研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
スタンティング(発育阻害)の子どもは食事の質や鉄・亜鉛の吸収に違いがあるのか インドネシアでの比較研究
「スタンティング(stunting)」とは、慢性的な栄養不足などが原因で、年齢に対して身長の伸びが十分でない状態を指す言葉です。特に発展途上国では公衆衛生上の重要な課題とされていますが、スタンティングのある子どもが実際にどのような食事をとっているのか、特にビタミンやミネラルといった微量栄養素の摂取状…
公開日: 2026年08月03日 02:32
食料が不安定な世帯ほど低体重に? インドネシアのHIV陽性者と食料支援を調べた研究
HIVとともに生きる人々にとって、栄養状態を良好に保つことは健康管理の重要な要素とされています。しかし、経済的に厳しい状況に置かれている世帯では、そもそも十分な食料を安定して確保すること自体が難しい場合があります。こうした「世帯の食料安全保障」の状態や、政府による食料支援が、実際にHIV陽性者の栄養…
公開日: 2026年08月03日 02:31
野生ヒグマの肉は栄養的にどうなのか——脂肪酸・ミネラル・重金属を分析した研究
クマ肉と聞くと、多くの人にとってなじみの薄い食材かもしれません。しかしヨーロッパの一部地域では、野生動物の肉(ジビエ)として実際に消費される場面があります。では、ヒグマの肉は栄養面でどのような特徴を持ち、口にする上で気をつけるべき点はあるのでしょうか。今回紹介する研究は、スロバキアに生息する野生のヒ…
公開日: 2026年08月03日 02:30
ローゼル由来アントシアニンのマイクロカプセル素材「HIBI®」、保存安定性と前臨床安全性を検証
ハイビスカスの仲間として知られるローゼル(roselle)には、鮮やかな赤色のもとであるアントシアニンという色素成分が含まれています。アントシアニンは抗酸化作用を持つ植物由来成分として注目されてきましたが、粉末やカプセルなどの食品素材として実用化する際には、保存中に成分がどれだけ安定に保たれるか、そ…
公開日: 2026年08月03日 02:29
中部ジャワ産スピルリナ粉末を科学的に分析——タンパク質含量や抗酸化力はどれくらい?
スピルリナ(Arthrospira sp.)は、栄養価の高い微細藻類として近年注目を集めている食品素材です。緑色〜青緑色をした粉末やタブレットとして販売されており、タンパク質や色素成分を豊富に含むことで知られていますが、実際の栄養組成や機能性は産地や製造方法によって差が生じうるとされています。今回紹…
公開日: 2026年08月03日 02:27
モンキーオレンジは「未来の機能性食品」になり得るか——サハラ以南アフリカの果実を文献レビューで検証
アフリカ南部を中心に自生する「モンキーオレンジ(Strychnos spinosa Lam.)」という果実をご存じでしょうか。乾燥に強い在来の果樹で、地域では古くから食用・薬用として利用されてきましたが、世界的な市場にはほとんど登場していません。今回紹介する論文は、このモンキーオレンジに含まれる栄養…
公開日: 2026年08月02日 23:27
メイン州の食料支援プログラムは、どのように水産物を届けているのか——南部メイン州での調査から
メイン州はロブスターをはじめとする水産物の産地として知られ、水産業は州の経済にとって重要な位置を占めています。その一方で、メイン州は食料不安(十分な食べ物を安定して得られない状態)の割合が高いことでも知られています。魚介類は栄養価の高い食品の一つとされていますが、地元で豊富に獲れるはずの水産物が、食…
公開日: 2026年08月02日 22:32
沿岸のムラサキイガイ近縁種、栄養と細菌汚染の実態を調査——アデン湾での研究
貝類は昔から世界各地で親しまれてきた海の恵みです。なかでもムラサキイガイの仲間であるPerna perna(ペルナ・ペルナ)は、高品質なタンパク質や必須栄養素を豊富に含む食材として知られています。しかし、貝類は海水をろ過して栄養をとる生き物であるため、生息する海の環境をそのまま反映しやすいという特徴…
公開日: 2026年08月02日 22:30
ホタテガイのタンパク質と脂質は「質」で選ぶとどう見える?世界の研究をまとめたレビュー論文を紹介
ホタテガイといえば、刺身や貝柱のバター焼きなど、少し特別な日に食べる高級食材というイメージを持つ人も多いのではないでしょうか。近年、所得の向上や生活水準の変化を背景に、こうした高級な水産物への需要が世界的に高まっているといいます。では、ホタテガイに含まれるタンパク質や脂質は、栄養の「質」という観点か…
公開日: 2026年08月02日 22:28
コスタリカ産コオロギ粉末の栄養成分を分析、良質なタンパク質源としての可能性を報告する研究
昆虫食は、将来の食料問題を考えるうえで注目されているテーマのひとつです。中でもコオロギは、すでに世界各地で粉末などの形で食用に利用されており、タンパク質源としての期待が寄せられています。今回紹介するのは、コスタリカで採取された食用コオロギ(Gryllus属)の粉末について、その形態や栄養成分を詳しく…
公開日: 2026年08月02日 21:38
炭水化物は『量』より『質』が睡眠の質と関係?中国の中高年対象研究から
「よく眠れない」という悩みは、現代社会が抱える大きな健康課題のひとつです。睡眠の質を左右する要因として、近年は食事との関係に注目が集まっています。特に主食として日常的に摂取する炭水化物は、量だけでなく、その『質』にも大きな幅があります。全粒穀物と精製された穀物、食物繊維の多い食品と少ない食品では、体…
公開日: 2026年08月02日 21:37
過敏性腸症候群と機能性便秘に対する食事療法を整理した総説論文
お腹の調子と食事の関係は、多くの人が経験的に感じているテーマではないでしょうか。特に「過敏性腸症候群(IBS)」や「機能性便秘」といった、検査では明確な異常が見つからないのにお腹の不調が続く状態は、腸と脳の相互作用の乱れ(DGBI:腸脳相互作用障害)として近年注目されています。今回紹介する総説論文は…
公開日: 2026年08月02日 21:36