研究論文紹介記事一覧

発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る

サトイモのデンプンとアルギン酸を組み合わせたフィルムは、架橋方法の違いでどう変わるのか 研究論文OpenAlexメキシコ

サトイモのデンプンとアルギン酸を組み合わせたフィルムは、架橋方法の違いでどう変わるのか

プラスチックごみの問題が広がるなか、食品包装の分野でも生分解性の素材を使ったフィルムの研究が進んでいます。今回紹介する研究では、タロイモ(Colocasia esculenta)のデンプンと、褐藻類由来のアルギン酸ナトリウムを組み合わせたフィルムを作り、架橋(分子どうしを結びつけて強度や性質を変える…

公開日: 2026年09月05日 05:36

腐敗酵母を狙い撃ち――精油とε-ポリリジンの組み合わせでブルーハニーサックルの保存性を高める研究 研究論文OpenAlex中国

腐敗酵母を狙い撃ち――精油とε-ポリリジンの組み合わせでブルーハニーサックルの保存性を高める研究

ブルーハニーサックル(Lonicera caerulea L.)は、アントシアニンを豊富に含む小果実として知られていますが、水分が多く代謝も活発なため、収穫後にカビや酵母による腐敗が進みやすいという課題があります。中国・東北林業大学食品健康学院の研究グループは、この果実の腐敗を実際に引き起こしている…

公開日: 2026年09月05日 05:33

水分の摂り方と『飲み過ぎない甘い飲み物』、高齢者の脂肪肝リスクとの関連を調べた研究 研究論文OpenAlex中国

水分の摂り方と『飲み過ぎない甘い飲み物』、高齢者の脂肪肝リスクとの関連を調べた研究

脂肪肝というと『お酒の飲み過ぎ』や『食べ過ぎ』のイメージが強いかもしれません。しかし近年、飲酒がなくても代謝の乱れをともなって肝臓に脂肪がたまる状態は「代謝機能障害関連脂肪性肝疾患(MASLD)」と呼ばれ、注目されています。今回紹介する研究は、この脂肪肝と、普段の『水分の摂り方』との関係を、高齢者を…

公開日: 2026年09月05日 05:32

見た目は「普通体重」でも体脂肪率は高め? 中国人女子大学生を対象にした「隠れ肥満」と食生活の関係 研究論文OpenAlex

見た目は「普通体重」でも体脂肪率は高め? 中国人女子大学生を対象にした「隠れ肥満」と食生活の関係

体重や体格指数(BMI)が正常範囲であっても、体脂肪率だけが高い状態は「正常体重肥満(Normal Weight Obesity、NWO)」と呼ばれ、見た目では気づきにくい一方で代謝の異常と関連することが知られています。中国人の女子大学生ではこのNWOの割合が高いとされていますが、これまで生活習慣、…

公開日: 2026年09月05日 05:30

リンゴ果皮とレモン繊維をクラッカーに配合すると、ポリフェノールの損失を抑えられる可能性 研究論文OpenAlexイタリア

リンゴ果皮とレモン繊維をクラッカーに配合すると、ポリフェノールの損失を抑えられる可能性

果物や野菜を加工する際に出る皮や芯などの副産物には、まだ活用しきれていない栄養素が残っていることがあります。イタリア原産のリンゴ品種「アヌルカ」の果皮もそのひとつで、食物繊維やポリフェノール(フェノール化合物)を豊富に含むことが知られています。乾燥させて粉末にすれば、パンや焼き菓子などの栄養価を高め…

公開日: 2026年09月05日 05:28

飲み込みにくさを抱える高齢者のために。水分たっぷりの『ひと口ゼリー』にビタミンを届ける工夫 研究論文OpenAlexリトアニア

飲み込みにくさを抱える高齢者のために。水分たっぷりの『ひと口ゼリー』にビタミンを届ける工夫

年齢を重ねると、飲み込む力や口の中の感覚が少しずつ変化し、水分補給や栄養摂取が難しくなることがあります。とくに嚥下障害(飲み込み障害)のある高齢者では、水のようにさらさらした液体をそのまま飲むこと自体が誤嚥(気管に入ってしまうこと)のリスクにつながるため、とろみをつけた飲み物が広く使われてきました。…

