研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
アマゾン・シングー川のダム下流域、魚の水銀濃度はどう変わったか
大型ダムの建設は川の流れだけでなく、魚に含まれる水銀の量にも影響を与えることがあると報告されています。アマゾン地域で最大級の発電容量を持つベロモンテ水力発電所(ブラジル・パラー州、シングー川)が2016年に稼働を始めて以降、周辺の魚にどのような変化が起きているのかを調べた研究を紹介します。
公開日: 2026年09月06日 05:31
長期発酵大豆食品と健康の関係、その仕組みはどこまでわかっているのか
味噌や醤油、韓国のテンジャン、中国の豆豉(トウチ)など、大豆を長期間発酵させてつくる食品は、東アジアの食卓に古くから根付いています。これらは共通して、12〜20%という高濃度の塩分環境のもとで、数か月から数年という長い時間をかけて発酵させることでつくられます。塩分が高いにもかかわらず、こうした発酵大…
公開日: 2026年09月06日 05:28
生のクコの実から加熱せずに多糖を取り出す—乾燥ものとの違いを調べた研究
クコの実(ゴジベリー)は薬膳や健康食品として親しまれてきた果実で、その健康効果の中心にあるとされるのが「クコ多糖(LBP)」という成分です。抗酸化や免疫調節、肝臓の保護などに関わる可能性が示唆されてきましたが、これまでの研究の多くは、いったん乾燥させたクコの実から従来の方法で抽出した多糖を対象にして…
公開日: 2026年09月06日 05:27
マイクロプラスチックは体にどう入り、何を引き起こすのか——曝露経路とリスク管理を整理した研究解説
ペットボトルの水や魚介類、さらには室内の空気からも検出されるようになったマイクロプラスチック(微小なプラスチック粒子)。もはや環境中どこにでも存在する汚染物質となったこの物質が、人の健康にどう関わるのかを整理した論文が、エクスプローラ・エンバイロメント・アンド・リソース誌に2026年08月に掲載予定…
公開日: 2026年09月06日 05:25
AIとセンサーで乾燥工程を見張る——クチナシ果実エキスの品質を非破壊で追跡する研究
漢方や機能性食品の原料には、植物から抽出したエキスを乾燥させて粉末や濃縮物にする工程がある。しかし工業的な乾燥作業は、現場の経験や勘に頼って制御されることが多く、できあがった製品の品質にばらつきが出やすいという課題がある。今回紹介する研究は、クチナシの果実(Gardeniae fructus)から得…
公開日: 2026年09月06日 05:24
ポテトチップスに潜む金属・農薬・カビ毒——イランでの摂取リスク評価研究
ポテトチップスは子どもから大人まで幅広く親しまれているスナック菓子ですが、原料となるじゃがいもや製造・流通の過程で、金属、農薬、カビ毒(マイコトキシン)といった汚染物質がわずかに混入する可能性が指摘されています。今回紹介する研究は、こうした複数種類の汚染物質を同時に取り上げ、ポテトチップスを食べるこ…
公開日: 2026年09月06日 05:23
サラエボの街路に生えるキノコに含まれる重金属を調べた研究——食べても安全なのか
アスファルトの割れ目や公園の歩道脇など、都市部の舗道からひょっこり顔を出すキノコを見たことがある人もいるかもしれません。ボスニア・ヘルツェゴビナのサラエボ市街地でよく見られる「舗道キノコ(Agaricus bitorquis)」もそうした種のひとつで、地域によっては食用として採取されることがあります…
公開日: 2026年09月06日 05:01
インド北シッキムの野生キウイフルーツ、品種改良に使える系統を探す研究
キウイフルーツと聞くと、ニュージーランドや日本など各地で栽培されている果物を思い浮かべる人が多いかもしれません。しかし栽培品種のもとになる野生の遺伝資源は、寒冷で標高の高い地域にひっそりと自生していることがあります。今回紹介する研究は、インド北東部シッキム州の北シッキム県、標高の高いラチュンおよびラ…
公開日: 2026年09月06日 04:59
ゴレンシ(ビリンビ)の果実抽出物、抽出方法の違いで抗酸化・酵素阻害の強さに差
東南アジアなどで食されている酸味の強い果実、ゴレンシ(学名Averrhoa bilimbi L.、和名ビリンビとも呼ばれる)には、抗酸化作用や糖の消化に関わる酵素への働きかけが期待される成分が含まれると考えられています。今回インドネシアのパクアン大学薬学部の研究グループが、この果実から有効成分を取り…
公開日: 2026年09月06日 04:58
リンゴ・オーク・メスキート、燻煙材の違いはヤギ肉の味と匂いをどう変えるのか
ヤギ肉は低脂肪で高タンパク、ビタミンB群やミネラルも豊富な赤身肉として注目される一方、独特のにおいが好みを分けることが知られています。この特有のにおいは、反芻動物であるヤギの体内で作られる分岐鎖脂肪酸(4-メチルオクタン酸や4-エチルオクタン酸など)が脂肪組織にたまることが主な原因とされています。香…
公開日: 2026年09月06日 04:57
ナナカマドの品種によって甘み・酸味・糖の中身はここまで違う——果汁と搾りかすに残る成分を調べた研究
ナナカマド(Sorbus属)は、北欧など寒冷な気候によく適応する果樹で、これまであまり食品加工に活用されてこなかった果実です。酸味や渋みが強いため生食には向かないとされてきましたが、ジュースやピューレ、ジャム、ゼリー、マーマレードなどへの加工原料として使える可能性が注目されています。今回紹介する研究…
公開日: 2026年09月06日 04:55
乾燥に弱る桑の葉、セレンの葉面散布で機能性成分と光合成の低下を一部緩和という報告
桑の葉(Morus alba L.)はポリフェノールやフラボノイド、多糖、そして糖の代謝に関わる成分として知られる1‑デオキシノジリマイシン(1‑DNJ)などを含み、機能性食品の素材として注目されてきました。一方で桑は養蚕用の葉としても重要で、中国では2016年時点で約79万ヘクタールもの桑畑がある…
公開日: 2026年09月06日 04:54