研究論文紹介記事一覧

発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る

高齢者の食事で炭水化物と脂質のバランスは総合的なフレイルとどう関係するか:京都府亀岡市の約5700人の調査 研究論文OpenAlex

高齢者の食事で炭水化物と脂質のバランスは総合的なフレイルとどう関係するか:京都府亀岡市の約5700人の調査

フレイルとは、加齢にともなって体の予備力が落ち、ストレスや病気から回復しにくくなった状態を指します。筋力や身体機能の低下だけでなく、認知機能や気分、人との交流といった心と社会の面も含む幅広い概念で、介護が必要になることや入院、死亡の増加と関連することが知られています。早く気づけば進行を遅らせたり防い…

公開日: 2026年10月09日 01:27

ミルクで育つケフィアと砂糖水で育つケフィア:微生物と健康効果に関する研究を比べたレビュー 研究論文OpenAlex中国

ミルクで育つケフィアと砂糖水で育つケフィア:微生物と健康効果に関する研究を比べたレビュー

ケフィアは伝統的な発酵食品で、「ケフィア粒」と呼ばれる塊の中で、複数の微生物が互いに支え合いながら暮らす共生微生物群によってつくられます。著者らは、ケフィアの成分や働きが、ケフィア粒を育てる培地、つまり何に漬けて発酵させるかによって強く左右されると述べています。

公開日: 2026年10月08日 23:30

地域の「食のシェア」は都市全体で何を生み出しているか:ダブリンでの推計の試み 研究論文OpenAlexアイルランド

地域の「食のシェア」は都市全体で何を生み出しているか:ダブリンでの推計の試み

コミュニティガーデン(地域の共同菜園)、住民が一緒に料理して食べる地域の台所、余った食品を必要な人へ回す活動など、食をみんなで分かち合う取り組みは世界各地の都市に広がっています。論文はこれらを「フードシェアリング・イニシアチブ」と呼んでいます。著者らによると、こうした取り組みは食品ロスの削減、社会的…

公開日: 2026年10月08日 23:25

血液透析を受ける患者でビタミンKとマトリックスGlaタンパク質の血中濃度を調べた研究 研究論文OpenAlexイラク

血液透析を受ける患者でビタミンKとマトリックスGlaタンパク質の血中濃度を調べた研究

慢性腎臓病は、病状が進むにつれて心臓や血管の病気、骨のもろさなど、さまざまな合併症を招きやすくなります。こうした合併症の一つに、血管の壁にカルシウムが沈着して硬くなる「血管石灰化」があります。

公開日: 2026年10月08日 06:06

グルコノデルタラクトンの添加量が乳扇(ルーシャン)チーズの伸びと内部構造に与える影響 研究論文OpenAlex中国

グルコノデルタラクトンの添加量が乳扇(ルーシャン)チーズの伸びと内部構造に与える影響

乳扇(ルーシャン)チーズは、凝固させた乳(カード)を温めて引き伸ばし、薄いシート状にして作るチーズです。論文によると、こうした「伸ばす」タイプのチーズの伸びやすさは、主に乳たんぱく質のカゼインが作るゲルの構造が、どれだけ柔軟に形を変えられるかで決まります。

公開日: 2026年10月08日 06:03

IoTによる精密灌漑と農家研修を組み合わせたマンゴスチン栽培の研究 研究論文OpenAlexタイ

IoTによる精密灌漑と農家研修を組み合わせたマンゴスチン栽培の研究

マンゴスチンは東南アジア原産の果物で、「果物の女王」とも呼ばれます。著者らによると、タイは世界の取引量の9割以上を占める主要な輸出国です。一方で、土壌の水分が大きく変わることで起きる果実の障害が、輸出の伸びを妨げる課題になっています。代表的な障害は二つあります。一つは果肉が半透明のゼリー状になる「果…

公開日: 2026年10月08日 05:59

菌根菌の接種と葉面散布の微量栄養素の組み合わせが低地イネの収量と穀粒の栄養に与える影響 研究論文OpenAlexナイジェリア

菌根菌の接種と葉面散布の微量栄養素の組み合わせが低地イネの収量と穀粒の栄養に与える影響

コメは世界人口の半数以上にエネルギーを供給する主食作物です。論文によると、ナイジェリアは世界有数のコメ生産国ですが、農家レベルの収量が低く、国内需要を満たせていません。低地の水田土壌では有機物が少なく、亜鉛・鉄・マンガンといった微量栄養素も不足しやすいため、作物の生育が妨げられます。こうした土壌で育…

公開日: 2026年10月08日 05:55

シコクビエとマメ類の間作で、どの組み合わせと列の比率がよく育つかを調べた研究 研究論文OpenAlexインド

シコクビエとマメ類の間作で、どの組み合わせと列の比率がよく育つかを調べた研究

雑穀は高温や干ばつ、やせた土壌に比較的強く、気候の変動に耐える農業を支える作物とされています。インドで広く栽培されるシコクビエ(フィンガーミレット)は、生育期間が短く、肥料などの投入が少なくても育ち、穀粒と家畜の飼料の両方に使われます。

公開日: 2026年10月08日 05:51

赤い果肉の「葉香」マンゴーに特有の柑橘系の香りはどう生まれるか:代謝物と遺伝子発現の比較研究 研究論文OpenAlex中国

赤い果肉の「葉香」マンゴーに特有の柑橘系の香りはどう生まれるか:代謝物と遺伝子発現の比較研究

マンゴーの果肉の香りは、空気中に揮発しやすい多様な化合物(揮発性有機化合物)から成り立っており、果実の風味の良し悪しや商品としての価値を左右します。「葉香(Yexiang)」というマンゴーは、甘い風味ときめ細かな食感で知られています。なかでも果肉が赤みを帯びるタイプは、従来の黄色い果肉のタイプとは異…

公開日: 2026年10月08日 05:48

米デンプンとゼラチンにプロトカテク酸を組み合わせた複合粒子で、高内相エマルションゲルを安定化する研究 研究論文OpenAlex中国

米デンプンとゼラチンにプロトカテク酸を組み合わせた複合粒子で、高内相エマルションゲルを安定化する研究

デンプンとタンパク質を組み合わせた複合体は、これまで広く研究されてきました。一方、そこにフェノール酸を加えた三成分の系については十分に調べられていないと著者らは指摘しています。特に、油と水の境界(界面)での働きを高め、「高内相エマルションゲル(HIPEG)」の安定化に生かす研究はまだ少ないといいます…

公開日: 2026年10月08日 05:42

高圧処理で食品中の細菌やウイルスはどこまで減るのか――2692件のデータを統合した評価 研究論文OpenAlexオランダ

高圧処理で食品中の細菌やウイルスはどこまで減るのか――2692件のデータを統合した評価

高圧処理(HPP)は、食品に高い圧力をかけて微生物を不活化する加工技術です。加熱に頼らないため、食品の品質を保ちながら微生物による危害を抑えられる方法として位置づけられています。

公開日: 2026年10月08日 05:35

未利用の在来果実副産物「カンブカ」の種子の成分と性質を調べた研究 研究論文OpenAlexブラジル

未利用の在来果実副産物「カンブカ」の種子の成分と性質を調べた研究

カンブカ(学名 Plinia edulis)は在来の果実で、その種子はこれまで利用されずにきた副産物です。研究チームは、果実を丸ごと活用する取り組みを後押しするため、この種子の栄養成分、物理化学的な性質、食品加工に関わる性質(技術的特性)、そして生理活性をもつ成分の可能性を調べました。論文の題名では…

公開日: 2026年10月08日 05:30