研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
冷蔵保存後の梨、鮮度と品質はどう守れるのか ―「丹霞紅」梨と1-メチルシクロプロペンをめぐる研究紹介
梨は収穫後、冷蔵保存や店頭での販売期間中に少しずつ果皮が黄色くなり、果肉も柔らかくなっていきます。こうした変化は美味しさや見た目の魅力に直結するため、生産や流通の現場では長く課題とされてきました。中国原産の「丹霞紅(たんかこう)」梨は、優れた品質から高い経済的価値を持つ品種とされていますが、長期の低…
公開日: 2026年08月24日 19:33
子どものフッ化物摂取と心血管リスク因子の関係を探る:イラン・ヤズド市の調査から
フッ化物は虫歯予防のために水道水に添加されたり、歯磨き粉に含まれたりすることで知られる成分です。一方で、体内に取り込まれたフッ化物が骨や歯以外の健康、たとえば心血管系にどのような影響を及ぼすのかについては、まだ十分にわかっていない部分があります。特に、生活習慣や体の基礎的な特徴が形作られる子どもや青…
公開日: 2026年08月24日 19:31
炭水化物の『質』と心血管疾患リスクの関連は? イランの大規模追跡調査から
ごはんやパン、麺類などの炭水化物は、私たちの食事の中心を占める栄養素です。近年の栄養学では、炭水化物を「量」だけでなく「質」で捉える視点が注目されています。食物繊維の多さや血糖値の上がりやすさ(血糖指数)、全粒穀物の割合などを組み合わせて評価する「炭水化物の質指数(CQI)」という指標もそのひとつで…
公開日: 2026年08月24日 13:37
エチオピアの伝統発酵ヨーグルト「エルゴ」、スターターカルチャーで発酵時間と品質はどう変わる?
ヨーグルトは世界各地で古くから親しまれてきた発酵乳製品ですが、その作り方は地域によってさまざまです。エチオピア・シダマ地域では、小規模な酪農家が「エルゴ」と呼ばれる伝統的なヨーグルトを作っていますが、発酵にかかる時間や出来上がりの品質が安定しないという課題があるといいます。今回紹介する研究は、この伝…
公開日: 2026年08月24日 13:35
EATランセット食への高い順守と脂肪肝リスクの関連は? イランの5年間コホート研究
近年、食生活の乱れや代謝異常を背景に、肝臓に脂肪がたまる「代謝機能障害関連脂肪性肝疾患(MASLD)」が世界的に増加していると言われています。一方で「EATランセット食(プラネタリー・ヘルス・ダイエット)」は、人の健康と地球環境の両方に配慮した食事パターンとして近年注目されてきました。ただし、この食…
公開日: 2026年08月24日 13:34
運動すると野菜を食べなくなる?持久運動と食事変化・血糖改善の関係を調べた研究
「運動をがんばったから、ちょっとくらい食べても大丈夫」——そう感じたことがある人は多いのではないでしょうか。運動には血糖コントロールを助ける効果が期待されていますが、その一方で運動後に食事内容が変わり、せっかくの効果を打ち消してしまうのではないかという懸念は以前から指摘されてきました。ただし、これま…
公開日: 2026年08月24日 13:33
唐辛子ペーストの発酵、乳酸菌と酵母の力で風味はどう変わる?
唐辛子を発酵させて作るペーストは、辛味だけでなく複雑な風味が魅力の発酵食品です。発酵の過程では微生物のはたらきによって味や香りが少しずつ形づくられていきますが、どのような発酵の組み合わせがより豊かな風味につながるのかは、まだ研究が続けられているテーマです。今回紹介する研究では、発酵唐辛子ペーストの風…
公開日: 2026年08月24日 13:30
ユーグレナの日常摂取が免疫の働きと風邪様症状に関わる可能性を検討した研究
「腸活」や「免疫ケア」という言葉が身近になる中、食物繊維、特に消化されにくい多糖類が免疫の働きを支えるうえで重要だと考えられてきました。しかし多くの人でその摂取量は推奨レベルに届いていないのが実情です。こうした背景から、持続可能な多糖類の供給源として注目されているのが微細藻類です。今回紹介する研究で…
公開日: 2026年08月23日 20:30
診断前の血中ビタミンD濃度と前立腺がんの生存率の関連を調べた大規模統合解析
ビタミンDは骨の健康に関わる栄養素として知られていますが、がんとの関係についても長年研究が続けられてきました。これまでの研究では、血中のビタミンD濃度が高い男性ほど前立腺がんと診断されるリスクが高いという報告もあり、ビタミンDと前立腺がんの関係は単純ではないことが示唆されています。しかし、すでに前立…
公開日: 2026年08月23日 19:32
重症患者への高蛋白質投与、観察研究とRCTで結果が食い違う理由とは
集中治療室(ICU)で治療を受ける重症患者に、どれくらいの量の蛋白質を投与すべきか。これは栄養管理の現場で長く議論されてきたテーマです。実は2023年より前は、この分野の推奨の多くが観察研究や非ランダム化の介入研究にもとづいていました。2009年から2017年にかけて行われたいくつかの大規模な多施設…
公開日: 2026年08月23日 19:30
マレーシアの加工食品、ナトリウム表示は正確か? 実測値との差を調べた研究
パッケージ食品の裏側にある栄養成分表示。塩分(ナトリウム)の量を見て購入を決める人も多いのではないでしょうか。しかし、その表示された数値は本当に正確なのでしょうか。マレーシアでは成人の1日あたりのナトリウム摂取量が平均2892mgと、推奨される2000mg未満を大きく上回っているとされ、2022年に…
公開日: 2026年08月23日 18:41
GLP-1薬による体重減少、タンパク質摂取量の低下と『筋肉』への影響は?
近年、GLP-1(グルカゴン様ペプチド-1)受容体作動薬や、GIPとGLP-1の両方に作用するデュアル受容体作動薬が、2型糖尿病や肥満の治療薬として広く使われるようになりました。これらの薬剤は食欲を抑えることで大幅な体重減少をもたらすことが知られており、高齢者にも処方される機会が増えています。一方で…
公開日: 2026年08月23日 18:41