研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
腸と脳のつながりをめぐる研究を、慎重な視点で整理した科学解説記事
この記事は、新しい実験結果を報告する論文ではありません。腸と脳の関係についての生物医学研究を、一般の読者にも分かりやすく伝えることを目的とした科学解説記事です。抄録によると、著者は研究の進展を紹介しながら、認知機能の健康にどのような意味を持つのかについて、根拠に基づいた偏りのない見方を保つことを目指…
公開日: 2026年10月13日 04:52
142年分の保存チーズから読み解く、スイス伝統チーズの微生物の移り変わり
チーズづくりは、自然に起こる発酵に頼っていた時代から、現在の標準化された製法へと長い歴史をたどってきました。研究チームによると、とりわけ大きな変化は直近の100年ほどの間に起きており、その背景には微生物学や製造技術の進歩があります。こうした変化はチーズの中にすむ細菌やウイルスの集まり(微生物群集)に…
公開日: 2026年10月13日 04:43
ハーブ抽出物などを配合した「認知・目の健康サポートグミ」の試作と品質評価
学生や働く人の多くが、一日中スマートフォンやパソコンなどのデジタル機器を使っています。著者は、こうした長時間の画面使用が目の疲れ、集中力の低下、頭の疲れにつながっていると述べています。そのうえで、自然由来で安全性が高く健康によいと考えられることから、ニュートラシューティカル(健康維持を目的とした食品…
公開日: 2026年10月12日 23:35
大学キャンパスで売られるトウモロコシ食品の化学的ハザードを、畑と調理の両面から調べた研究
すぐに食べられる状態で提供される食品には、性質の異なる化学的なハザード(健康に悪影響を及ぼしうる要因)が入り込む可能性があります。一つは作物を育てる段階で使われる農薬などの残留物、もう一つは揚げるなどの調理の過程で食品や油に生じる化学的な変化です。両者は別々の経路で生じますが、最終的には同じ食品の中…
公開日: 2026年10月12日 23:31
トウモロコシでんぷんにウコン抽出物とグリセロールを加えた可食性フィルムの配合を調べた研究
石油由来のプラスチック包装は丈夫で軽く便利ですが、自然には分解されにくく、廃棄物の蓄積や環境汚染の原因になっています。そこで、自然に分解されやすい素材で食品を包む方法が研究されています。その一つが「可食性フィルム(エディブルフィルム)」です。食品と一緒に食べられる薄い膜で、水分や気体の出入り、微生物…
公開日: 2026年10月12日 23:28
無料のデジタル栄養プログラム「フル・プレート・リビング」利用者で、食事の質やBMIはどう変わったか
食事の改善は慢性疾患の予防に重要とされています。しかし診療の現場では時間や人手が限られ、栄養指導を十分に行えないことが少なくありません。研究チームが注目したのは、米国の非営利団体が提供する無料のオンライン栄養教育プログラム「フル・プレート・リビング(FPL)」です。FPLはカロリー計算や厳しい食事制…
公開日: 2026年10月12日 15:24
インドネシアのハラール食品研究はどう広がってきたか――論文データから全体像をたどる計量書誌分析
ハラール食品とは、イスラム教の教えに照らしてムスリムが口にしてよいとされる食べ物や飲み物のことです。原材料が許されたものかどうかだけでなく、どこから調達し、どう製造・保管・流通させたかまで含めて問われます。さらに近年は、安全で健康的、品質の良い食べ物であることを重視する「タイイブ」という考え方と結び…
公開日: 2026年10月12日 11:52
減量中に筋肉の健康を保つには――食事・運動、肥満手術、薬物療法の研究を整理した総説
肥満の治療では体重を減らすことが基本ですが、体重が減るときには脂肪だけでなく、脂肪以外の組織(除脂肪量)も減り、その中には骨格筋が含まれる可能性があります。骨格筋は血糖の調節やエネルギー消費に関わり、体を動かす力の土台でもあります。そのため著者らは、減量の成功を体重の減少量だけで判断せず、筋肉の量や…
公開日: 2026年10月12日 11:49
ビタミンD不足と子どもの免疫機能・繰り返す呼吸器感染症の関係を整理した文献レビュー
ビタミンDは、カルシウムの代謝や骨の発達に欠かせない栄養素として知られてきました。一方で、免疫の調節にも関わっていることを示す知見が増えています。免疫を担う複数の種類の細胞にビタミンDの受容体(ビタミンDを受け取る仕組み)があることから、体内のビタミンDの状態が感染症に対する防御に影響する可能性が考…
公開日: 2026年10月12日 11:45
中国南部の中高年で20年間に食事パターンはどう変わったか:広東省の栄養調査4回分の分析と過体重・肥満との関連
中国では過去数十年で食生活が大きく変わり、同時に過体重や肥満の人も増えてきました。中年期以降は体の組成やエネルギー代謝が変わり、慢性疾患も重なりやすいため、体脂肪の蓄積による影響を受けやすい年代とされています。一方で、この年代の食事の組み合わせが長期間にどう移り変わり、それが肥満とどう関係しているか…
公開日: 2026年10月12日 11:42
高齢者の栄養状態と認知機能の関連は遺伝的リスクで異なるか:APOE ε4に着目した韓国の横断研究
加齢に伴う認知機能の低下やアルツハイマー病への対策として、生活の中で変えうる要因に注目が集まっています。栄養状態はその一つで、日常診療で測定でき、改善に向けた働きかけも可能です。これまでの研究でも、栄養状態が悪い高齢者ほど認知機能の成績が低い傾向が報告されてきました。
公開日: 2026年10月12日 11:36
ビタミンや鉄の血液検査値は卵巣予備能の指標AMHの個人差を説明するか:生殖年齢女性264人の検査記録の分析
卵巣の中に残っている卵胞(卵子を包む小さな袋)の量は「卵巣予備能」と呼ばれ、女性の妊娠しやすさを考える際の重要な手がかりとされています。その目安として広く使われているのが、血液中の抗ミュラー管ホルモン(AMH)です。AMHは発育途中の小さな卵胞から分泌されるため、残っている卵胞が多いほど値が高くなる…
公開日: 2026年10月12日 11:25