研究論文紹介記事一覧

発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る

洗浄しないティラピアすり身を、カラギーナンでどこまで強くできるか 研究論文OpenAlex中国

洗浄しないティラピアすり身を、カラギーナンでどこまで強くできるか

かまぼこやカニ風味かまぼこなどの練り製品の原料になる「すり身」は、通常、魚肉を水で何度も洗浄して脂質や色素、におい成分を取り除いてから作られます。しかしこの洗浄工程には大量の水を使うため、環境負荷や栄養成分の流出が課題として指摘されてきました。洗浄をしない「無洗浄すり身」はこうした水消費や養分ロスを…

公開日: 2026年09月02日 07:35

マグロの『冷やす仕組み』はどこまで機能しているか——コールドチェーンの現場を数値で評価する試み 研究論文OpenAlexインドネシア

マグロの『冷やす仕組み』はどこまで機能しているか——コールドチェーンの現場を数値で評価する試み

マグロは水揚げされてから加工・輸出されるまで、一貫して低温に保たれて初めて品質が保たれる。この『コールドチェーン(低温物流)』が漁業者側(アップストリーム)と加工業者側(アグロインダストリー、ダウンストリーム)でバラバラに評価されがちだという課題に着目し、両者を一つの物差しで測ろうとした研究がある。…

公開日: 2026年09月02日 07:32

植物ステロールをカプセルに包んで守る マヨネーズの加熱実験からわかったこと 研究論文OpenAlexポーランド

植物ステロールをカプセルに包んで守る マヨネーズの加熱実験からわかったこと

植物由来のステロール(フィトステロール)は、LDLコレステロールを下げる働きが報告されている成分として、健康志向の食品にしばしば添加されます。しかし弱点があります。熱や酸素にさらされると分解してしまい、保存や調理の過程で効果が失われやすいのです。ポーランドのポズナン生命科学大学食品科学栄養学部の研究…

公開日: 2026年09月02日 07:31

魚油の代わりに何を使うべきか?養殖魚のエサをめぐる『代謝物』からの検証 研究論文OpenAlexマレーシア

魚油の代わりに何を使うべきか?養殖魚のエサをめぐる『代謝物』からの検証

養殖業は世界で最も急速に拡大している食料生産分野のひとつです。その成長を支えてきたのが魚油で、魚の成長や健康、神経発達に欠かせないEPA(エイコサペンタエン酸)やDHA(ドコサヘキサエン酸)といった長鎖多価不飽和脂肪酸を豊富に含んでいます。しかし魚油はもともと限られた天然の魚資源から作られるため、乱…

公開日: 2026年09月02日 07:29

ヨルダン産の火山凝灰岩は、輸入培地に代わる冬のバジル栽培用土になり得るか 研究論文OpenAlexヨルダン

ヨルダン産の火山凝灰岩は、輸入培地に代わる冬のバジル栽培用土になり得るか

ハーブとして人気の高いバジルは、土を使わずに育てる「無土壌栽培」でも生産されている。無土壌栽培では、植物を支え、水・空気・養分の環境を整える「培地」に、ヤシ殻を粉砕したココピートや、パーライトといった素材がよく使われる。しかし、これらの多くは輸入に頼っており、コストや品質のばらつきが課題になっている…

公開日: 2026年09月02日 07:28

リビア西部産シドルハチミツを科学的に分析すると何が見えてくるか——予備的な理化学・花粉調査から 研究論文OpenAlexリビア

リビア西部産シドルハチミツを科学的に分析すると何が見えてくるか——予備的な理化学・花粉調査から

シドルハチミツは、ナツメヤシ属の植物であるZiziphus spina-christi(シドル)の花蜜に由来する、中東・北アフリカ地域で高く評価されている単一花蜜源ハチミツです。しかし「シドルハチミツ」と名乗る製品が、地域によってどの程度成分が異なるのかは、実はあまりよくわかっていませんでした。リビ…

