研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
米食文化と血糖コントロール—アジアの2型糖尿病患者はなぜ食事療法が難しいのか
2型糖尿病の治療において、食事管理は中心的な柱の一つとされています。しかし実際には、医療者が示す「望ましい食事」と、患者が日々の暮らしの中で実践する食事のあいだには、しばしば大きなギャップが存在します。特にアジアの国々では、主食である米への強い思い入れや、家族関係、職場の慣習といった社会文化的な背景…
公開日: 2026年08月02日 01:27
タイの大規模健康調査に見る「多疾患併存」のパターン分け:年齢・性別・肥満・喫煙・食習慣・都市農村差との関連
健康診断で複数の生活習慣病を同時に指摘される人は少なくありません。高血圧に加えて糖尿病や脂質異常症も抱える、といったケースです。こうした「複数の慢性疾患を同時に持つ状態」は「多疾患併存(マルチモビディティ)」と呼ばれ、高齢化が進む社会では公衆衛生上の重要な課題とされています。どの病気とどの病気が組み…
公開日: 2026年08月01日 07:27
妊娠糖尿病と腸内細菌叢の関係とは? メカニズムから介入研究まで最新レビュー
妊娠中に血糖値が高くなる「妊娠糖尿病(GDM)」は、母子双方の健康に影響しうる代表的な妊娠合併症のひとつとして知られています。近年、この妊娠糖尿病と「腸内細菌叢」との関わりに注目した研究が世界的に増えており、今回紹介するのは、これまでの研究成果を整理した総説(レビュー)論文です。腸の中にすむ無数の細…
公開日: 2026年08月01日 02:31
小麦ビスケットに果実の搾りかすを加えると何が変わる? ミネラルと品質を調べた研究
りんごジュースや果汁を作るときに大量に出る「搾りかす」。果肉や皮、種の残りを含むこの副産物は、多くが廃棄されているのが実情です。近年では、こうした食品副産物を捨てずに別の食品に活用しようという研究が世界的に注目されています。今回紹介する研究は、りんご・サワーチェリー・桃という3種類の果実の搾りかすを…
公開日: 2026年08月01日 01:45
侵略的外来種ヨーロッパナマズを食品に——テージョ川での高付加価値食品開発研究
ヨーロッパの河川で在来の生態系に影響を与えているとされる外来魚がいます。ポルトガルのテージョ川に生息する「ヨーロッパナマズ(Silurus glanis)」です。大型の捕食性魚類であるこの種は、生物多様性を脅かす存在とされる一方で、食資源としてはほとんど活用されてきませんでした。もしこの魚を美味しく…
公開日: 2026年08月01日 01:44
水田で育つ黄顙魚と池で育つ黄顙魚、その違いを科学する
川魚料理として親しまれている「黄顙魚(コウショウギョ、Pelteobagrus fulvidraco)」は、中国などで盛んに養殖されているナマズの仲間です。近年、水田の中で魚を育てる「稲田養殖(水田養殖)」が、環境にやさしい持続可能な養殖モデルとして注目を集めています。しかし、池で育てる従来の方法と…
公開日: 2026年08月01日 01:42
甜菜パルプの搾りかすがグルテンフリーパスタを変える? 機能性素材としての可能性を検証した研究
パスタの原料といえば小麦粉が定番ですが、小麦アレルギーやグルテン不耐性を持つ人向けに開発される「グルテンフリーパスタ」は、風味や食感、栄養価の面で改善の余地が指摘されることがあります。今回紹介するのは、砂糖の原料となる甜菜(てんさい)を搾ったあとに残る副産物、「押出加工甜菜パルプ(ESBP)」を、グ…
公開日: 2026年08月01日 01:41
発芽大麦にバイオプライミング処理、フェノール類とビタミンB群が増強―ラットでの神経行動への影響を検証
大麦を発芽させると栄養価が変わることは知られていますが、発芽前の種子に特定の微生物を接種する「バイオプライミング」という処理を加えると、さらに成分が変化する可能性があります。今回紹介する研究では、この微生物バイオプライミングという手法を使って大麦の発芽抽出物の成分を変化させ、その機能性を調べています…
公開日: 2026年08月01日 01:39
ウコン抽出物は「見当識」や「注意力」に関わる認知機能に影響するか?24週間の臨床試験
カレーなどでおなじみのスパイス「ウコン(Curcuma longa)」。近年は健康食品の素材としても注目されていますが、実際に人の脳の働き、とくに「認知機能」にどう関わるのかは、まだよくわかっていない部分が多くあります。今回紹介する研究は、軽い物忘れなどが気になり始める40〜69歳の健康な人を対象に…
公開日: 2026年08月01日 01:38
発芽させたミレット×アフリカパンノキの複合食、栄養と抗栄養成分はどう変わる?
離乳食や補完食の分野では、地域で入手しやすい穀物や果実を組み合わせて、栄養バランスの良い食品を作る試みが続けられています。今回紹介する研究では、西アフリカなどで親しまれている雑穀「ミレット(Pennisetum glaucum)」と、「アフリカパンノキ(Treculia africana)」という植…
公開日: 2026年08月01日 01:37
緑豆タンパク質は、がん治療を支える食品になりうるか——最新レビュー論文を読む
豆類は昔から手頃なタンパク源として親しまれてきましたが、近年は栄養面だけでなく、体の中で働く「生理活性成分」を含む食品として注目されています。今回紹介するのは、緑豆(Vigna radiata L.、いわゆるムング豆)に含まれるタンパク質やペプチドが、がん患者の栄養管理・支持療法にどう役立つ可能性が…
公開日: 2026年08月01日 01:35
五輪代表候補選手のサプリメント利用、栄養サポートの経験で差―800人調査
プロテインやビタミン剤といった「サプリメント」は、今やスポーツの現場でごく身近な存在です。一方で、トップアスリートの世界ではアンチ・ドーピングの観点から、口にするものの安全性や効果、そして本当に必要かどうかを慎重に見極める必要があります。では、管理栄養士などによる栄養サポートを受けた経験があるかどう…
公開日: 2026年08月01日 01:34