研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
超加工食品と心臓・代謝の健康をめぐる研究は10年でどう広がったか――論文データの分析による研究動向の全体像
超加工食品とは、食品から抽出した成分や工業的に合成した物質を主な原料とし、乳化剤や人工甘味料、香料、着色料などの添加物を加えて工業的に作られた製品を指します。おいしさや手軽さを高めるよう設計されており、加工度に応じて食品を4つのグループに分ける「NOVA分類」という枠組みの中で定義された概念です。論…
公開日: 2026年10月09日 01:57
チーク葉の成分と試験管内での働きを調べ、グルテンフリークッキーへの配合を試みた研究
チーク(Tectona grandis)は木材として知られる樹木ですが、その葉はインドネシアの東ジャワで食べ物を包んだり色付けしたりするのに昔から使われてきました。チーク葉にはポリフェノールの一種であるフェノール化合物やフラボノイドが多く含まれると報告されています。ただし、食品素材としての活用はまだ…
公開日: 2026年10月09日 01:52
赤アマランサスの葉から取り出した多糖類で、ポテトチップスの吸油を抑えられるか
揚げ物は見た目や香り、歯ごたえが好まれる一方、油を多く含むことでカロリーが高くなる点が課題とされています。揚げている間に食品の水分が急速に抜けると内部に小さな孔ができ、揚げた後に冷める段階で表面の油がその孔へ引き込まれることが、これまでの研究で報告されています。
公開日: 2026年10月09日 01:49
アフリカ系の人々の腸内細菌・短鎖脂肪酸と2型糖尿病の関連は、暮らす地域によって異なるか
腸内に住む細菌の集まり(腸内細菌叢)と、細菌が食物繊維などを分解して作る「短鎖脂肪酸」は、2型糖尿病との関わりが指摘されています。特に、食物繊維の多い食事から超加工食品の多い食事へと食生活が移り変わる中で、この関係が注目されています。
公開日: 2026年10月09日 01:46
ウチワサボテンの果実は何を含み、健康と持続可能性にどう関わるのか――既存研究を整理したレビュー
気候変動、土地の劣化、水不足、人口増加、そして生活習慣に関わる慢性疾患の増加は、世界の食料システムにとって大きな課題です。こうした状況では、栄養価が高く、厳しい環境でも育つ作物への関心が高まっています。著者らが注目したのは、ウチワサボテン(オプンティア属)、とくに「プリックリーペア」と呼ばれるオプン…
公開日: 2026年10月09日 01:41
食事のナトリウム密度と、指標で推定した脂肪肝の可能性との関連:韓国成人約1万4千人の全国調査データから
肝臓に脂肪がたまる脂肪肝は、世界の成人の約35%にみられるとされる、公衆衛生上の大きな課題です。韓国でも、いわゆる非アルコール性脂肪性肝疾患の有病率は約30%と推定されています。脂肪肝は、単純な脂肪の蓄積から炎症、線維化、肝硬変、肝がんへと進むことがあります。
公開日: 2026年10月09日 01:37
加えた砂糖を高甘味度甘味料に置き換えると食事全体の環境負荷はどう変わるか:オランダの高カロリー食を対象にした試算
食品や飲み物に加えられる砂糖のとりすぎは、肥満や糖尿病、むし歯などとの関連が指摘されています。その対策として、砂糖の数百倍の甘さを持ち、カロリーがほとんどない「高甘味度甘味料(非栄養性甘味料)」で甘みを補う方法が提案されています。ステビア由来の成分(ステビオール配糖体)やアスパルテーム、スクラロース…
公開日: 2026年10月09日 01:32
高齢者の食事で炭水化物と脂質のバランスは総合的なフレイルとどう関係するか:京都府亀岡市の約5700人の調査
フレイルとは、加齢にともなって体の予備力が落ち、ストレスや病気から回復しにくくなった状態を指します。筋力や身体機能の低下だけでなく、認知機能や気分、人との交流といった心と社会の面も含む幅広い概念で、介護が必要になることや入院、死亡の増加と関連することが知られています。早く気づけば進行を遅らせたり防い…
公開日: 2026年10月09日 01:27
ミルクで育つケフィアと砂糖水で育つケフィア:微生物と健康効果に関する研究を比べたレビュー
ケフィアは伝統的な発酵食品で、「ケフィア粒」と呼ばれる塊の中で、複数の微生物が互いに支え合いながら暮らす共生微生物群によってつくられます。著者らは、ケフィアの成分や働きが、ケフィア粒を育てる培地、つまり何に漬けて発酵させるかによって強く左右されると述べています。
公開日: 2026年10月08日 23:30
地域の「食のシェア」は都市全体で何を生み出しているか:ダブリンでの推計の試み
コミュニティガーデン(地域の共同菜園)、住民が一緒に料理して食べる地域の台所、余った食品を必要な人へ回す活動など、食をみんなで分かち合う取り組みは世界各地の都市に広がっています。論文はこれらを「フードシェアリング・イニシアチブ」と呼んでいます。著者らによると、こうした取り組みは食品ロスの削減、社会的…
公開日: 2026年10月08日 23:25
血液透析を受ける患者でビタミンKとマトリックスGlaタンパク質の血中濃度を調べた研究
慢性腎臓病は、病状が進むにつれて心臓や血管の病気、骨のもろさなど、さまざまな合併症を招きやすくなります。こうした合併症の一つに、血管の壁にカルシウムが沈着して硬くなる「血管石灰化」があります。
公開日: 2026年10月08日 06:06
グルコノデルタラクトンの添加量が乳扇(ルーシャン)チーズの伸びと内部構造に与える影響
乳扇(ルーシャン)チーズは、凝固させた乳(カード)を温めて引き伸ばし、薄いシート状にして作るチーズです。論文によると、こうした「伸ばす」タイプのチーズの伸びやすさは、主に乳たんぱく質のカゼインが作るゲルの構造が、どれだけ柔軟に形を変えられるかで決まります。
公開日: 2026年10月08日 06:03