研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
ビタミンD不足と心臓の自律神経調節のかかわり――系統的レビューとメタ解析による検討
研究チームは、ビタミンDが不足している状態と、心臓のはたらきを自動的に調整する「自律神経」の乱れとの関係を整理することを目的としました。自律神経は、意識しなくても心拍や血圧を状況に応じて上下させる神経のしくみで、その働き具合は心拍の間隔がどれくらい細かく揺らぐかという「心拍変動(HRV)」などで測る…
公開日: 2026年09月14日 19:02
サトウキビ廃糖蜜を加えたアイスクリームの性質を調べた研究
砂糖を精製する過程では、結晶にならずに残る濃い褐色の液体「廃糖蜜(モラセス)」が副産物として生じます。研究チームは、この廃糖蜜を捨てずに食品として活用できないかという観点から、アイスクリームの白砂糖の一部を廃糖蜜で置き換える試みを行いました。
公開日: 2026年09月14日 18:56
建設廃材を焼成して廃食用油の遊離脂肪酸を減らす——コンクリート廃材の吸着材としての可能性
使い終わった食用油(廃食用油)には、油の成分が分解してできる「遊離脂肪酸」が含まれます。これは油を再利用する際に扱いを難しくする成分で、あらかじめ取り除く前処理が求められます。
公開日: 2026年09月14日 18:51
ミナスジェライス州の在来果実から分離された乳酸菌の機能性を調べた研究
発酵食品の開発では、自然界のさまざまな環境から乳酸菌を探し出すことが一つの戦略になります。乳酸菌とは、糖を分解して乳酸をつくる細菌の仲間で、ヨーグルトや漬物などの発酵食品に古くから利用されてきました。研究チームは、果実が酸性の環境に適応した乳酸菌の有望な供給源であることに着目しました。
公開日: 2026年09月14日 18:48
子どもの食事パターンと血液中の代謝物との関連を調べた研究
食事の内容を客観的にとらえる方法として、血液などに含まれる多数の代謝物(体内で食べ物や物質が分解・合成される過程で生じる小さな分子)をまとめて測る「メタボロミクス」という手法が注目されています。研究チームは、この手法が食事摂取や栄養に関連する健康リスクを客観的に評価する有望な方法になり得ると述べてい…
公開日: 2026年09月14日 18:44
超加工食品の摂取と子どもの感情調整・社会性との関連を調べた研究
超加工食品とは、工場での加工度が高く、さまざまな添加物を含む食品を指す分類の呼び名です。スナック菓子、加糖飲料、ソーセージなどの加工肉、揚げ物などがこれにあたります。著者らは、こうした食品の摂取が世界的に急増しており、とくに中南米を含む低・中所得国で顕著だと述べています。論文によれば、メキシコは一人…
公開日: 2026年09月14日 18:40
ADHDのある子ども・若者の超加工食品摂取と生活の質を調べた横断研究
注意欠如・多動症(ADHD)は、不注意、多動性、衝動性を特徴とする神経発達症です。研究チームは、食事による働きかけがADHDの症状を抑える助けになりうること、そして薬を使わない方法として生活の質(QoL)の改善につながる可能性があることに着目しました。
公開日: 2026年09月14日 18:35
貴州省北部で栽培された茶品種の品質成分の違いを調べた研究
茶は同じ品種であっても、栽培される土地の気候や土壌といった生育環境によって、味や香りの現れ方が変わることが知られています。この研究の著者らは、貴州省(中国南西部の内陸に位置する省)特有の生育環境のもとで、外部から導入された茶品種の品質がどのように変化するのかを明らかにしようとしました。
公開日: 2026年09月14日 18:32
植物性食品を「買いたい」と思う気持ちはどこから来るのか——マレーシアの消費者調査
大豆やえんどう豆など植物由来の原料でつくられた「植物性食品(プラントベース製品)」は、環境の悪化や健康への関心を背景に、持続可能な食生活の選択肢として位置づけられつつあります。著者らは、こうした製品を消費者が買いたいと思う気持ち(購買意図)が、どのような要因と結びついているのかを明らかにしようとしま…
公開日: 2026年09月14日 18:25
発酵食品は重金属の害を減らせるか——腸内でのしくみと現時点の証拠を整理した総説
ヒ素、鉛、カドミウム、水銀、クロムといった重金属は、環境中に長く残り、汚染された土壌や水を通じて農作物や魚介類に蓄積します。著者らは、多くの人が急性中毒を経験することはなくても、汚染された食品や飲料水から日常的に低い濃度の重金属を取り込み続けている点を、世界的な健康上の課題として挙げています。
公開日: 2026年09月14日 18:20
食品に含まれる微小プラスチックを素早く取り出す──マイクロ波を使った前処理法の研究
マイクロプラスチック(大きさ5ミリメートル未満のプラスチック粒子)は、魚介類や飲料水、食塩、乳製品、茶飲料など幅広い食品から見つかっています。研究チームによれば、食品は栽培から加工、包装、保管に至る工程でプラスチック材料と接する機会があり、加熱殺菌や凍結解凍、機械的な摩擦といった処理が包装材や装置か…
公開日: 2026年09月14日 18:13
熱帯の葉の水抽出物がイワシすり身のゲルと酸化安定性に与える影響
イワシ(Sardinella spp.)のような赤身系の小型浮魚は、インドネシアの漁業で豊富に獲れる重要な資源です。これをすり身(魚肉をすりつぶして水さらしなどの処理をした加工原料)として利用できれば、十分に活用されていない魚の価値を高められます。しかし研究チームは、赤身の魚は白身魚に比べてゲルを形…
公開日: 2026年09月14日 18:06