公開日: 2026年09月02日 07:26

麻の実搾りかすを活かした葉面散布剤、温室イチゴの収量と品質を高める可能性 研究論文OpenAlexタイ

麻の実搾りかすを活かした葉面散布剤、温室イチゴの収量と品質を高める可能性

植物工場やスマート温室での栽培が広がるなか、化学肥料や合成農薬に頼らずに作物の生育を後押しする「バイオスティミュラント(生物刺激剤)」への関心が高まっています。今回紹介する研究は、麻(ヘンプ)の種子から油を搾った後に残る「搾油粕」を原料に作ったタンパク質加水分解物を、イチゴの葉に散布するとどのような…

公開日: 2026年09月02日 07:24

ヤギに水素水を与えると乳の成分は変わるのか——初乳・常乳のペプチドを分析した研究 研究論文OpenAlexトルコ

ヤギに水素水を与えると乳の成分は変わるのか——初乳・常乳のペプチドを分析した研究

牛乳や山羊乳には、消化の過程でたんぱく質が分解されてできる『生理活性ペプチド』と呼ばれる小さな断片が含まれていることが知られています。その中には、血圧に関わる酵素の働きを妨げる『ACE阻害活性』を持つものがあり、食品分野での研究対象になってきました。今回紹介する研究では、ヤギに水素を溶かし込んだ水(…

公開日: 2026年09月02日 06:36

米ぬかや食品残渣に眠るポリフェノール——農産廃棄物の再資源化を探る研究 研究論文OpenAlexポルトガル

米ぬかや食品残渣に眠るポリフェノール——農産廃棄物の再資源化を探る研究

お米の籾殻(もみがら)、ビールを造った後に残るホップの搾りかす、香辛料として使われるオレガノやタイムの茎——こうした食品・農業由来の「残りもの」には、実はまだ活用しきれていない成分が含まれていることがあります。ポルトガルの繊維・衣料産業技術センター(CITEVE)の研究チームが発表したこの研究は、こ…

公開日: 2026年09月02日 06:35

熟すほど甘くなる仕組みとは? イランの希少なマクワウリ2品種を成長段階ごとに調べた研究 研究論文OpenAlexイラン

熟すほど甘くなる仕組みとは? イランの希少なマクワウリ2品種を成長段階ごとに調べた研究

メロンと聞くと甘い果肉を思い浮かべる方が多いと思いますが、その甘さや栄養価が果実の成長過程でどのように変化していくのかは、実はあまり詳しく調べられていません。特に世界各地に存在する在来品種については、品種改良された主要品種に比べてデータが乏しいのが実情です。今回紹介する研究は、イランで栽培されている…

公開日: 2026年09月02日 06:34

「もこもこ」なブランド名は太って聞こえる?食品名の音が与える印象を調べた研究 研究論文OpenAlexカナダ

「もこもこ」なブランド名は太って聞こえる?食品名の音が与える印象を調べた研究

スナック菓子のパッケージに書かれたブランド名を見ただけで、私たちはその食品が軽いのか重いのか、なんとなく印象を持ってしまうことがあります。カナダ・カールトン大学の研究チームは、ブランド名に含まれる「音」そのものが、食品の重さや満腹感に対する期待にどう影響するのかをオンライン実験で調べました。

公開日: 2026年09月02日 06:33

好きな料理を食べると脳の反応が変わる? 近赤外分光法(fNIRS)でみる『食の好み』と前頭前野の関係 研究論文OpenAlex

好きな料理を食べると脳の反応が変わる? 近赤外分光法(fNIRS)でみる『食の好み』と前頭前野の関係

高齢になると、認知症がなくても「何を食べたいか思い浮かばない」という状態に陥る人がいます。食欲の低下は低栄養やフレイル(心身の衰え)にもつながる問題ですが、臨床の現場で気軽に脳の働きを調べる方法がないことが、この分野の研究を難しくしてきました。今回、東洋大学の研究グループが、健康な若年成人を対象に、…

公開日: 2026年09月02日 06:32