研究論文紹介記事一覧

発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る

地中海食をよく守る男性と守らない男性で、精子のDNAメチル化に違いはあるか 研究論文OpenAlexスペイン

地中海食をよく守る男性と守らない男性で、精子のDNAメチル化に違いはあるか

食事は精子の質だけでなく、生まれてくる子どもの健康にも関わると考えられています。著者らによれば、その仕組みには精子の「エピゲノム」が関係している可能性があります。エピゲノムとは、DNAの配列そのものは変えずに遺伝子の働き方を調節する目印の総称です。代表的なものに、DNAの特定の位置に小さな化学的な目…

公開日: 2026年10月12日 11:21

ワイン製造で出る副産物を資源として生かすための総説:成分、環境に配慮した抽出技術、産業利用 研究論文OpenAlexレバノン

ワイン製造で出る副産物を資源として生かすための総説:成分、環境に配慮した抽出技術、産業利用

ブドウは世界で広く栽培される果物で、その多くがワインになります。総説によると、2025年の世界のワイン生産量は2億2800万〜2億3500万ヘクトリットルと推定されています。一方で、ワイン1リットルあたり約0.3〜0.5キログラムの副産物が出るとされます。主なものは、搾りかす(果皮・種子・果肉の残り…

公開日: 2026年10月12日 11:19

粉砕したタケノコ先端の食物繊維と大豆たんぱく質で作るエマルションゲル:安定性と脂質消化への影響 研究論文OpenAlex中国

粉砕したタケノコ先端の食物繊維と大豆たんぱく質で作るエマルションゲル:安定性と脂質消化への影響

モウソウチクの若い茎、いわゆるタケノコは加工の際に先端部分が硬く筋っぽいため、収穫重量のおよそ4割が捨てられています。この部分は乾燥重量の6〜7割が食物繊維で、その大半は水に溶けない「不溶性食物繊維」です。研究チームは、この副産物を食品素材として活用する方法を調べました。目指したのは、化学合成の添加…

公開日: 2026年10月12日 11:15

植物由来ポリフェノールと生活習慣病予防に関する文献レビュー:栄養・健康教育への示唆 研究論文OpenAlexポーランド

植物由来ポリフェノールと生活習慣病予防に関する文献レビュー:栄養・健康教育への示唆

肥満、2型糖尿病、心血管疾患、骨粗しょう症、一部のがんなどは「文明病」とも呼ばれ、現代的な生活様式と深く結びついた、感染によらない病気です。著者らは先行研究を引用し、こうした病気が世界の早期死亡の大きな割合を占めること、身体活動の不足や加工食品・塩・砂糖・動物性脂肪に偏り食物繊維やビタミン・ミネラル…

公開日: 2026年10月12日 11:12

自閉スペクトラム症の子どもにみられる偏食と栄養不足のリスク:文献レビューの紹介 研究論文OpenAlexブラジル

自閉スペクトラム症の子どもにみられる偏食と栄養不足のリスク:文献レビューの紹介

自閉スペクトラム症(ASD)は、コミュニケーションや対人関係の難しさ、限られた興味や繰り返しの行動などを特徴とする神経発達の特性です。著者らによると、ASDのある子どもでは、特定の食べ物を拒んだり、新しい食べ物を受け入れにくかったり、ごく限られた食品ばかりを好んだりする「食の選択性」(いわゆる強い偏…

公開日: 2026年10月12日 11:08

血管の病気で脚を大切断した人の栄養状態を術後9か月まで追跡した研究 研究論文OpenAlexオランダ

血管の病気で脚を大切断した人の栄養状態を術後9か月まで追跡した研究

動脈硬化などの血管の病気が原因で、足首より上の位置で脚を切断する手術(下肢大切断)を受けた人は、術後に亡くなる割合が高く、傷の治りにくさや身体機能・生活の質の低下も起こりやすいとされています。研究チームは、こうした経過に影響しうる要因として「低栄養」に着目しました。低栄養とは、栄養の摂取や吸収が足り…

