研究論文紹介記事一覧

発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る

紅麹色素はなぜ変色しやすいのか——安全性と安定性を両立させる研究の最前線 研究論文OpenAlex中国

紅麹色素はなぜ変色しやすいのか——安全性と安定性を両立させる研究の最前線

紅麹(ベニコウジ)色素は、Monascus(モナスカス)というカビの仲間を発酵させて作られる天然色素で、鮮やかな色合いと様々な生理作用の両方を持つことから、長い歴史の中で食品に使われてきました。今回、中国・中南林業科技大学食品科学工程学院のShuang Wangさんらの研究グループが、この紅麹色素に…

公開日: 2026年08月31日 18:27

マーラータンはなぜ受け入れられるのか——フィリピンでの消費者調査から見えた『味・値段・カスタマイズ』の力学 研究論文OpenAlexフィリピン

マーラータンはなぜ受け入れられるのか——フィリピンでの消費者調査から見えた『味・値段・カスタマイズ』の力学

中国発の屋台料理「マーラータン」は、辛味のあるスープに好きな具材を選んで組み合わせられる仕組みが特徴で、近年フィリピンでも人気が広がっています。手頃な価格や利便性に加え、自分好みに具材を選べる「健康志向の食事」としても注目される一方、こうした食の受け入れられ方を発展途上国の文脈で調べた研究はこれまで…

公開日: 2026年08月31日 18:25

小学校低学年の朝食習慣、家庭の教育歴や生活環境と関連か ポーランドでの調査 研究論文OpenAlexポーランド

小学校低学年の朝食習慣、家庭の教育歴や生活環境と関連か ポーランドでの調査

朝ごはんをきちんと食べる習慣は、子どもの健康的な食生活の基本とされています。しかし実際にはどれくらいの子どもが毎日朝食をとれているのか、そしてその習慣には家庭環境がどう影響しているのかは、地域や対象によって事情が異なります。今回紹介する研究は、ポーランドの小学校低学年(1〜3年生)を対象に、朝食摂取…

公開日: 2026年08月31日 18:23

柑橘由来のフラボノイド「エリオジクチオール」、糖尿病マウスで血糖と臓器障害の改善を示唆する研究 研究論文OpenAlex中国

柑橘由来のフラボノイド「エリオジクチオール」、糖尿病マウスで血糖と臓器障害の改善を示唆する研究

糖尿病は世界で数億人が抱える病気で、血糖値の異常が続くことで肝臓や腎臓、筋肉など複数の臓器に負担をかけることが知られています。治療薬の開発と並行して、食品に含まれる成分が血糖コントロールに役立つ可能性を探る研究も進められてきました。今回紹介するのは、柑橘類などの食用植物に多く含まれる天然フラボノイド…

公開日: 2026年08月31日 18:22

体質によって(ポリ)フェノールの効き方は変わる? 代謝酵素SULT1A1の個人差をコンピューターで探る研究 研究論文OpenAlexイタリア

体質によって(ポリ)フェノールの効き方は変わる? 代謝酵素SULT1A1の個人差をコンピューターで探る研究

赤ワインや緑茶、大豆製品などに含まれる(ポリ)フェノールは、体内に入ると硫酸抱合という代謝反応を受けることが知られています。同じ食品を食べても人によって健康への影響の出方が違うことがありますが、その理由の一つとして代謝の個人差が関係しているのではないかと考えられてきました。しかし、その仕組みの詳細は…

公開日: 2026年08月31日 17:37

乳酸菌がつくる「善玉物質」同士は足し算にならない――エンテロコッカス属の研究から 研究論文OpenAlexアルメニア

乳酸菌がつくる「善玉物質」同士は足し算にならない――エンテロコッカス属の研究から

ヨーグルトなどの発酵食品に使われる乳酸菌は、生きた菌そのものだけでなく、菌が作り出す代謝産物にも注目が集まっています。こうした「ポストバイオティクス」と呼ばれる物質群には、抗菌作用を持つバクテリオシンや、発酵乳製品の食感や機能性に関わる菌体外多糖(エキソポリサッカライド、EPS)などが含まれます。ア…

