研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
米粉ケーキの砂糖を減らして食感も改善?アマランサスとタイガーナッツ粉を使った研究
小麦アレルギーやセリアック病の人向けに作られるグルテンフリーのスポンジケーキには、実は大きな技術的課題があります。小麦粉に含まれる「グルテン」というたんぱく質のネットワークがないと、生地がうまく膨らまず、ふんわりした構造や食感を作りにくいのです。今回紹介する研究は、この課題に対して、米粉に「アマラン…
公開日: 2026年07月26日 03:44
野生のエノキタケ近縁種に高い鉄含量? チベット産きのこ株の性質と遺伝的背景を調べた研究
エノキタケといえば、鍋料理や炒め物でおなじみの食用きのこです。実はエノキタケの仲間には、まだ十分に性質が調べられていない野生種や地域固有の株が存在します。今回紹介する研究では、チベットで採集された野生株「Z68」に着目し、その正体を遺伝子解析で確認したうえで、栽培に適した条件や成分の特徴、さらには特…
公開日: 2026年07月26日 03:42
食事調査票の『妥当性確認』は本当に使われ方と一致しているか——心血管疾患研究を検証したメタ研究
健康と食事の関係を調べる研究の多くは、数千人から数十万人規模の人々を長期間追跡する「コホート研究」という手法で行われます。その際、参加者が普段何をどれくらい食べているかを把握するために広く使われているのが「食物摂取頻度調査票(FFQ)」です。しかし、このFFQには測定誤差がつきものであり、その誤差の…
公開日: 2026年07月26日 03:41
赤い酵母が生み出す色素アスタキサンチン——ファフィア・ロドザイマの可能性を探る総説
エビやサケの身が鮮やかな赤色をしているのは、アスタキサンチンというカロテノイド色素のおかげです。この色素は強い抗酸化作用を持つことで知られ、食品やサプリメント、化粧品などさまざまな分野で注目されてきました。実はこのアスタキサンチン、藻類だけでなく「ファフィア・ロドザイマ(Phaffia rhodoz…
公開日: 2026年07月26日 03:40
食品添加物のアルデヒド成分、細胞実験でレプチンの働きを弱める可能性 新研究
肥満は世界的な健康課題として知られていますが、その背景には食欲や代謝を調整するホルモン「レプチン」の働きが関わっていることをご存じでしょうか。レプチンは脂肪細胞から分泌され、脳に「満腹」の信号を伝える役割を担っていますが、このシグナルがうまく伝わらなくなる「レプチン抵抗性」が、肥満の一因として注目さ…
公開日: 2026年07月26日 03:39
鶏肉は「中間の選択肢」?赤肉・植物性食品との比較から見えてきたこと
健康的な食事を考えるとき、「何を減らすか」だけでなく「何に置き換えるか」が重要だという考え方が近年注目されています。ある食品を同じカロリー分だけ別の食品に置き換えたときに、病気のリスクがどう変わるかを調べる「代替分析」という手法です。赤肉や加工肉は多くの研究でリスクとの関連が指摘されてきましたが、世…
公開日: 2026年07月26日 03:38
地中海食と持続可能性を学校で学ぶ:ポルトガルの小学校での教育介入を追った研究
地中海食は野菜や果物、豆類、魚、オリーブオイルを中心とした食習慣として知られ、子どもの健やかな食生活を育む方法の一つとして関心が寄せられています。近年では、食の持続可能性――地産地消や食品ロスの削減なども合わせて子どもたちに伝えようとする学校教育の取り組みが各地で行われています。今回紹介するのは、ポ…
公開日: 2026年07月26日 03:36
魚油入り可食フィルムの試作研究:ゼインとアラビアガムで魚油をどこまで包めるか
プラスチックごみ削減の流れの中で、食べられる素材でできた「可食フィルム」が注目されています。今回紹介するのは、トウモロコシ由来のタンパク質「ゼイン」と天然多糖類「アラビアガム」を混ぜたベースフィルムに、魚油を配合して物性を調べた研究です。魚油はオメガ3脂肪酸を含むことで知られていますが、酸化しやすく…
公開日: 2026年07月26日 03:34
小麦胚芽・米ぬか・カボチャ種子で作る低脂肪ケーキ、栄養と食感はどう変わる?
ケーキやクッキーなどの焼き菓子は、バターや油脂によって独特のしっとり感やコクが生まれますが、その分、脂肪分やカロリーが高くなりがちです。近年は健康志向や持続可能な食生活への関心の高まりから、食品業界では栄養価と食べやすさを両立させた新しい製品づくりが求められています。今回紹介する研究は、小麦胚芽、米…
公開日: 2026年07月26日 03:32
貝の餌は何でできている?DNA解析でわかったゴンゴン貝の食性
刺身や炒め物で親しまれる貝の仲間「ゴンゴン貝(Laevistrombus turturella)」は、優れた風味と高い栄養価から市場価値の高い水産物として知られています。しかし需要の増加は主に天然採取に依存しており、資源の過剰利用が懸念されています。こうした状況を受けて、持続可能な養殖の実現が課題と…
公開日: 2026年07月26日 03:30
水温がヒラメの腸内細菌に影響?温度と腸内環境の関係を調べた研究
私たちの腸の中には無数の細菌が棲みついていて、消化や免疫に関わっていることが知られています。これは魚も同じで、腸内細菌のバランスは魚の健康と深く関わっていると考えられています。では、魚が暮らす水温が変わると、腸内細菌の様子はどう変化するのでしょうか。今回紹介する研究は、日本の食卓でもおなじみのヒラメ…
公開日: 2026年07月26日 02:33
小麦胚芽油やザクロ種子油のビタミンE量を測る新手法、HPLCと電気化学的手法を比較
ビタミンEと聞くと、抗酸化作用がある栄養素というイメージを持つ人は多いのではないでしょうか。ビタミンEには実は8種類の仲間が存在しますが、その中でも「α-トコフェロール」と呼ばれる形が、最も活性が高く生体内での働きが大きいとされています。体の中で発生する活性酸素(フリーラジカル)から、細胞膜や脂肪組…
公開日: 2026年07月26日 02:32