研究論文紹介記事一覧

発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る

きのこは食と健康の未来を支えるか——栄養・薬理・環境の3側面からまとめたレビュー研究 研究論文OpenAlexナイジェリア

きのこは食と健康の未来を支えるか——栄養・薬理・環境の3側面からまとめたレビュー研究

きのこは味や食感だけでなく、栄養面や健康面での働き、さらには環境負荷の低い食資源としての可能性が近年注目されています。今回紹介するのは、こうしたきのこに関する研究をまとめて整理した総説(レビュー)論文です。ナイジェリアのオルセグン・アガグ科学技術大学に所属する研究者らが、2010年から2025年にか…

公開日: 2026年09月06日 05:36

とろみや弾力はどう決まる? 増粘多糖類ゲルの力学・レオロジー特性を調べた研究 研究論文OpenAlexブラジル

とろみや弾力はどう決まる? 増粘多糖類ゲルの力学・レオロジー特性を調べた研究

ゼリーやとろみのある食品には、カラギーナンやキサンタンガムといった「ハイドロコロイド」と呼ばれる成分がよく使われています。ハイドロコロイドとは、水に溶けたり分散したりすると系の粘度を高める、親水性の高い物質の総称です。化学的にはアラビアガム、キサンタンガム、グアーガム、カラギーナン、カルボキシメチル…

公開日: 2026年09月06日 05:34

クコの実の色素を包む微小構造「クロモプラスト」、水に分散する天然カプセルとして評価 研究論文OpenAlex中国

クコの実の色素を包む微小構造「クロモプラスト」、水に分散する天然カプセルとして評価

クコの実(ゴジベリー)の鮮やかな赤色は、カロテノイドと呼ばれる色素成分によるものです。カロテノイドは油に溶けやすく水に溶けにくい性質を持つため、食品や飲料に均一に混ぜ込むのが難しいという課題があります。今回紹介する研究は、この課題に対して、植物細胞の中でカロテノイドを蓄えている「クロモプラスト」とい…

公開日: 2026年09月06日 05:32

アマゾン・シングー川のダム下流域、魚の水銀濃度はどう変わったか 研究論文OpenAlexブラジル

アマゾン・シングー川のダム下流域、魚の水銀濃度はどう変わったか

大型ダムの建設は川の流れだけでなく、魚に含まれる水銀の量にも影響を与えることがあると報告されています。アマゾン地域で最大級の発電容量を持つベロモンテ水力発電所(ブラジル・パラー州、シングー川)が2016年に稼働を始めて以降、周辺の魚にどのような変化が起きているのかを調べた研究を紹介します。

公開日: 2026年09月06日 05:31

長期発酵大豆食品と健康の関係、その仕組みはどこまでわかっているのか 研究論文OpenAlex韓国

長期発酵大豆食品と健康の関係、その仕組みはどこまでわかっているのか

味噌や醤油、韓国のテンジャン、中国の豆豉(トウチ)など、大豆を長期間発酵させてつくる食品は、東アジアの食卓に古くから根付いています。これらは共通して、12〜20%という高濃度の塩分環境のもとで、数か月から数年という長い時間をかけて発酵させることでつくられます。塩分が高いにもかかわらず、こうした発酵大…

公開日: 2026年09月06日 05:28

生のクコの実から加熱せずに多糖を取り出す—乾燥ものとの違いを調べた研究 研究論文OpenAlex中国

生のクコの実から加熱せずに多糖を取り出す—乾燥ものとの違いを調べた研究

クコの実(ゴジベリー)は薬膳や健康食品として親しまれてきた果実で、その健康効果の中心にあるとされるのが「クコ多糖(LBP)」という成分です。抗酸化や免疫調節、肝臓の保護などに関わる可能性が示唆されてきましたが、これまでの研究の多くは、いったん乾燥させたクコの実から従来の方法で抽出した多糖を対象にして…