公開日: 2026年10月12日 11:05

ザクロの加工副産物を「クリーンラベル」食品素材に生かすための現状と課題を整理した総説 研究論文OpenAlexペルー

ザクロの加工副産物を「クリーンラベル」食品素材に生かすための現状と課題を整理した総説

ザクロを加工すると、果皮、果実内部の薄い膜、種子、搾りかすが大量に出ます。著者らによれば、これらにはポリフェノール、食物繊維、ペクチン、種子由来の脂肪酸であるプニカ酸などが残っており、食品の機能を高める素材として役立つ可能性があります。

公開日: 2026年10月12日 11:01

カボチャの種とチアシードを比べる:栄養成分の違いと食品への使い分けを整理した総説 研究論文OpenAlexパキスタン

カボチャの種とチアシードを比べる:栄養成分の違いと食品への使い分けを整理した総説

基本的な栄養を補うだけでなく、体の働きに役立つことが期待される食品は「機能性食品」と呼ばれます。植物の種はその素材として盛んに研究されており、なかでもカボチャの種とチアシードは、たんぱく質や脂質、食物繊維、抗酸化成分などを豊富に含むことから注目されています。

公開日: 2026年10月12日 10:57

規格外ブラックベリーに超音波を当てると成分はどう変わるか:処理時間ごとの変化を調べた研究 研究論文OpenAlexメキシコ

規格外ブラックベリーに超音波を当てると成分はどう変わるか:処理時間ごとの変化を調べた研究

ブラックベリーは食物繊維やビタミン、ポリフェノールなどの植物由来成分を含む果実として評価されています。一方で傷みやすく、収穫から保管、小売までの過程で生産量のおよそ30%が失われると見積もられています。見た目や大きさ、硬さなどの品質基準を満たさず、市場でほとんど受け入れられない果実は「規格外ブラック…

公開日: 2026年10月12日 10:54

大学生が任意強化食品を意識して選ぶ背景と食事の質との関係を調べた研究 研究論文OpenAlexポーランド

大学生が任意強化食品を意識して選ぶ背景と食事の質との関係を調べた研究

食品の「栄養強化」とは、ビタミンやミネラルなどの栄養素を食品に加えることです。法律で義務づけられる強化もあり、甲状腺腫を防ぐためのヨウ素添加塩がその例です。一方、メーカーが製品の栄養価や商品としての魅力を高めるために自主的に栄養素を加えることもあり、これを「任意強化」と呼びます。ビタミン入りの朝食用…

公開日: 2026年10月12日 10:50

学齢期の子どもの栄養素摂取量と認知機能の関連:イスラエルのアラブ系児童を対象にした横断研究 研究論文OpenAlexイスラエル

学齢期の子どもの栄養素摂取量と認知機能の関連:イスラエルのアラブ系児童を対象にした横断研究

子どもの脳は学齢期に入っても発達を続けます。そのため、この時期の食事が認知機能に関わる可能性が考えられてきました。しかし、これまでの研究の多くは「健康的な食事パターン」のような食生活全体を扱っており、どの栄養素が関わるのかは十分に分かっていません。たんぱく質や脂質などの主要栄養素、食物繊維、脂肪酸の…

公開日: 2026年10月12日 10:46

診断直後で未治療のADHDの子どもの食行動と食事内容を、年齢・性別をそろえた子どもと比べた研究 研究論文OpenAlexトルコ

診断直後で未治療のADHDの子どもの食行動と食事内容を、年齢・性別をそろえた子どもと比べた研究

注意欠如・多動症(ADHD)は、不注意、多動性、衝動性が年齢に見合わない程度で続く、子どもに多い発達の特性です。こうした特性が食べ方や食べ物の選び方に関わる可能性は以前から指摘されてきましたが、これまでの研究結果は一致していませんでした。

公開日: 2026年10月12日 10:43