研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
食物繊維の知識と摂取は血糖コントロールと関係するか――ヨルダンの2型糖尿病患者722人を対象とした横断研究
2型糖尿病は、インスリンの分泌不足や効きにくさによって血糖値が高くなる慢性の代謝疾患です。コントロールされないまま時間が経つと、心臓や血管、目、腎臓、神経に深刻な合併症を引き起こすことがあります。論文によれば、国際糖尿病連合の資料では2024年時点で20〜79歳の成人5億8,900万人が糖尿病を抱え…
公開日: 2026年09月14日 21:28
ヨルダンの2型糖尿病患者における食事由来ビタミンDと血糖コントロールの関連を調べた横断研究
2型糖尿病は、インスリンの分泌不足や効きにくさ(インスリン抵抗性)によって血糖値が高い状態が続く慢性の代謝疾患です。著者らによれば、ヨルダンでの2型糖尿病の割合は世界平均を上回り、とくに中高年で公衆衛生上の大きな課題になっています。同時に、ヨルダンではビタミンD不足も広くみられ、その背景として日光を…
公開日: 2026年09月14日 21:21
玄米と白米、食後の炎症指標IL-6に違いはあるか——座位中心の勤労者を対象とした食後試験
米は多くの地域で日々のエネルギー源の中心を占め、インドネシアでも主食として大量に消費されています。ただし、広く食べられているのは精白された白米です。研究チームは、精米の工程でぬかや胚芽が取り除かれることにより食物繊維や生理活性成分が減り、血糖が上がりやすい性質(高いグリセミック指数)につながると説明…
公開日: 2026年09月14日 21:16
アメリカミズアブ幼虫を飼料に使う——研究レビューが整理した栄養価と課題
ブラジルのサンタクルスドスル大学の研究チームは、アメリカミズアブ(学名 Hermetia illucens、英語では black soldier fly)の幼虫を家畜や魚のえさに利用する動きについて、近年の研究成果を体系的に整理した総説を発表しました。この幼虫は英語の頭文字をとって「BSFL」と呼ば…
公開日: 2026年09月14日 21:11
経皮的冠動脈インターベンション後の生活習慣と予後——「治療後」からの長期管理を整理した総説
経皮的冠動脈インターベンション(PCI)は、細くなった心臓の血管をカテーテルで広げ、血流を回復させる治療です。著者らは、この治療が血流を回復させる一方で、全身に広がる動脈硬化そのものを止めるわけではなく、治療していない病変の進行、残った虚血、薬の飲み忘れ、好ましくない生活習慣といったリスクは残ると述…
公開日: 2026年09月14日 21:02
ヘーゼルナッツ由来飲料を使ったウォーターケフィア発酵――砂糖の添加量が発酵と製品特性に与える影響
ケフィアは、乳酸菌や酢酸菌、酵母が共生してつくる発酵飲料です。そのうち「ウォーターケフィア」は、牛乳ではなく砂糖水や果汁など植物由来の糖液で発酵させるタイプを指します。研究チームは、牛乳のタンパク質にアレルギーがある人や乳糖不耐の人、菜食を選ぶ人の関心が高まっていることを背景に、乳を使わない発酵飲料…
公開日: 2026年09月14日 20:51
新しい野菜・果物の生産技術を消費者はどう選ぶか——ニュージーランドでの選択実験
気候変動をはじめとする課題を受けて、天候に左右されにくく資源効率の高い新しい生鮮野菜・果物の生産技術の開発が進められています。研究チームが取り上げたのは、屋内農業などの「管理環境農業(CEA)」と呼ばれる、温度や光などを人工的に管理した施設で作物を育てる方法、そして関連技術である遺伝子編集(作物の遺…
公開日: 2026年09月14日 20:47
連続式アルコール製造におけるエタノール分離を「プロセス強化」の観点から見直す
食品グレードのエタノールや中性アルコールを連続的に大規模生産する工程は、非常に多くのエネルギーを使います。著者らは、蒸留と精留という二つの分離工程だけで、工場全体のエネルギー使用量の50〜85%を占めると述べています。
公開日: 2026年09月14日 20:43
小麦粉の代わりに果実の粉を——グルテンフリープリンの開発研究
プリンは幅広い年齢層に親しまれている乳製品デザートですが、一般的な材料である小麦粉は、セリアック病や小麦アレルギーなど小麦に関連する不調を抱える人にとっては避けなければならない成分です。研究チームは、この課題に対応する新しいプリンをつくるため、小麦粉に代わる素材としてホソバグミ(オレアスター、Ela…
公開日: 2026年09月14日 20:37
カボチャの種の皮から食物繊維を取り出す ― 熱水処理による回収と性質の調査
カボチャ(Cucurbita moschata)の種子を利用したあとに残る「種皮(seed hull)」は、農産加工の現場で廃棄されることが多い部分です。研究チームは、この種皮から食物繊維を取り出し、その性質を詳しく調べることを目的としました。
公開日: 2026年09月14日 20:31
クオラムクエンチング酵素YtnPがソウギョの免疫応答と腸内細菌叢に与える影響
エロモナス・ハイドロフィラ(Aeromonas hydrophila)は、養殖魚に腸の炎症や肝臓の病変などを引き起こし、重症化すると死に至らせる日和見感染菌です。研究チームによれば、この菌による感染は養殖産業に大きな経済的損失をもたらし、人獣共通感染の経路を通じて公衆衛生上のリスクをもたらす可能性も…
公開日: 2026年09月14日 20:27
土壌改良資材でイネのカドミウム吸収を抑え、セレンを増やす——中国・江西省での試験報告
セレンは人体に必要な微量元素で、抗酸化作用や免疫機能の維持などに関わるとされます。論文によれば、中国の成人1人あたりの1日平均セレン摂取量は26.63マイクログラムで、中国栄養学会が推奨する60〜240マイクログラムを大きく下回っています。主食であるコメはセレンの主要な摂取源であるため、セレン含量の…
公開日: 2026年09月14日 20:22