公開日: 2026年09月06日 05:27

マイクロプラスチックは体にどう入り、何を引き起こすのか——曝露経路とリスク管理を整理した研究解説 研究論文OpenAlexモロッコ

マイクロプラスチックは体にどう入り、何を引き起こすのか——曝露経路とリスク管理を整理した研究解説

ペットボトルの水や魚介類、さらには室内の空気からも検出されるようになったマイクロプラスチック(微小なプラスチック粒子)。もはや環境中どこにでも存在する汚染物質となったこの物質が、人の健康にどう関わるのかを整理した論文が、エクスプローラ・エンバイロメント・アンド・リソース誌に2026年08月に掲載予定…

公開日: 2026年09月06日 05:25

AIとセンサーで乾燥工程を見張る——クチナシ果実エキスの品質を非破壊で追跡する研究 研究論文OpenAlex中国

AIとセンサーで乾燥工程を見張る——クチナシ果実エキスの品質を非破壊で追跡する研究

漢方や機能性食品の原料には、植物から抽出したエキスを乾燥させて粉末や濃縮物にする工程がある。しかし工業的な乾燥作業は、現場の経験や勘に頼って制御されることが多く、できあがった製品の品質にばらつきが出やすいという課題がある。今回紹介する研究は、クチナシの果実(Gardeniae fructus)から得…

公開日: 2026年09月06日 05:24

ポテトチップスに潜む金属・農薬・カビ毒——イランでの摂取リスク評価研究 研究論文OpenAlexイラン

ポテトチップスに潜む金属・農薬・カビ毒——イランでの摂取リスク評価研究

ポテトチップスは子どもから大人まで幅広く親しまれているスナック菓子ですが、原料となるじゃがいもや製造・流通の過程で、金属、農薬、カビ毒(マイコトキシン)といった汚染物質がわずかに混入する可能性が指摘されています。今回紹介する研究は、こうした複数種類の汚染物質を同時に取り上げ、ポテトチップスを食べるこ…

公開日: 2026年09月06日 05:23

サラエボの街路に生えるキノコに含まれる重金属を調べた研究——食べても安全なのか 研究論文OpenAlexボスニア・ヘルツェゴビナ

サラエボの街路に生えるキノコに含まれる重金属を調べた研究——食べても安全なのか

アスファルトの割れ目や公園の歩道脇など、都市部の舗道からひょっこり顔を出すキノコを見たことがある人もいるかもしれません。ボスニア・ヘルツェゴビナのサラエボ市街地でよく見られる「舗道キノコ(Agaricus bitorquis)」もそうした種のひとつで、地域によっては食用として採取されることがあります…

公開日: 2026年09月06日 05:01

インド北シッキムの野生キウイフルーツ、品種改良に使える系統を探す研究 研究論文OpenAlexインド

インド北シッキムの野生キウイフルーツ、品種改良に使える系統を探す研究

キウイフルーツと聞くと、ニュージーランドや日本など各地で栽培されている果物を思い浮かべる人が多いかもしれません。しかし栽培品種のもとになる野生の遺伝資源は、寒冷で標高の高い地域にひっそりと自生していることがあります。今回紹介する研究は、インド北東部シッキム州の北シッキム県、標高の高いラチュンおよびラ…

公開日: 2026年09月06日 04:59

ゴレンシ(ビリンビ)の果実抽出物、抽出方法の違いで抗酸化・酵素阻害の強さに差 研究論文OpenAlexインドネシア

ゴレンシ(ビリンビ)の果実抽出物、抽出方法の違いで抗酸化・酵素阻害の強さに差

東南アジアなどで食されている酸味の強い果実、ゴレンシ(学名Averrhoa bilimbi L.、和名ビリンビとも呼ばれる)には、抗酸化作用や糖の消化に関わる酵素への働きかけが期待される成分が含まれると考えられています。今回インドネシアのパクアン大学薬学部の研究グループが、この果実から有効成分を取り…

公開日: 2026年09月06日 04:58