研究論文紹介記事一覧

発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る

アマゾンの「非慣行食用植物」6種を調べた研究 ― 栄養成分と抗酸化性の記録 研究論文OpenAlexブラジル

アマゾンの「非慣行食用植物」6種を調べた研究 ― 栄養成分と抗酸化性の記録

ブラジルのアマゾン地域には多数の樹木や草本が生育していますが、その多くは「食べられるのに、ほとんど知られていない植物」として利用が進んでいません。ブラジルではこうした植物を「非慣行食用植物(UFPs)」と呼びます。これは、人口の多くにとってなじみが薄い、あるいは十分に活用されていない食用植物を指す言…

公開日: 2026年09月27日 20:40

馬目豆(Mucuna urens)粉の栄養成分は下処理でどう変わるか——焙煎・煮沸・浸漬を比較した研究 研究論文OpenAlexナイジェリア

馬目豆(Mucuna urens)粉の栄養成分は下処理でどう変わるか——焙煎・煮沸・浸漬を比較した研究

西アフリカなどで見られるマメ科植物、馬目豆(Mucuna urens、英名ホースアイビーン)は、一般にはあまり食用として広まっていない豆です。この豆を食品素材として活かせるかどうかを見極めるには、調理や加工の前に行う下処理が、含まれる栄養成分にどう影響するかを知る必要があります。

公開日: 2026年09月27日 20:35

動画教材による栄養教育は高校生の知識と行動に変化をもたらすか——インドネシアの高校で行われた研究 研究論文OpenAlexインドネシア

動画教材による栄養教育は高校生の知識と行動に変化をもたらすか——インドネシアの高校で行われた研究

ファストフードは、ナトリウム(塩分)、脂肪、糖分、エネルギーを多く含むことが一般的です。著者らは、10代の食事にファストフードが占める割合が増えており、これが感染症以外の病気(非感染性疾患)のリスクにつながる可能性があると述べています。

公開日: 2026年09月27日 20:28

麻の実粉の栄養と機能性成分――焙煎と蒸しという加工法の違いを調べた研究 研究論文OpenAlexインド

麻の実粉の栄養と機能性成分――焙煎と蒸しという加工法の違いを調べた研究

麻の実を挽いた粉(ヘンプシードフラワー、以下「麻の実粉」)は、栄養に富む植物性の食品素材として注目され、機能性食品への利用が期待されています。しかし、食品として使う前に加熱すると、その栄養成分や生体に働きかける成分(生理活性成分)は、加熱の方法によって変化しうると考えられます。

公開日: 2026年09月27日 20:22

発酵食品の効果は「発酵」よりも「素材」で変わる — マウスで腸内細菌を比較した研究 研究論文OpenAlexアイルランド

発酵食品の効果は「発酵」よりも「素材」で変わる — マウスで腸内細菌を比較した研究

キムチやザワークラウト、コンブチャ(紅茶キノコ)といった発酵食品は、微生物とその代謝産物を体に届ける食品として注目され、腸内細菌への影響を調べる研究が増えてきました。しかし著者らは、これまでの研究に共通する弱点を指摘します。発酵食品を食べた影響を調べるとき、発酵させていない元の素材(キャベツそのもの…

公開日: 2026年09月27日 20:08

乳酸菌と酵母の培養液をかん水で与えたブルーベリー——果実の糖度と根まわりの土壌はどう違ったか 研究論文OpenAlex韓国

乳酸菌と酵母の培養液をかん水で与えたブルーベリー——果実の糖度と根まわりの土壌はどう違ったか

農作物の栽培で、微生物を含む資材を土に施す方法が持続的な生産の手段として関心を集めています。しかしブルーベリー栽培では、そうした処理を行ったときに、果実の性質、根のまわりの土壌(根圏)の化学的な状態、そしてそこに住む細菌の集まりが同時にどう変わるのかが、よく分かっていませんでした。

