研究論文紹介記事一覧

発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る

腎臓病の治療で薬と食事はどう補い合うのか——総説が整理した統合的アプローチ 研究論文OpenAlexブラジル

腎臓病の治療で薬と食事はどう補い合うのか——総説が整理した統合的アプローチ

肥満、2型糖尿病、慢性腎臓病(CKD、腎臓のはたらきが長期にわたって低下していく病気)に対する薬の選択肢は、近年急速に広がりました。著者らは、こうした薬物療法が臨床の現場を変え、代謝性疾患の治療の幅を大きく広げたと述べています。

公開日: 2026年10月03日 04:59

保育施設で水を飲む習慣を育てる — 砂糖入り飲料を減らす多層的プログラムの臨床試験計画 研究論文OpenAlexアメリカ

保育施設で水を飲む習慣を育てる — 砂糖入り飲料を減らす多層的プログラムの臨床試験計画

幼い子どもの肥満は、心血管疾患や非アルコール性脂肪性肝疾患、2型糖尿病につながりうる問題として知られています。著者らは、その主要な危険因子のひとつが砂糖入り飲料(SSB:砂糖で甘くした清涼飲料や甘い乳飲料など)からの砂糖摂取であり、子ども時代のSSB摂取はその後の人生でのSSB摂取や、肥満・むし歯の…

公開日: 2026年10月03日 04:46

キリバスの食と気候変動:植民地期から現在までの食料システムの変化をたどる 研究論文OpenAlexフィジー

キリバスの食と気候変動:植民地期から現在までの食料システムの変化をたどる

太平洋の島国キリバスでは、伝統的に海の魚介類やココヤシ、パンノキ、タロイモ(現地名バーバイ)、パンダナスといった身近な資源が食事の中心でした。しかし現在は、輸入された食品に大きく頼る食生活へと移り変わっています。研究チームは、この変化がどのように起こったのかを一つの流れとして描き出すことを目的に、ス…

公開日: 2026年10月02日 22:31

小魚粉と大豆粉を組み合わせた高たんぱくマカロニ菓子の開発 研究論文OpenAlexインドネシア

小魚粉と大豆粉を組み合わせた高たんぱくマカロニ菓子の開発

インドネシアでは学齢期の子どもの栄養不足が課題として残っており、著者らは2023年のインドネシア保健調査に基づき、5〜12歳でやせの割合が11%、低身長の割合が18.7%と報告されている状況を研究の出発点としています。成長を支える栄養素のひとつがたんぱく質であり、2019年の栄養必要量では7〜9歳の…

公開日: 2026年10月02日 22:24

微量栄養素の豊富な食事を妨げるものは何か――欧州2都市の支援利用者への聞き取り調査 研究論文OpenAlexベルギー

微量栄養素の豊富な食事を妨げるものは何か――欧州2都市の支援利用者への聞き取り調査

ビタミンやミネラルなど、体に少量だけ必要な栄養素を微量栄養素と呼びます。研究チームによれば、社会経済的に不利な状況にある人々は、こうした微量栄養素の不足による影響を特に受けやすい一方で、欧州において不利な立場にある人々が微量栄養素の豊富な食事をとるうえで何が妨げになっているのかを示す根拠はまだ限られ…

公開日: 2026年10月02日 22:18

ウコンの成分クルクミンをめぐる研究の総説 — 報告されている作用と、利用を妨げる吸収の問題 研究論文OpenAlexインド

ウコンの成分クルクミンをめぐる研究の総説 — 報告されている作用と、利用を妨げる吸収の問題

この論文は、ウコン(ターメリック)に含まれる主要な生理活性成分「クルクミン」について、これまでに報告されてきた知見を整理した総説です。総説とは、著者らが新たに実験を行って結果を出すのではなく、すでに発表された複数の研究報告をまとめ、全体像を示す形式の論文を指します。

