研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
DHA結合アスタキサンチンエステル、抗がん剤による急性腎障害をマウスで軽減か——フェロトーシス関連経路に着目した研究
抗がん剤のシスプラチンは、がん治療で広く使われる一方、腎臓に強い毒性を及ぼすことが知られています。腎機能が急激に低下する急性腎障害(AKI)は、腎臓の血流不足や酸素不足、薬剤の毒性、栄養状態の悪化など様々な要因で起こりますが、シスプラチンによるものはその代表例です。海南大学食品科学工程学院と中国海洋…
公開日: 2026年09月07日 16:26
食品副産物の食物繊維とポリフェノール、腸内環境への相乗効果を検証した総説
野菜や果物、穀物などを加工する過程では、皮や芯、搾りかすといった大量の副産物が生まれます。多くは廃棄されていますが、実はこうした副産物には食物繊維やポリフェノールといった成分が豊富に含まれていることが知られています。中国・河北農業大学食品科学技術学院のLin Ji氏らの研究グループは、植物性食品の加…
公開日: 2026年09月07日 16:25
コメと小麦とトウモロコシ、収量が伸びる一方で栄養成分はどう変わったのか 中国の45年間のデータから
コメ、小麦、トウモロコシは中国における三大主食であり、人々のエネルギーと栄養素の重要な供給源となっています。この45年ほどの間、品種改良や栽培管理の進歩によって収量は大きく伸びてきましたが、その一方で穀物に含まれる栄養成分そのものがどう変化してきたのかは、これまであまり詳しく調べられていませんでした…
公開日: 2026年09月07日 16:24
苦味野菜バイターリーフの粉末化、乾燥方法の違いで栄養と機能性はどう変わるか
ナイジェリアをはじめ熱帯アフリカで広く食べられている葉物野菜「Vernonia amygdalina(バイターリーフ、苦味葉)」は、たんぱく質や食物繊維、フラボノイド、アルカロイド、サポニン、タンニン、フェノール化合物などを含み、抗酸化作用をはじめとするさまざまな生理活性が報告されている植物です。た…
公開日: 2026年09月07日 07:34
海藻由来のフコイダンで食品包装を変える? プラスチック代替素材に関する研究レビュー
食品を包むプラスチックごみは、自然界に蓄積し、やがて細かく砕けてマイクロプラスチックとなり生態系に負荷をかけ続けています。この「白い汚染」とも呼ばれる問題を受けて、プラスチックに代わる持続可能な包装素材の開発が世界的な課題になっています。今回紹介する研究は、褐藻類(茶色い海藻の仲間)から得られる多糖…
公開日: 2026年09月07日 07:33
腸内細菌のちからで肝臓の脂肪を減らせるか? プロバイオティクス2種の組み合わせを細胞とマウスで検証した研究
お腹の脂肪だけでなく、肝臓に脂肪がたまる「肝脂肪症」は、近年「代謝機能障害関連脂肪性肝疾患(MASLD、以前は非アルコール性脂肪性肝疾患と呼ばれていた)」の初期段階として注目されています。自覚症状がないまま進行し、放置すると肝炎や線維化、さらには肝硬変へとつながるおそれがあるとされ、早い段階で脂肪の…
公開日: 2026年09月07日 07:31
レスベラトロールのサプリメントは脂肪肝に効くのか? 9件のメタ解析を統合した最新研究
赤ワインやブドウの皮に含まれる成分として知られるレスベラトロールは、抗酸化作用を持つポリフェノールの一種です。肝臓に脂肪がたまる非アルコール性脂肪肝疾患(NAFLD)に対して、このレスベラトロールをサプリメントとして摂ることに意味があるのか、これまで複数の研究で調べられてきましたが、結果は一貫してい…
公開日: 2026年09月07日 07:28
冬カボチャを長持ちさせる洗い方と保存温度とは 塩素水洗浄と低温保存の効果を調べた研究
買ってきたカボチャがいつの間にか傷んでしまった、という経験がある人は少なくないでしょう。カボチャは比較的日持ちする野菜として知られていますが、収穫後の扱い方や保存条件によって鮮度の持続期間は大きく変わります。バングラデシュ農業研究所(BARI)の研究チームは、冬カボチャの一種である『BARI Squ…
公開日: 2026年09月07日 07:26
レンズ豆のタンパク質がデンプンの老化を抑える? 保存中の食感変化を調べた研究
レンズ豆は豊富な植物性タンパク質と独特のデンプン特性を併せ持つ豆類として、食品開発の分野で注目されています。デンプンを使った食品は、加熱調理後に冷蔵保存すると硬くなったり水分が分離したりする「老化(レトログラデーション)」という現象が起こりますが、これは食感の劣化や品質低下につながる厄介な問題です。…
公開日: 2026年09月07日 07:25
モリンガ種子の苦味成分を減らす発芽・発酵技術、成分プロファイルへの影響を解析
モリンガ(Moringa oleifera)は葉だけでなく種子も栄養価の高い食材として注目されていますが、種子粉末を食品原料として活用する際には大きな壁があります。種子に多く含まれるグルコシノレートという成分が、強い苦味の原因になっているのです。この苦味を抑えつつ栄養価の高い粉末として利用できないか…
公開日: 2026年09月07日 07:23
洗浄後もレタスに残る大腸菌はなぜ抗生物質に強くなるのか——発酵ネイビービーン抽出物とその由来ペプチドを使った研究
野菜や果物についた細菌を落とすために、私たちは水で洗うという行為を当たり前のように行っています。ところが、洗浄で取り除ける菌はごく一部にすぎず、表面に残り続ける菌がいることは意外と知られていません。今回紹介する研究は、レタスの表面に付着した大腸菌が、洗浄という『物理的な力』にさらされることで、抗生物…
公開日: 2026年09月07日 06:43
入院中の高齢者を対象にした研究:血中ビタミンD濃度と認知機能検査の結果に関連はあるか
血液中のビタミンD濃度が低い高齢者は認知症になりやすいのではないか——この仮説はこれまでも多くの研究で調べられてきましたが、対象の多くは比較的元気に自宅で暮らす60〜70代でした。しかし実際に認知症のリスクが高いのは、複数の病気を抱え、入院を繰り返すような、より虚弱な高齢者層です。今回ポーランド中部…
公開日: 2026年09月07日 06:42