公開日: 2026年09月27日 19:59

高用量NMNを24週間摂取した高齢者の無作為化比較試験——血中NAD⁺は大きく増加、身体機能への効果は限定的 研究論文OpenAlex

高用量NMNを24週間摂取した高齢者の無作為化比較試験——血中NAD⁺は大きく増加、身体機能への効果は限定的

加齢とともに体内で減っていくと考えられている補酵素NAD⁺(ニコチンアミドアデニンジヌクレオチド)は、エネルギー代謝やDNA修復など多くの生命活動に関わります。その材料となる物質がNMN(ニコチンアミドモノヌクレオチド)で、ビタミンB3の派生物として、ブロッコリーやキュウリ、枝豆などにわずかに含まれ…

公開日: 2026年09月27日 19:39

カンキツの水を控えた灌水は収量・品質・水利用効率をどう変えるか——世界の研究を統合した解析 研究論文OpenAlex中国

カンキツの水を控えた灌水は収量・品質・水利用効率をどう変えるか——世界の研究を統合した解析

カンキツ類は世界で最も生産量の多い果実のグループであり、経済的な価値も大きいと研究チームは述べています。その栽培では、あえて水を控えめに与える「不足灌水(deficit irrigation、以下DI)」という手法が使われます。DIには節水と果実の品質調整という二つのはたらきがあるとされますが、その…

公開日: 2026年09月27日 19:33

妊娠後期の食事内容を日本の基準値と比べる:予定帝王切開で入院した女性57人の記述的調査 研究論文OpenAlex

妊娠後期の食事内容を日本の基準値と比べる:予定帝王切開で入院した女性57人の記述的調査

妊娠中の食事は、母親と赤ちゃんの健康にかかわる重要な要素です。研究チームは、日本国内で妊娠後期の食事内容を具体的に調べ、国が示す摂取の目安と照らし合わせたデータが限られている点に着目しました。

公開日: 2026年09月27日 08:06

ソバの生産量と収量は60年でどう変わったか — 世界11か国の長期統計を解析した研究 研究論文OpenAlexアルゼンチン

ソバの生産量と収量は60年でどう変わったか — 世界11か国の長期統計を解析した研究

ソバ(Fagopyrum esculentum Moench)は、イネ科の穀物ではないものの穀物のように利用される「擬穀類(ぎこくるい)」と呼ばれる作物です。論文によれば、ソバの種実は穀類で不足しがちな必須アミノ酸のリシンを多く含み、抗酸化物質や食物繊維、ミネラルも豊富で、さらに天然にグルテンを含ま…

公開日: 2026年09月27日 08:01

複数のカビ毒を同時に浴びるとどうなるか——ヒトT細胞を使った組み合わせ毒性の研究 研究論文OpenAlexタイ

複数のカビ毒を同時に浴びるとどうなるか——ヒトT細胞を使った組み合わせ毒性の研究

穀類やその加工品には、カビが作り出す有害物質「カビ毒(マイコトキシン)」が混入することがあります。なかでもフザリウム属というカビが作るボーベリシン(BEA)、エンニアチンB(ENN B)、モニリフォルミン(MON)の3種類は、分析技術が高感度になるにつれて穀物や飼料からしばしば検出されるようになった…

公開日: 2026年09月27日 07:53

インド・グジャラート州の鶏肉流通網における細菌の保有状況と薬剤耐性を調べた研究 研究論文OpenAlexインド

インド・グジャラート州の鶏肉流通網における細菌の保有状況と薬剤耐性を調べた研究

インドは鶏肉と鶏由来製品の一大生産国です。鶏肉の消費が増えるなかで、生産の集約化にともなう人獣共通感染症(動物から人へうつる感染症)のリスクをどう抑えるかが課題になっています。研究チームは、グジャラート州を対象に、この課題に取り組むための基礎データがこれまで乏しかった点に注目しました。

公開日: 2026年09月27日 07:49