公開日: 2026年08月31日 17:36

チャ油はマウスの大腸炎を和らげるか、腸内細菌との関係を調べた研究 研究論文OpenAlex中国

チャ油はマウスの大腸炎を和らげるか、腸内細菌との関係を調べた研究

チャ油(Camellia oleifera oil)は中国南部で広く栽培されているチャノキ科植物の種子から採れる油で、食用油として使われるほか、民間療法では胃腸の不調や炎症性の症状によいとされてきました。しかし、こうした言い伝えを裏付ける科学的な根拠は十分に整理されていませんでした。今回、中国のミン…

公開日: 2026年08月31日 17:34

口の中の細菌と腸の細菌、そして子どもの肥満――中国の研究チームが調べた「つながり」 研究論文OpenAlex中国

口の中の細菌と腸の細菌、そして子どもの肥満――中国の研究チームが調べた「つながり」

肥満は世界的に子どもの健康課題として広がっており、2012年から2023年にかけての小児肥満の有病率は2000年から2011年と比べて1.5倍に増加したと報告されています。子どもの頃の肥満は大人になっても続きやすく、糖尿病やがん、心代謝系の問題との関連も指摘されていますが、有効な予防・介入策はまだ十…

公開日: 2026年08月31日 17:33

腸内細菌の多様性で反応が変わる? 過体重成人を対象にした乳酸菌由来素材の臨床試験 研究論文OpenAlex韓国

腸内細菌の多様性で反応が変わる? 過体重成人を対象にした乳酸菌由来素材の臨床試験

腸内細菌の構成は人によって大きく異なります。同じ食品やサプリメントを摂っても、体重や代謝への影響が人によってまちまちなのは、この腸内細菌の個人差が関係しているのではないかという見方があります。今回紹介する研究は、過体重の成人を対象に、乳酸菌由来のパラプロバイオティクス素材「Lactiplantiba…

公開日: 2026年08月31日 17:32

米のとぎ汁とパニールから作る「単細胞タンパク質」、乳酸菌が生む成分は原料でどう変わるか 研究論文OpenAlexインド

米のとぎ汁とパニールから作る「単細胞タンパク質」、乳酸菌が生む成分は原料でどう変わるか

培養肉や昆虫食と並んで、微生物を使ってタンパク質をつくる「単細胞タンパク質(シングルセルプロテイン、SCP)」が、持続可能な代替タンパク源として注目されています。酵母や細菌などの微生物を培養し、その菌体そのものをタンパク源として利用する発想です。今回インドのGITAM School of Scien…

公開日: 2026年08月31日 17:30

独り暮らしの高齢者は食事からの水分摂取が少ない?歯の本数や滑舌との関連を調べた韓国の研究 研究論文OpenAlexミャンマー

独り暮らしの高齢者は食事からの水分摂取が少ない?歯の本数や滑舌との関連を調べた韓国の研究

高齢になると喉の渇きを感じにくくなり、体内の水分バランスを保つ働きも弱まることが知られています。特に一人暮らしの高齢者は、食事の準備が難しくなったり食欲が落ちたりする中で、水分や栄養が不足しやすい立場にあると指摘されてきました。今回紹介する研究は、韓国の国民健康栄養調査のデータを使い、独り暮らしの高…

公開日: 2026年08月31日 17:29

キムチの『素』だけを冷凍輸出する?ヤンニョムソースの長期保存と発酵コントロールを調べた研究 研究論文OpenAlex韓国

キムチの『素』だけを冷凍輸出する?ヤンニョムソースの長期保存と発酵コントロールを調べた研究

キムチは発酵食品であるがゆえに、長距離を運ぶあいだにも発酵がじわじわと進んでしまいます。乳酸菌の働きで酸味が強くなりすぎたり、発生したガスで容器が膨張・破裂したりする問題は、海外輸出の現場で長年の悩みの種になってきました。今回紹介する研究は、この課題に対して発想を変えたアプローチを試しています。キム…

公開日: 2026年08月31日 17:28