公開日: 2026年10月02日 22:14

身体活動は健康に役立つが、肥満の流れを変えるには足りない — ある研究者の論考 研究論文OpenAlex

身体活動は健康に役立つが、肥満の流れを変えるには足りない — ある研究者の論考

肥満は1990年代後半から世界的な「流行」として広く認識されてきました。著者は、肥満とそれに関連する併存疾患がもたらす経済的負担、すなわち医療に直接かかる費用と、早期死亡や生産性低下による間接的な費用が、高所得国・中所得国・低所得国を問わず社会的な関心事になってきたと整理しています。19の国際研究を…

公開日: 2026年10月02日 22:11

化学療法中の患者における食事パターンと高血糖の関連を調べた研究 研究論文OpenAlex韓国

化学療法中の患者における食事パターンと高血糖の関連を調べた研究

がんの薬物療法(化学療法)では、吐き気や脱毛などに加えて、血糖値が高くなる「高血糖」が起こることがあります。著者らは、高血糖が治療の効果を損ない、治療の遅れや中断につながりうる点を問題として挙げています。論文によれば、化学療法を受けている患者のうち高血糖がみられる割合は、これまでの研究で約19.8%…

公開日: 2026年10月02日 22:04

血液中の亜鉛濃度と食事からの亜鉛摂取量は一致しないことが多い——慢性疾患をもつ子ども・若者を対象にした二次解析 研究論文OpenAlexスペイン

血液中の亜鉛濃度と食事からの亜鉛摂取量は一致しないことが多い——慢性疾患をもつ子ども・若者を対象にした二次解析

亜鉛は、成長や発達、免疫のはたらきなどに関わる必須の微量元素です。亜鉛の状態を調べる方法としては、血液(血清)中の亜鉛濃度を測る方法と、食事から摂れている亜鉛の量を記録する方法があります。しかし研究チームは、以前の自分たちの研究で、食事からの亜鉛摂取が基準を下回っていても血清亜鉛濃度は基準の範囲に収…

公開日: 2026年10月02日 21:58

穀物の品質・安全性をハイパースペクトル画像で測る——6種の主要穀物にわたる研究動向の整理 研究論文OpenAlex中国

穀物の品質・安全性をハイパースペクトル画像で測る——6種の主要穀物にわたる研究動向の整理

トウモロコシ、コメ、コムギ、オオムギ、ソルガム、キビといった穀物は、世界のカロリー摂取の約半分を支えており、人の食事と家畜の飼料の両方の基盤になっています。論文によれば、穀物の国際取引は年間およそ4億9000万トンに達し、育種から収穫受け入れ、保管、加工、輸出までの各段階で、迅速で信頼できる品質評価…

公開日: 2026年10月02日 21:52

ブラジル全国食事調査にみる「エネルギー摂取量の申告漏れ」――24時間思い出し法で3割に過少申告 研究論文OpenAlexブラジル

ブラジル全国食事調査にみる「エネルギー摂取量の申告漏れ」――24時間思い出し法で3割に過少申告

食事の内容は、生活習慣病の予防や食事ガイドラインづくりの土台になる重要な情報です。しかし食事調査の多くは、本人が「何を食べたか」を自分で申告する方式に頼っているため、記憶違いや言いづらさによる誤差が入り込みます。その中でもとくに多いとされるのが、実際より少なく申告してしまう「エネルギー摂取量の過少申…

公開日: 2026年10月02日 21:46

ブラジル南部の在来ヤシ「ブチア」の果肉——組成と抗酸化性、食品利用をめぐる研究レビュー 研究論文OpenAlexブラジル

ブラジル南部の在来ヤシ「ブチア」の果肉——組成と抗酸化性、食品利用をめぐる研究レビュー

ブチア(Butia)は南アメリカ南部に自生するヤシ科の植物で、著者らによれば約20〜25種が主にブラジル、ウルグアイ、パラグアイ、アルゼンチンに分布しています。果実は直径3〜4センチほどの卵形から球形で、やや酸味のある繊維質の果肉を持ち、地域の人々によって伝統的に生食や加工に用いられてきました。

公開日: 2026年10月02日 21:35