研究論文紹介記事一覧

発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る

コメと水田土壌に含まれる鉛・カドミウムを測る新しい吸着材 ― 計算化学で候補を絞り込む試み 研究論文Europe PMCトルコ

コメと水田土壌に含まれる鉛・カドミウムを測る新しい吸着材 ― 計算化学で候補を絞り込む試み

鉛とカドミウムは、環境中で分解されず、食物連鎖を通じて生物の体内に蓄積していく性質を持つ有害な金属です。論文によれば、これらは工業活動や鉱山開発、リン酸系肥料の使用、排水、大気からの降下などを通じて環境に入り込み、とりわけ農業地域にたまりやすいとされています。

公開日: 2026年09月14日 22:28

テーブルオリーブ発酵から分離された乳酸菌の比較ゲノム解析 研究論文DOAJスペイン

テーブルオリーブ発酵から分離された乳酸菌の比較ゲノム解析

テーブルオリーブは地中海地域を代表する発酵野菜のひとつで、その発酵は主にラクティプランティバチルス属の乳酸菌によって進みます。研究チームによると、同じ属のLactiplantibacillus pentosusについてはゲノムレベルの研究が数多く行われてきた一方、オリーブ発酵に関わるLactipla…

公開日: 2026年09月14日 22:23

枯草菌DES-59によるシガー用たばこ粉末の発酵と、加熱式たばこの香り・味わいの変化 研究論文Europe PMC中国

枯草菌DES-59によるシガー用たばこ粉末の発酵と、加熱式たばこの香り・味わいの変化

加熱式たばこ(heat-not-burn、HnB)は、900℃を超える高温で燃やす従来の紙巻きたばこと違い、300〜350℃程度の比較的低い温度で加熱し、ニコチンや香りの成分をエアロゾル(細かい霧状の粒子)として放出する製品です。論文の導入では、この低い加熱温度のためにたばこ成分の熱分解が抑えられ、…

公開日: 2026年09月14日 22:19

ローゼル(ハイビスカス・サブダリファ)のガク由来ムシラージとカルボキシメチルセルロースから作る生分解性フィルム 研究論文Europe PMCイラン

ローゼル(ハイビスカス・サブダリファ)のガク由来ムシラージとカルボキシメチルセルロースから作る生分解性フィルム

プラスチック包装は製品を守るうえで欠かせませんが、合成樹脂は微生物に分解されず、廃棄物や環境汚染の一因になっています。そこで、植物などの再生可能な資源から得られる天然高分子を使い、微生物によって分解される「生分解性フィルム」をつくる試みが各国で進められています。

公開日: 2026年09月14日 22:14

アスタキサンチンの供給源によって変わる大西洋サケの粘膜と健康――飼料試験の報告 研究論文OpenAlexノルウェー

アスタキサンチンの供給源によって変わる大西洋サケの粘膜と健康――飼料試験の報告

養殖される大西洋サケ(Salmo salar)の飼料には、赤い色素であるアスタキサンチンが加えられます。この色素には化学的に合成されたものと、微細藻類ヘマトコッカス・プルビアリス(Haematococcus pluvialis)に由来する天然のものがあります。研究チームは、同じ色素でも供給源が違えば…

公開日: 2026年09月14日 22:10

包装内の空気組成を変えて夏カボチャの冷蔵品質を保つ試み 研究論文OpenAlexチリ

包装内の空気組成を変えて夏カボチャの冷蔵品質を保つ試み

ズッキーニなどを含む夏カボチャ(Cucurbita pepo L.)は、種子が大きく硬くなる前の未熟な状態で収穫される果実です。皮が薄くやわらかいため傷みやすく、著者によれば適切に扱っても収穫後の日持ちは通常1〜2週間程度にとどまります。さらにこの作物は低温に弱く、5℃を下回る温度で貯蔵すると、表面…

