研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
肥満は「多系統疾患」——個別化医療と新世代薬剤がもたらす治療戦略の転換点
肥満というと「食べ過ぎ・運動不足による体重の増加」というイメージを持つ人が多いかもしれません。しかし近年の研究では、肥満は単なる脂肪の蓄積にとどまらず、ほぼすべての生理機能や体内の恒常性維持の仕組みに影響を及ぼす、複雑で慢性的、かつ再発しやすい疾患であると捉えられるようになってきています。今回紹介す…
公開日: 2026年07月17日 19:39
格闘技アスリートの減量期、腸内環境をプロバイオティクスで支えられるか——新研究の紹介
柔道やレスリング、ボクシングなど階級制の格闘技では、試合前に体重を絞り込む『減量』が広く行われています。短期間で体重を落とすため、食事量や水分摂取を極端に制限することも多く、その結果として腹痛や下痢、消化不良といった消化器症状に悩まされる選手が少なくないと言われています。こうした急速減量が腸の状態に…
公開日: 2026年07月17日 19:37
妊娠期・乳幼児期の超加工食品摂取と母子の健康:最新レビュー論文を紹介
コンビニやスーパーに並ぶスナック菓子、菓子パン、インスタント食品、清涼飲料水――こうした「超加工食品(Ultra-processed foods, UPF)」は、私たちの食卓にすっかり定着しています。忙しい毎日の中で手軽に食べられる一方、こうした食品の摂取が健康にどのような影響を与えるのかは、近年多…
公開日: 2026年07月17日 19:36
カカオの搾りかすがパスタに変身? 食物繊維を増やす新しい試み
チョコレートやカカオ製品をつくる過程では、豆の一部が「副産物」として大量に発生します。こうした農業・食品加工の副産物をどう活用するかは、食品ロスを減らす観点から世界的に関心が高まっているテーマです。今回紹介する研究は、そんなカカオ加工の副産物である「カカオ繊維」を、微粉末にしてパスタの材料に混ぜてみ…
公開日: 2026年07月17日 19:35
水耕栽培の葉物野菜、養液の種類で生育や品質に違いが出ることが報告される
スーパーでよく見かけるレタスやほうれん草などの葉物野菜は、土を使わず水と液体肥料(養液)だけで育てる「水耕栽培」でも生産されています。水耕栽培では土壌の代わりに養液が植物への栄養供給を担うため、養液の種類や濃度が野菜の育ち方や味・品質にどう影響するのかは、栽培の効率を考えるうえで気になるテーマです。…
公開日: 2026年07月17日 19:34
ヘンプシード油の脂肪酸分析、実は「測り方」で結果が変わる? ルーマニア産品種で検証
ヘンプシード(麻の実)は、健康に良いとされる多価不飽和脂肪酸(PUFA)を豊富に含む食材として関心が高まっています。しかし、こうした油の脂肪酸を分析する際、実験室でどのような「抽出方法」や「前処理(誘導体化)方法」を使うかによって、得られる結果そのものが変わってしまう可能性がある、という点はあまり注…
公開日: 2026年07月17日 19:30
ベネンタロイモを使った麺、食物繊維と低GIで注目される研究結果
もちもちとした麺は世界中で愛される食品ですが、その原料は小麦粉が中心で、血糖値への影響が気になる方には必ずしも優しい食品とは言えません。そこで注目されているのが、インドネシアなどに自生するサトイモの仲間「ベネンタロイモ(Xanthosoma undipes K. Koch)」です。今回紹介する研究で…
公開日: 2026年07月17日 15:31
生鮮食品はなぜ届かなくなるのか——デジタル技術でサプライチェーンの弱点を補う可能性を探る研究
スーパーに並ぶ牛乳や肉、魚介類。これらの生鮮食品が私たちの手元に届くまでには、生産者から加工、輸送、保管、販売に至る長い「サプライチェーン」があります。しかし近年、技術的なトラブルや需要の急な変動、設備の故障、人手不足など、さまざまな要因でこの流れが滞ることが増えていると指摘されています。生鮮食品は…
公開日: 2026年07月17日 13:40
クコの実をコンブチャで発酵させると何が変わる?機能性・安全性・味を調べた研究
クコの実(ゴジベリー)は、乾燥果実やお茶などで親しまれている食材です。一方「コンブチャ」は、緑茶や紅茶に砂糖を加え、酵母や酢酸菌などの共生培養物(SCOBY)で発酵させる発酵飲料として世界的に人気が広がっています。今回紹介する研究では、この2つを組み合わせ、クコの実を加えてコンブチャ発酵させることで…
公開日: 2026年07月17日 13:38
発芽と乳酸菌発酵で小麦粉の残留農薬を減らせるか——圃場試験から見えてきたこと
小麦などの穀物に残る農薬の存在は、食の安全を考えるうえで見過ごせないテーマです。農薬は病害虫や雑草から作物を守るために欠かせない一方、収穫された穀粒にどの程度残るのかは、散布のタイミングや方法によって変わります。今回紹介する研究は、実際の圃場(畑)での散布試験と、その後の加工工程による低減効果を組み…
公開日: 2026年07月17日 13:36
キンマの葉に棲む内生菌が食中毒菌を抑える? 腸炎ビブリオへの多面的な抗菌作用を報告する研究
植物の葉や茎の中には、宿主に害を与えずにひっそりと暮らす「内生菌(ないせいきん)」と呼ばれる微生物が存在することがあります。これらの内生菌は、植物と共生する中で抗菌作用を持つ化合物、特にフェノール性化合物を作り出すことが知られています。今回紹介する研究では、東南アジアなどで食用や薬用に使われる植物「…
公開日: 2026年07月17日 13:34
侵略的外来魚ティラピアの骨から高溶解性カルシウムを作る:前処理の工夫を検証した研究
魚を加工する際には骨や皮など、食べずに捨てられてしまう部分がどうしても出てきます。こうした副産物を「もったいない」と捉え、新しい形で活用しようとする研究が世界各地で進められています。今回紹介するのは、タイの「すり身」生産の過程で発生する魚の骨を原料に、健康食品などに使える「バイオカルシウム」を作ろう…
公開日: 2026年07月17日 13:33