研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
食用きのこ『ハタケシメジ』を長持ちさせる新しいコーティング技術とは
スーパーで買ったきのこが数日で傷んでしまった経験がある人は多いのではないでしょうか。きのこ類は収穫後も呼吸や代謝を続けており、カビなどの微生物による汚染も進みやすいため、野菜や果物に比べて保存が難しい食材とされています。今回紹介する研究は、食用きのこの一種であるハタケシメジ(Stropharia r…
公開日: 2026年09月02日 09:34
トルコに自生するシソ科植物Stachys germanicaに、ポリフェノールと抗酸化・酵素阻害作用を確認――LC-MS/MSで主要成分も特定
「ダウンティー」や「マウンテンティー」として親しまれてきたシソ科の植物、Stachys属(イヌゴマ属)には、伝統的に様々な薬効が言い伝えられてきました。この属はトルコ国内だけで90種以上が確認され、その約47%が固有種というほど多様性に富むグループです。イランの民間療法では、Stachys germ…
公開日: 2026年09月02日 09:33
食品の腐敗を防ぐ「精油」研究の最前線 ― 抗菌のしくみと実用化への課題を整理したレビュー
加工食品や生鮮食品に使われる合成保存料に対して、健康面での不安から敬遠する消費者が増えています。国際食品情報評議会財団(IFIC)の調査によれば、半数近くの消費者が合成保存料を含む製品を意識的に避け、約4割が天然由来の保存方法を好むと回答しているといいます。こうした背景のもと、植物から得られる「精油…
公開日: 2026年09月02日 09:31
低い日照が『カルシウム果実』の甘い香りを遅らせる? 中国原産の果樹Cerasus humilisを使った研究
Cerasus humilis(セラサス・フミリス)は中国原産の多年生落葉低木で、果実に含まれるカルシウム量が一般的な果物の中でも際立って多いことから『カルシウム果実』とも呼ばれています。経済的にも生態的にも栄養的にも価値が高い果樹とされていますが、近年は施設栽培(ハウスなどで光環境を管理しながら育…
公開日: 2026年09月02日 09:29
木片チップの焙煎度合いがリンゴ蒸留酒の香りと成分に与える影響を調べた研究
ウイスキーやブランデーが樽で熟成されると色や香りが豊かになることはよく知られています。しかし、大きな木樽を使わずに、木材チップを漬け込む方法でも似た効果が得られるのか、そしてチップの木の種類や焙煎(トースト)の度合いによって仕上がりがどう変わるのかは、まだ体系的に検証される余地がある課題でした。今回…
公開日: 2026年09月02日 09:28
プレバイオティクスによる大腸免疫系を介した抗体産生調節作用
このページは、J-STAGE掲載資料の書誌情報のみを案内しています。
公開日: 2026年09月02日 09:26
高食物繊維小麦粉パンの12週間摂取、腸内環境と免疫指標への影響を検証
風邪をひきやすい、便通が少ない、疲れやすいといった自覚のある健常な成人を対象に、食物繊維を多く含む小麦粉(HAW)を使ったパンを12週間食べ続けてもらい、腸内細菌の構成や免疫に関わる指標がどう変化するかを調べた研究です。HAWにはレジスタントスターチなどの発酵性食物繊維が含まれており、これを分解する…
公開日: 2026年09月02日 09:25
パンづくりに宿す微生物の力—乳酸菌が変える品質・保存性・栄養
パンは小麦粉と水、酵母だけで作られていると思われがちですが、実際には目に見えない微生物が生地の性質や風味、保存性を左右しています。ルーマニアのステファン・チェル・マレ・スチャバ大学食品工学部に所属する研究者らは、パンづくりにおける乳酸菌(LAB:Lactic Acid Bacteria)の働きについ…
公開日: 2026年09月02日 07:41
黄変時間が茶の香りと味を左右する? 娘娘茶の成分変化を分析した研究
中国貴州省などで作られる娘娘茶(ニャンニャンちゃ)は、黄茶(きちゃ)に分類されるお茶の一種です。黄茶づくりの工程には「黄変(おうへん)」と呼ばれる、茶葉を軽く発酵させて寝かせる特有のステップがあり、この時間の長さが香りや味の仕上がりを大きく左右すると考えられています。しかし、黄変の間に茶葉の中でどの…
公開日: 2026年09月02日 07:40
カッテージチーズスプレッドにハーブ成分をカプセルで加える研究、最適な配合比は?
ヨーグルトやチーズなどの乳製品に、ビタミンや抗酸化成分を含むハーブ由来の素材を加えて栄養価を高める試みが世界各地で研究されています。しかし、こうした成分をそのまま混ぜると、製品の風味や食感を損なったり、保存中に成分が分解してしまったりする課題があります。今回紹介する研究では、ハーブ由来の生理活性物質…
公開日: 2026年09月02日 07:39
灌漑用水は「肥料」にもなる? マスタードグリーン栽培で見えた栄養と品質のトレードオフ
野菜づくりに使う灌漑用水は、単なる水やり以上の役割を果たしているかもしれません。都市近郊の農地では、生活排水や有機物を含む河川水が畑に引き込まれることが珍しくなく、そこに溶け込んだ窒素やリンが作物の肥料代わりになっている可能性が指摘されています。今回紹介する研究は、ベトナム・ハノイ近郊の紅河(ホン川…
公開日: 2026年09月02日 07:37
セレンの葉面散布でコムギのカドミウム吸収は減らせるか、鉢植え実験からの報告
土壌にわずかに含まれるカドミウム(Cd)は、コムギなどの作物に吸収されて食品中に残留することがあり、農地の汚染対策は世界的な関心事です。今回紹介する研究は、セレン(Se)をナノ粒子の形にして葉に散布することで、冬コムギのカドミウム蓄積を抑えつつ、逆に有用とされるセレンを穀粒に取り込ませられるかを調べ…
公開日: 2026年09月02日 07:36