研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
葉酸と2型糖尿病――ビタミンB9をめぐる研究の整理
2型糖尿病は、インスリンの効きが悪くなる「インスリン抵抗性」と、インスリン分泌の低下によって起こる慢性の代謝疾患です。著者らによれば、病気の初期には筋肉・脂肪組織・肝臓でインスリンの感受性が下がり、血糖を下げる働きが鈍ります。それを補うために膵臓が過剰にインスリンを出す状態が続き、やがて腎症・網膜症…
公開日: 2026年09月30日 13:42
アーモンド搾りかす由来タンパク質を加工し、クルクミンを包み込むゲルをつくる研究
アーモンドミルクを作る際には、油や液を搾ったあとに「搾りかす」が残ります。論文によれば、この搾りかすは主に飼料の原料として使われていますが、タンパク質を42〜61 g/100 g含み、そのうち約半分はグロブリンという種類のタンパク質だと報告されています。著者らは、この甘扁桃(スイートアーモンド)搾り…
公開日: 2026年09月30日 12:19
カンゾウの茎を活かすには? 酵素処理と高温蒸気処理を比べた研究
漢方などで古くから使われてきたウラルカンゾウ(Glycyrrhiza uralensis Fisch.)は、主に地下の根が利用されてきました。一方で地上部、とりわけ茎は加工の際に捨てられたり、価値の低い用途に回されたりすることが多く、資源の無駄が生じていると研究チームは指摘しています。しかし茎にも、…
公開日: 2026年09月30日 11:01
四川ジャンロウ(醤肉)の熟成中に起こる風味成分と細菌叢の変化
ジャンロウ(醤肉)は、醤油や甜麺醤などの調味ソースで豚肉を漬け込み、そのまま自然乾燥・熟成させて作る中国の伝統的な食肉製品です。中国西南部の四川で作られるものは、比較的おだやかな温湿度のもとで乾燥と熟成が進む点に特徴があり、長期の塩漬けに頼る生ハムや、燻煙を用いるベーコン、スターターカルチャー(発酵…
公開日: 2026年09月30日 10:54
泥興陶で六堡茶を24か月保存すると何が変わるか——中国・広西の伝統陶器と発酵茶の関係を調べた研究
六堡茶は中国・広西の特産である「黒茶」の一種で、微生物による発酵を経てつくられます。論文によると、その品質は長期の保存(熟成)によって整えられていくため、どんな容器に入れて置くかが重要になります。ところが著者らは、現在使われている保存容器には課題が多いと指摘します。透明なガラス瓶は光を通すため茶の成…
公開日: 2026年09月30日 10:50
オオイチョウタケの周りの土壌細菌を調べる — 中国・山西省の6地点での報告
オオイチョウタケ(学名 Leucopaxillus giganteus)は、ユーラシアから北アメリカにかけて分布する大型のきのこです。傘が大きく食味もよく、栄養成分や生理活性のある成分を含むことが報告されていますが、生育がゆるやかなため人工栽培が難しいことが知られています。加えて、乱獲や生息地保護の…
公開日: 2026年09月30日 10:45
食用・薬用キノコ「Inocutis levis」の菌糸体抽出画分WYSと乳がん細胞に関する研究の紹介
乳がんは世界の女性で最も多く診断されるがんであり、著者らは、性質が多様で浸潤や転移を起こしやすいため臨床での対応が難しいと述べています。手術・放射線・化学療法・分子標的薬といった従来の治療は一定の効果をもたらす一方で、副作用や治療途中で薬が効きにくくなること、乳がんのタイプによって使える治療が限られ…
公開日: 2026年09月30日 10:40
黒米を発芽させると機能性成分はどう変わるか――発芽時間と温度の影響を調べた研究
米は世界の食事エネルギーの2割以上を供給する主要作物で、世界人口の半数以上の主食になっています。その中でも黒米は、外側の色づいた層にアントシアニン(主にシアニジン-3-グルコシドやペオニジン-3-グルコシド)やポリフェノール類、γ-オリザノール、GABAなどを多く含む点で注目されてきました。しかし生…
公開日: 2026年09月30日 10:35
有機肥料の量を半分にすると、畑の土に広がる「薬剤耐性遺伝子」を抑えられる — ハクサイ栽培での野外試験
家畜のふん尿を発酵・堆肥化して畑に戻すことは、廃棄物を資源として循環させ、土を肥やす持続可能な方法として長く推奨されてきました。しかし研究チームは、この方法には矛盾が潜んでいると指摘します。畜産では家畜の病気の治療や予防のために抗生物質が広く使われるため、ふん尿には抗生物質の残留成分と、抗生物質に打…
公開日: 2026年09月30日 10:28
若年成人の超加工食品の摂取と食生活のパターン——既存研究をまとめた論文の紹介
著者らは、若年成人の間で超加工食品(UPF)の摂取が食習慣とどう結びついているかを検討しました。UPFとは、工業的な加工を重ねて作られた食品のことで、現代の食事では広く使われるようになっています。
公開日: 2026年09月30日 09:40
メラトニンをβ-シクロデキストリンで包み込む――ミニトマトの保存中の変化を抑える処理の検討
ミニトマトは収穫後も熟成が進みやすく、色づきや水分の減少、酸味の低下といった変化が短期間で進んで品質が落ちてしまいます。著者らは、この収穫後の品質劣化を抑える処理を探るために本研究を行いました。
公開日: 2026年09月30日 09:35
アメリカ人参と熟成プーアル茶を混ぜ合わせた飲料の風味と成分を調べた研究
熟成プーアル茶(熟茶)は、独特の風味と健康面での期待から広く飲まれているお茶です。ただし研究チームは、その風味の好まれやすさにはまだ改善の余地があると指摘しています。そこで、味わいの質を高め、商品の形を広げる方法として、別の植物と混ぜ合わせる(ブレンドする)やり方に注目しました。
公開日: 2026年09月30日 09:25