公開日: 2026年09月14日 22:05

ラブアンバジョの飲食店で「アップセリング」はどう実践されているか——接客スタッフの実務を探る質的研究 研究論文OpenAlexインドネシア

ラブアンバジョの飲食店で「アップセリング」はどう実践されているか——接客スタッフの実務を探る質的研究

アップセリング(upselling)とは、飲食やホテルなどのホスピタリティ産業で用いられる販売手法で、客のニーズや好みに合わせて、より価格の高いメニューや追加の一品をすすめることを指します。著者らは、これが単なる売り込みではなく、客に合った提案を通じて食事体験そのものを高めうる接客の一部でもあると位…

公開日: 2026年09月14日 22:01

サリチル酸・フルボ酸・微生物資材がブドウ「タイフィ」の生育と品質に与える影響を調べた圃場試験 研究論文OpenAlexイラク

サリチル酸・フルボ酸・微生物資材がブドウ「タイフィ」の生育と品質に与える影響を調べた圃場試験

ブドウ(Vitis vinifera L.)の栽培では、樹の生育や果実の品質を高めるために、肥料以外のさまざまな資材が利用されています。今回紹介する研究で著者らが取り上げたのは、植物が本来もつ調節物質であるサリチル酸、土壌有機物に由来するフルボ酸、そして植物の根と共生する菌類「菌根菌(マイコリザ)」…

公開日: 2026年09月14日 21:56

ナマコの病原菌ビブリオ・ハーベイに対抗する新しいバクテリオファージの分離と特性解析 研究論文OpenAlex中国

ナマコの病原菌ビブリオ・ハーベイに対抗する新しいバクテリオファージの分離と特性解析

マナマコ(Apostichopus japonicus)は中国の渤海・黄海沿岸で養殖される代表的な水産生物ですが、「皮膚潰瘍症」と呼ばれる病気によって大量死が起こり、産業に深刻な被害が出ています。この病気の原因となる病原体のひとつが、海水中に広く分布するグラム陰性菌ビブリオ・ハーベイ(Vibrio …

公開日: 2026年09月14日 21:51

口の衰えと日常生活動作の関連を調べた研究――栄養状態が果たす小さな役割 研究論文OpenAlex中国

口の衰えと日常生活動作の関連を調べた研究――栄養状態が果たす小さな役割

世界的に高齢化が進むなか、高齢者の生活機能の低下と介護需要の増大は公衆衛生上の大きな課題になっています。この研究で著者らが注目したのは「日常生活動作(ADL)」です。ADLとは、食事、着替え、排せつ、移動、歩行といった、自分の身の回りのことを自力で行う能力を指し、高齢者の基本的な身体機能を示す重要な…

公開日: 2026年09月14日 21:46

子どもの「好きな食べ物」の傾向と栄養知識のつながり──ポーランド全国調査の報告 研究論文OpenAlexポーランド

子どもの「好きな食べ物」の傾向と栄養知識のつながり──ポーランド全国調査の報告

子ども時代に身につく食の習慣は、その後の健康に長く影響すると考えられています。研究チームは、その中でも「食べ物の好き嫌い」が子どもの食行動を左右する大きな要因のひとつだと位置づけたうえで、7〜9歳の子どもの栄養に関する知識(栄養知識)と、食べ物の好みとの関連を調べることを目的としました。

公開日: 2026年09月14日 21:41

台木の違いが白ワイン用ブドウ「ナリンジェ」の収量と品質に与える影響を調べた研究 研究論文OpenAlexトルコ

台木の違いが白ワイン用ブドウ「ナリンジェ」の収量と品質に与える影響を調べた研究

トルコ・トカット地方で栽培される「ナリンジェ(Narince)」は、同国原産の白ブドウ品種です。生食用としても使われますが、とりわけ白ワインの原料として重要な位置を占めており、他のアナトリア原産品種とのブレンドにも用いられています。

公開日: 2026年09月14日 21:36