研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
トルコ・トゥンジェリ地方に自生するローズヒップ10系統の果実特性と成分の比較
ローズヒップ(ドッグローズ、学名Rosa canina L.)は野生の果樹で、ビタミンCやフェノール化合物(植物に含まれるポリフェノール類などの成分)を多く含み、抗酸化活性が高いことから、栄養面・機能面で価値が認められています。
公開日: 2026年10月11日 08:30
中等度以上の栄養リスクがある神経芽腫の子どもでの経腸栄養サポートと、手術・化学療法後の合併症や栄養状態の関係
神経芽腫は、副腎や背骨の近くにある神経のもとになる未熟な細胞から生じる、子どもに多いがんです。治療では手術や化学療法などを組み合わせることが多く、その過程で食事が十分にとれなくなり、栄養状態が悪化しやすいことが知られています。著者らによると、栄養リスクが中等度以上の子どもは免疫の働きが弱まりやすく、…
公開日: 2026年10月11日 08:28
ガーナの市場で働く女性の肥満に関わる要因を調べた横断研究
肥満は世界的な公衆衛生上の課題で、サハラ以南のアフリカでも都市部を中心に増えています。著者らは、市場で商売をする女性を特に肥満のリスクが高い集団と位置づけています。長時間座って販売を続けること、運動の機会が限られること、食事の時間が不規則になりやすいこと、仕事のストレスが大きいことなどが理由です。そ…
公開日: 2026年10月11日 08:25
学校給食の新しい植物性メニューを子どもは受け入れるのか:欧州12か国の給食での食べ残しと食の価値観の関係
学校給食は、家庭の経済状況にかかわらず子どもに同じ食事を届け、より健康的で環境にも配慮した食習慣を育てる場として期待されています。一方で、野菜や豆類を中心とした新しいメニューは子どもの好みに合わず、食べ残しが増えやすいという課題もあります。論文によれば、給食の食べ残しは食事全体の重さの約15〜40%…
公開日: 2026年10月11日 08:22
乾燥ライム「ブラックライム」の粉末をショートブレッドクッキーに加えると何が変わるか
ブラックライム(ルーミーとも呼ばれます)は、熟したキーライムを果実ごと乾燥させ、硬く黒っぽくなるまで仕上げたものです。強い酸味と乾燥柑橘特有の香りがあり、中東の料理では丸ごと、または粉にして酸味付けや香り付けに使われています。果皮だけでなく果実全体から作られるため、皮だけや搾りかすを使う一般的な柑橘…
公開日: 2026年10月11日 08:19
ファイトケミカルを多く含む食品からのエネルギー割合(ファイトケミカル指数)と大腸がん、血液中の指標との関連を調べた症例対照研究
大腸がんは世界で多くみられるがんの一つです。論文によれば、食生活や生活習慣が急速に変化している国々を中心に、その負担は増え続けています。これまでの研究では、果物、野菜、豆類、全粒穀物、ナッツなど植物由来の食品を多くとる食事パターンほど、大腸がんになりにくい傾向が報告されてきました。こうした食品には、…
公開日: 2026年10月11日 08:16
関節炎・骨粗しょう症の患者のビタミンD状態を外来と入院で比べた研究
ビタミンDは、カルシウムやリンの代謝に関わり、骨や筋肉、免疫の健康に重要な栄養素です。世界的に不足している人が多いことが知られています。成人で不足すると骨の石灰化が妨げられ、骨粗しょう症や骨折のしやすさにつながることも指摘されています。
公開日: 2026年10月11日 08:10
食物繊維の「構造の多様性」が腸内細菌の働きを左右する:糖鎖を中心に据えた新たな見方の提案
食物繊維は、胃や小腸で消化・吸収されずに大腸まで届く成分です。大腸では腸内に暮らす微生物の重要な「えさ」となります。食物繊維の正体は、糖がいくつもつながった「糖鎖(グライカン)」と呼ばれる分子で、その構造は非常に多様です。
公開日: 2026年10月11日 06:15
春まき硬質赤小麦で、窒素施肥が穀粒の非でんぷん性多糖類とでんぷんの消化性に与える影響を調べた研究
小麦を育てるときに与える窒素肥料は、穀粒の成分に影響することが知られています。しかし、春まき硬質赤小麦(Hard Red Spring wheat、HRS小麦)で、窒素が「非でんぷん性多糖類」の構造や働きにどう関わるかは、まだよく分かっていませんでした。非でんぷん性多糖類とは、でんぷん以外の多糖類の…
公開日: 2026年10月11日 06:13
モルドバの成人を対象にした加工食品・超加工食品の摂取状況の調査
加工食品と、工業的な加工の度合いがより高い「超加工食品」は、日常の食事に広く入り込んでいます。研究チームは、モルドバ共和国の成人を対象に、こうした食品をどの程度食べているかを把握しようとしました。調査結果から実践的な提言を導くことも目的としています。
公開日: 2026年10月11日 06:09
食べ物は体内のGLP-1分泌にどう働きかけるのか:栄養と腸内細菌の経路を整理した総説
GLP-1(グルカゴン様ペプチド-1)は、食事をとると腸から分泌されるホルモンです。血糖値が高いときにインスリンの分泌を促し、胃から腸へ食べ物が送られる速さを緩やかにし、食欲を抑える働きがあることが、これまでの研究で示されてきました。このように食後のインスリン分泌を助ける腸のホルモンは「インクレチン…
公開日: 2026年10月11日 06:03
5〜6歳児のビタミンD状態と全身の健康指標との関連を調べた研究:極低出生体重の早産児と正期産児を対象に
ビタミンDは、カルシウムやリンの吸収を助けて骨の成長を支える栄養素として知られています。さらに、免疫、神経、筋肉や骨格、心臓や血管など、骨以外の多くの器官にも関わると考えられています。著者らによると、世界の新生児・子ども・思春期の若者の30〜50%で、ビタミンDの血中濃度が不十分または欠乏の状態にあ…
公開日: 2026年10月11日 05:58