研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
下痢型過敏性腸症候群への中医学・鍼治療・食事療法:長期的な症状緩和に向けた可能性を探る総説
お腹の調子が慢性的に不安定で、下痢や腹痛を繰り返す「下痢型過敏性腸症候群(IBS-D)」。ストレスや自律神経の乱れなど、脳と腸の相互作用が関わる身近な疾患として知られていますが、既存の治療法だけでは症状が長く落ち着かないケースも少なくないとされています。そうした中で近年、副作用が少ないとされる中医学…
公開日: 2026年08月15日 00:27
ビタミン・サプリメント、なぜ飲む? 免疫サポートと薬局購入が目立った実態調査
ビタミン剤や栄養補助食品(サプリメント)は、いまや世界中の薬局やドラッグストアの棚に並び、多くの人が日常的に手に取る存在になっています。しかし、その利用は本当に体が必要としているものに基づいているのでしょうか。それとも、テレビやSNSなどメディアの情報に影響されて選ばれているのでしょうか。この素朴な…
公開日: 2026年08月14日 23:30
食塩の摂りすぎと腎機能低下、G20諸国の虚血性心疾患への影響を分析した論文を紹介
「塩分の摂りすぎは体によくない」という話は、健康に関心のある人なら一度は耳にしたことがあるのではないでしょうか。実は塩分の摂りすぎ(食事性高ナトリウム)は血圧を上げたり血管を傷つけたりすることを通じて、心臓の血管が詰まったり狭くなったりする「虚血性心疾患(IHD)」の一因になると考えられています。ま…
公開日: 2026年08月14日 23:30
腹の音は食事のタイミングを知らせるサイン?台湾の大学生を対象にした食事支援アプリ開発の基礎研究
お腹が鳴る音、いわゆる「腹部音」を、健康的な食事をサポートするアプリのヒントとして使えないか——そんな発想に基づく研究が報告されています。多くの栄養管理アプリはカロリー計算や食事記録が中心ですが、日々の生活の中で無理なく続けられる、もっと負担の少ない仕組みが求められているという問題意識から出発した研…
公開日: 2026年08月14日 23:27
セレン食品の"顔かたち"を見分ける ― 食品中セレン形態分析研究の現状と課題を総説
セレンは、私たちの体に必要な微量ミネラルのひとつとして知られています。しかし「セレンを摂る」と一口に言っても、食品中のセレンにはさまざまな化学的な形(セレン化合物の種類、いわゆる「形態」)があり、その働き方は形態によって大きく異なるとされています。今回紹介する総説論文は、この食品中のセレンの形態をど…
公開日: 2026年08月14日 22:27
食品ロスを減らす鍵はAIとデジタルツイン?収穫後の品質管理を見直すレビュー研究
スーパーで買った野菜や果物が、思ったより早く傷んでしまった経験は誰にでもあるのではないでしょうか。実は、収穫された農産物や食品が消費者に届くまでの「収穫後」の段階で発生するロスや廃棄は、世界の食料生産量の13〜14%にものぼり、その経済的損失は年間およそ4000億ドルにも達すると報告されています。こ…
公開日: 2026年08月14日 17:26
プロのハンドボール選手で腸内細菌はどう変わる?パレオ食と合理食を比べた8週間の研究
「腸活」や「腸内フローラ」という言葉をよく耳にするようになりましたが、実際に食事を変えると腸内細菌はどのくらい変化するのでしょうか。特にアスリートのように体づくりのために特殊な食事法を取り入れる人たちにとって、この疑問は身近なテーマです。今回紹介する研究は、プロのハンドボール選手を対象に、狩猟採集民…
公開日: 2026年08月14日 15:26
サマリー型か栄養素別か? 前面パッケージ表示のデザインが食品選びの『考え方』を左右する可能性
スーパーの棚に並ぶ加工食品のパッケージには、健康度を一目で伝えるためのマークやラベルが付いていることがあります。こうした「栄養成分の前面表示(Front-of-Package Labeling、FoPL)」は、健康的な食選択を後押しする公衆衛生の取り組みとして各国で導入が進んでいます。しかし、星の数…
公開日: 2026年08月14日 13:28
術後の栄養状態低下を和らげる可能性は? 口腔がん手術と漢方薬「人参養栄湯」を調べた研究
口の中にできる「口腔扁平上皮癌」の手術を受けた患者さんは、術後に体重が減ったり、体力や免疫力の指標が下がったりすることが少なくありません。こうした術後の栄養状態の悪化は、回復の遅れや今後の見通しに関わる可能性があるため、臨床の現場では大きな関心事となっています。今回紹介するのは、この術後の栄養状態の…
公開日: 2026年08月14日 13:26
妊娠中・産後の女性の『皮膚カロテノイド』を測ってわかったこと 日本人女性を対象にした予備的研究
ルテインやゼアキサンチンといったカロテノイドは、緑黄色野菜などに多く含まれる色素成分の一種です。これらは子どもの網膜の発達に重要とされており、胎児は臍帯(へその緒)を通じて、乳児は母乳を通じてこれらの成分を受け取ると考えられています。つまり、母親の栄養状態が子どもの網膜発達に影響する可能性があるとい…
公開日: 2026年08月14日 12:26
小児の消化管の健康と食物繊維:摂取不足の実態と便秘・腹痛・炎症性腸疾患への関わりを整理したナラティブレビュー
子どもの便秘やお腹の不調に悩む家庭は少なくありません。「野菜や果物、全粒穀物をもっと食べさせたほうがいいのだろうか」と感じたことがある方もいるのではないでしょうか。今回紹介するのは、小児の消化管の健康における食物繊維の役割について、これまでの研究をまとめたナラティブレビュー(既存の文献を整理し論点を…
公開日: 2026年08月14日 10:27
母親の肥満、子どもの肥満へ―マレーシアの低所得世帯で見えた『世代間肥満』の背景
子どもの体重は、実は親の体重と関係している——そんな話を耳にしたことがある方もいるかもしれません。しかし、その背景には単純な「遺伝」だけでなく、暮らしている環境や家庭の事情など、さまざまな要因が絡み合っていると考えられています。特に経済的な余裕が少ない世帯では、過体重や肥満が親から子へと受け継がれや…
公開日: 2026年08月14日 08:26