研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
中国のアズキ22品種を丸ごと比較、用途に合った品種選びへの手がかりとは
あんこや甘納豆でおなじみのアズキ(学名:Vigna angularis)は、中国原産とされ、東アジアで2000年以上栽培されてきた歴史ある豆です。良質なたんぱく質や複合炭水化物、ミネラル、抗酸化物質などを含み、健康志向の高まりとともに加工食品としての需要も広がっています。ところが、これまでの品種改良…
公開日: 2026年09月05日 19:39
スマホで毎日ミニ質問に答えるだけ:食習慣を『その場で』記録する新しい方法を検証
食事の内容を正確に把握することは、栄養と健康の関係を調べるうえで欠かせません。しかし従来の食事調査法、たとえば食事日記や24時間思い出し法、頻度調査票などは、記憶違いや「実際より健康的に見せたい」という心理(社会的望ましさバイアス)の影響を受けやすく、参加者にも記録の負担がかかることが課題とされてき…
公開日: 2026年09月05日 19:38
低温保存でサクランボの風味はなぜ落ちるのか 品種差を遺伝子・代謝物から追う研究
冷蔵庫でサクランボをしばらく保存すると、買った直後より味がぼやけたと感じることがあります。甘みと酸味のバランスが崩れたり、香りが弱くなったりする現象は経験的に知られていますが、その裏でどのような生化学的変化が起きているのかは、品種ごとの違いも含めてまだ十分にわかっていませんでした。今回紹介する研究は…
公開日: 2026年09月05日 19:35
ヒマラヤの在来米はいま何品種残っているのか——ネパール特産米をめぐる60年の記録
お米と聞くと日本ではコシヒカリのような品種名を思い浮かべる方が多いかもしれませんが、世界にはその土地の気候や食文化に合わせて何世代にもわたり栽培され続けてきた「在来品種」の米が数多く存在します。ヒマラヤ山脈のふもとに広がるネパールもその一つで、標高差の大きい地形の中で寒さに強い高地の在来米や乾燥に強…
公開日: 2026年09月05日 19:34
歯科医療者は若者の『甘い飲み物』習慣を変えられるか——英国での聞き取り調査から
炭酸飲料やスポーツドリンク、フルーツドリンクなど、砂糖が添加された飲料(Sugar-Sweetened Beverages、SSB)は、むし歯や酸による歯の表面の損傷(酸蝕症)と関連することが知られています。それだけでなく、2型糖尿病や肥満といった全身の健康問題との関わりも指摘されています。英国では…
公開日: 2026年09月05日 19:32
卵液を乳酸菌で発酵させると何が起きるのか——新しい食品素材としての可能性を探る研究
ヨーグルトやチーズのように、乳酸菌による発酵は牛乳の食感や風味、機能性を変える技術としてよく知られています。では同じことを卵で行うとどうなるのでしょうか。卵白・卵黄・全卵といった卵液は、優れたゲル化力や乳化力、起泡力を持つ食品原料でありながら、これまで乳酸菌発酵の対象としてはあまり研究されてきません…
公開日: 2026年09月05日 16:27
植物由来の多糖類でつくる微小カプセル、線虫を使った事前チェックの試みとは
ビタミンや香り成分、プロバイオティクス(善玉菌)などの機能性成分は、そのままの形では熱や酸、酸素に弱く、体内でうまく吸収されないことも少なくありません。こうした成分を細かい粒子で包み込み、狙った場所まで届ける「デリバリーシステム」の研究が進められています。今回紹介する総説論文は、デンプンやペクチン、…
公開日: 2026年09月05日 16:26
緑茶パウダーで甘酒はどう変わる?発酵もち米飲料の香りと機能性を調べた研究
もち米を発酵させて造る中国の伝統的な甘い醸造酒「甘酒(グルーティナスライスワイン)」は、独特の香りと甘みを持つ飲み物として親しまれています。今回紹介する研究では、この伝統的な甘酒に緑茶パウダーを加えて一緒に発酵させることで、香りや健康面に関わる性質がどのように変化するかを調べています。研究チームは貴…
公開日: 2026年09月05日 16:24
雲南省・石屏の『酸漿豆腐乳』はなぜあの香りになるのか——揮発性成分と微生物叢を科学的に調べた研究
中国には地域ごとに個性豊かな発酵豆腐がある。なかでも雲南省石屏(せきへい)で作られる『酸漿(さんしょう)発酵臭豆腐』は、豆腐乳を凝固させる際に一般的な塩化マグネシウムやにがりではなく、大豆ホエーを発酵させた酸漿(酸っぱい発酵液)を凝固剤として使う点が特徴的だ。この酸漿には土地固有の微生物が住み着いて…
公開日: 2026年09月05日 16:23
牛乳になじみにくい植物由来の乳酸菌、ミネラル添加で発酵性能を底上げ
ヨーグルトやチーズなどの発酵乳製品づくりには、乳酸菌が牛乳の中でしっかり増え、酸を作り出すことが欠かせません。しかし、もともと野菜や植物性の発酵食品から見つかった乳酸菌の中には、牛乳という環境にうまくなじめず、増殖や酸性化が弱いものがあります。今回紹介する研究は、そうした植物由来の乳酸菌の一種である…
公開日: 2026年09月05日 14:42
浙江ローズビネガーの発酵はどう進む?微生物と香り成分の関係を多角的に分析した研究
お酢は原料を微生物が発酵させてできる発酵食品ですが、発酵の過程でどの微生物がどの香り成分や機能性成分を生み出しているのかは、実はまだ十分に解明されていません。今回紹介する研究では、中国浙江省の伝統的な米酢である「浙江玫瑰酢(ぎょくえいばらす)」を対象に、発酵中の微生物の移り変わりと風味成分の変化を、…
公開日: 2026年09月05日 14:40
紫サツマイモ酒の醸造に有機酸を加えると何が変わる? メタノールと高級アルコールを減らす仕組みを探った研究
紫色のサツマイモを原料にした果実酒「紫サツマイモ酒」は、鮮やかな色合いとアントシアニンなどの栄養成分を含むことで知られています。ただし、サツマイモはペクチンやアミノ酸を多く含むため、発酵の過程でメタノールや高級アルコールと呼ばれる物質が生じやすく、これらは酒類における主要な健康リスク要因とされていま…
公開日: 2026年09月05日 14:38