研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文を要約紹介しています。毎時収集した研究論文一覧を見る
妊婦の貧血とエネルギー・鉄摂取の関係を探る——バンドンでの横断研究から
妊娠中の貧血は、世界的に見ても公衆衛生上の重要な課題のひとつとされています。世界保健機関(WHO)は、ヘモグロビン濃度が11 g/dL未満の状態を妊娠中の貧血と定義しており、世界全体では妊婦のおよそ40%がこの状態にあるとも言われています。貧血は母体だけでなく胎児の健康にも影響を及ぼしうるとされ、栄…
取得日: 2026年07月03日 03:23
サッカー・長距離走・ロードバイク、日本人男性アスリートのエネルギー収支と炭水化物摂取を調べた研究
アスリートにとって「食べる量」は競技力を支える土台のひとつと考えられています。トレーニングで消費したエネルギーをきちんと食事で補えているかどうかは、コンディション管理の観点からたびたび話題になるテーマです。今回紹介するのは、日本人男性のサッカー選手、長距離走選手、ロードバイク選手を対象に、実際のエネ…
取得日: 2026年07月03日 03:23
アフラトキシンB1がタイワンドジョウに与える影響とは? 血液・酸化ストレス・鰓の構造を調べた研究
アフラトキシンはカビが作り出す毒素の一種で、穀物や飼料が汚染される原因として世界的に注目されています。食品や飼料の安全性、そして養殖業の持続可能性に関わる問題として研究が進められていますが、魚に対してどのような影響を及ぼすのかはまだ十分にわかっていない部分があります。今回紹介する研究は、淡水魚の一種…
取得日: 2026年07月03日 03:23
完全植物性の病院食は実現できるか——多職種チームによる献立開発の試み
病院で提供される食事は、患者の回復を支える大切な要素です。近年、多くの病院が環境負荷の低い持続可能な食料政策と食事内容を両立させようとしていますが、そこには一つの壁があります。植物由来の食材だけで、必要なタンパク質量とアミノ酸バランスを満たし、なおかつ患者にとっておいしいと感じられる食事を作るのは簡…
取得日: 2026年07月03日 03:23
大腸菌を工学的に改変し、植物残渣由来の糖からコハク酸を高濃度で作る研究
コハク酸は、食品や医薬品の原料、さらには生分解性プラスチックの一種であるポリブチレンサクシネートの原料としても使われる、応用範囲の広い化学品です。石油ではなく植物由来の資源から作る「バイオベース」の生産方法が注目されていますが、稲わらやトウモロコシの茎葉などの植物残渣(リグノセルロース系原料)を分解…
取得日: 2026年07月03日 02:21
発酵リンゴジュースとシドル葉粉末、糖尿病ラットの腸内細菌と神経障害に及ぼす影響を調べた研究
糖尿病は血糖のコントロールが難しいだけでなく、進行すると手足のしびれや痛みといった「糖尿病性神経障害」を引き起こすことがあり、患者にとって大きな負担となる合併症の一つとされています。近年では、こうした合併症の背景に腸内細菌叢(腸内フローラ)のバランスの乱れが関わっている可能性が指摘されており、食事や…
取得日: 2026年07月02日 20:23
魚介類やナッツの摂取、激しい運動は多発性硬化症と関連するか——イランでの症例対照研究
多発性硬化症(MS)は、脳や脊髄などの神経を包む組織が自分の免疫システムによって攻撃されてしまう慢性の炎症性疾患です。発症には遺伝的な要因だけでなく、食生活や生活習慣といった環境要因も関わっているのではないかと以前から議論されてきました。特に魚や乳製品などの食習慣、女性の生殖に関する経験、そして身体…
取得日: 2026年07月02日 16:24
生野菜・サラダに潜むリスク?モロッコの食品衛生調査データが示す傾向
スーパーやレストランで提供される食品は、国や地域ごとに衛生基準への適合性が検査・監視されています。では、どんな種類の食品が基準を満たしにくく、季節によって傾向は変わるのでしょうか。今回紹介するのは、モロッコのマラケシュ・サフィ地方における食品の微生物学的コンプライアンス(衛生基準への適合状況)を、7…
取得日: 2026年07月02日 15:24
カザフスタンの伝統発酵乳製品、どんな乳酸菌がすんでいる? 地域ごとの菌叢を調べた研究
チーズやヨーグルトなど、発酵させてつくる乳製品には、乳酸菌をはじめとするさまざまな微生物が関わっています。こうした発酵食品は世界各地に独自の伝統があり、その土地ならではの菌が住み着いていることも少なくありません。今回紹介するのは、中央アジアのカザフスタンに伝わる伝統的な発酵乳製品や発酵飲料に、どのよ…
取得日: 2026年07月02日 05:24
90歳以上「超高齢者」の終末期、病院での栄養・水分補給は今どうなっている?
人が人生の最終段階を迎えたとき、点滴や経管栄養といった「人工的な栄養・水分補給」をどこまで行うべきか——これは医療現場で長く議論されてきたテーマです。特に90歳以上の「超高齢者」は、日本社会全体で急速に増えている世代です。今回紹介する研究では、こうした超高齢者が病院で最期を迎える際に、実際どのような…
取得日: 2026年07月02日 05:24
オレンジ果肉サツマイモ×バンバラマメ×ナツメヤシ種子―未利用作物を組み合わせた複合粉の可能性を探る研究
サブサハラアフリカでは、タンパク質・エネルギー栄養不良やビタミンA欠乏が依然として課題となっています。こうした背景の中、地域で栽培されながらも十分に活用されてこなかった作物、いわゆる「未利用作物」に注目が集まっています。オレンジ果肉サツマイモ(OFSP)やバンバラマメ(BNF)は、その代表例として挙…
取得日: 2026年07月01日 23:24
『黙食』の食堂を教育の場に――スピードスケート合宿での栄養POP掲示の試み
2020年以降、新型コロナウイルス感染症の拡大防止のため、スポーツの現場でもさまざまな制約が課されるようになりました。特に合宿での食事の時間は、選手同士や選手とスタッフの会話が制限される『黙食』やソーシャルディスタンスの確保が求められ、これまで自然に生まれていたコミュニケーションの機会が失われてしま…
取得日: 2026年07月01日 23:24