

公開日: 2026年07月17日 00:37

代替タンパク質は食の未来を変えるか——環境・栄養・消費者行動から考える持続可能な食システム 研究論文OpenAlexサウジアラビア

代替タンパク質は食の未来を変えるか——環境・栄養・消費者行動から考える持続可能な食システム

世界の人口は増え続けており、すべての人に食料をどう届けるかは現代の食システムにとって大きな課題です。従来の畜産業は、広大な土地や大量の水を必要とし、温室効果ガスの排出量も大きいことから、環境への負荷が指摘されてきました。こうした背景から近年注目されているのが「代替タンパク質」です。エンドウ豆や大豆、…

公開日: 2026年07月17日 00:36