公開日: 2026年09月05日 05:27

電子レンジ式焙煎でフェヌグリーク種子はどう変わるのか——色と機能性、抗酸化力への影響を調べた研究 研究論文OpenAlexインド

電子レンジ式焙煎でフェヌグリーク種子はどう変わるのか——色と機能性、抗酸化力への影響を調べた研究

カレー粉や香辛料として使われるフェヌグリーク(Trigonella foenum-graecum L.)の種子は、独特の苦味と香りを持ち、伝統的に炒って使われることが多い食材です。今回インドの研究チームが、この種子を電子レンジで焙煎した際に、色合いや水・油を吸う性質、そして抗酸化にかかわる成分がどの…

公開日: 2026年09月05日 05:25

納豆に似た韓国の発酵食品「チョングッチャン」、抗酸化力を高める鍵はポリ-γ-グルタミン酸だった 研究論文OpenAlex韓国

納豆に似た韓国の発酵食品「チョングッチャン」、抗酸化力を高める鍵はポリ-γ-グルタミン酸だった

納豆と同じく大豆を短期間で発酵させて作る韓国の伝統食品「チョングッチャン」。この食品にはネバネバのもととなる粘性物質「ポリ-γ-グルタミン酸(γ-PGA)」が含まれており、抗酸化作用など健康に関わる働きが報告されてきました。今回、韓国・高麗大学食品生命工学科などの研究グループが、このγ-PGAを多く…

公開日: 2026年09月05日 05:00

健康なカタール人でも「健全型」の食事は体脂肪やインスリン値と関係している可能性――カタールバイオバンクの分析から 研究論文OpenAlexカタール

健康なカタール人でも「健全型」の食事は体脂肪やインスリン値と関係している可能性――カタールバイオバンクの分析から

肥満や2型糖尿病、心血管疾患といった心代謝系の病気は、世界的に見ても死亡や障害の主要な原因のひとつとされています。中東の産油国カタールでも、成人女性の約46%、男性の約36%が肥満に該当し、2型糖尿病の割合は2021年時点で人口全体の約17%と推計されるなど、その負担は急速に増しています。カタールで…

公開日: 2026年09月05日 04:58

食料の『持続可能な生産』は本当に持続可能か——貿易が環境負荷を動かす仕組みを指数で可視化する研究 研究論文OpenAlexスイス

食料の『持続可能な生産』は本当に持続可能か——貿易が環境負荷を動かす仕組みを指数で可視化する研究

世界の人口は今後60年ほどで100億人に近づくと見込まれています。食料生産を増やしながら、気候変動や地力の低下、水不足といった環境への負荷をどう抑えるか——この難題に取り組むため、スイス連邦工科大学チューリッヒ校(ETHチューリッヒ)とマサチューセッツ工科大学(MIT)の研究者らが、国ごとの食料供給…

公開日: 2026年09月05日 04:57

トマトのくし切りを賢く乾燥させる:CFDシミュレーションとサーマルカメラで乾燥中の温度と水分を可視化する研究 研究論文OpenAlexエジプト

トマトのくし切りを賢く乾燥させる:CFDシミュレーションとサーマルカメラで乾燥中の温度と水分を可視化する研究

真っ赤なトマトは水分含量が90〜95%にも達し、そのままでは日持ちがしません。乾燥はこの水分を取り除いて保存性を高める代表的な方法ですが、乾燥温度が高すぎると縮みや変色、栄養成分の劣化を招くという悩ましい面もあります。エジプトのスエズ運河大学農学部の研究グループは、トマトをくし切りにした状態での対流…

公開日: 2026年09月05日 04:55

生乳への中和剤混入は微生物汚染のサインか——イラン北西部の実地調査 研究論文OpenAlexイラン

生乳への中和剤混入は微生物汚染のサインか——イラン北西部の実地調査

牛から搾ったばかりの生乳は時間が経つと乳酸菌の働きで酸性化し、酸度が上がる。この酸っぱさを消すために炭酸塩などのアルカリ性の中和剤をひそかに混ぜる不正行為が、新興国の一部地域で問題になっている。中和剤そのものが直接の毒性を持つかどうかとは別に、この行為が牛乳の衛生状態そのものと関係しているのかは、実…

公開日: 2026年09月05日 04:53