研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
移動販売のブラウンシュガーコーヒーに含まれる人工甘味料シクラミン酸ナトリウムを調べた研究
シクラミン酸ナトリウム(チクロ)は、砂糖の約30倍の甘さがあり安価で、加熱にも強い人工甘味料です。食品添加物として使用は認められていますが、摂りすぎによる健康への悪影響が指摘されています。そのためインドネシアの国家医薬品食品監督庁(BPOM)は規則(2019年第11号)で上限を定めており、著者らによ…
公開日: 2026年10月10日 22:13
お茶と心臓・代謝の健康に関する臨床試験をまとめた総説
お茶は世界で最もよく飲まれている飲み物の一つで、多くの文化で日常の飲料として、また伝統的な薬として使われてきました。近年は、健康に役立つ成分を含む「機能性食品」としてお茶に関心を寄せる人が増えています。背景には、心臓や血管の病気、肥満、2型糖尿病など、生活習慣と関わりの深い「心血管代謝系」の危険因子…
公開日: 2026年10月10日 22:10
卵白を分解したペプチドは朝の顔のむくみ感を和らげるか:健康な成人を対象とした比較試験
朝起きたときに顔がむくんでいると感じる人は少なくありません。著者らによると、こうした朝の顔のむくみは、眠っている間に体が横になることで体内の水分が顔や首の方へ移り、リンパの流れも弱まることで起こる、一時的で局所的なむくみです。起床後には自然に引いていきますが、重さや不快感が気分を下げ、日々の生活の質…
公開日: 2026年10月10日 22:07
米たんぱく質分解物が高脂肪食ラットの盲腸内N-アセチルアミノ酸を回復させたとする研究
食品のたんぱく質を分解した素材や発酵食品には、「ピログルタミルペプチド」と呼ばれる特殊な形のペプチドが広く含まれています。これは、端にグルタミンをもつペプチドが酵素を使わずに変化してできるもので、消化酵素で分解されにくい性質が報告されています。その一つであるピログルタミルロイシン(pyroGlu-L…
公開日: 2026年10月10日 22:04
黒大豆の種皮は胆汁酸とどれだけ結びつくか:黄大豆との比較とポリフェノールの役割
胆汁酸は肝臓でコレステロールから作られ、脂肪の消化を助けたあと、多くは腸から再吸収されて肝臓へ戻ります。食物成分が腸内で胆汁酸と結びつき便とともに排出されると、肝臓は失われた分を補うためにコレステロールから新しい胆汁酸を作ります。このため、胆汁酸と結びつく性質(胆汁酸結合能)は、コレステロールの代謝…
公開日: 2026年10月10日 22:00
オクラ抽出物と乳酸菌を組み合わせたサプリメントの便秘への効果と安全性を調べた単群試験
便秘は世界の成人の約10〜15%にみられるとされる、身近な消化器の不調です。命に関わることはまれですが、生活の質や仕事の効率を下げ、不安や腹部の不快感にもつながると研究チームは指摘しています。下剤などの治療は短期的には効果があるものの、長く使うと効きにくくなる、依存が生じる、張りやけいれん、体内のミ…
公開日: 2026年10月10日 21:56
キンプル芋粉で小麦粉の一部を置き換えたうどんの性質と、生地を休ませる時間の影響
うどんは小麦粉と水と塩で作る麺で、明るい色と強いコシが特徴です。インドネシアの研究チームによると、同国の小麦輸入量は1030万トンに達しています。著者らは、小麦の消費を減らして地元の農産物を生かすため、現地で手に入るイモ類「キンプル」の粉を小麦粉の代わりに一部使ったうどんを試作しました。
公開日: 2026年10月10日 21:50
北海道の2町で、減塩とカリウム摂取を促す地域ぐるみの支援を比べた研究
高血圧は心臓や血管の病気の大きな原因で、塩分のとりすぎは高血圧を招く重要な要因とされています。日本人の1日の平均食塩摂取量は10gを超えており、国際的にみても多い状態が続いています。
公開日: 2026年10月10日 21:47
血液透析を受ける人の食事量は透析日と非透析日で違うのか――英国の単一施設で、透析日に自分で食べ物を持参した人と持参しなかった人を比較した研究
腎臓の働きがほぼ失われ、血液透析で治療を受けている人にとって、低栄養は病気の悪化や死亡と強く関係すると報告されています。米国の腎臓病診療指針(KDOQI)は、血液透析を受ける人に、体重1キログラムあたり1日25〜30キロカロリーのエネルギーと、1.0〜1.2グラムのたんぱく質をとることを勧めています…
公開日: 2026年10月10日 21:41
キロンボ共同体で行われた食と栄養の教育活動の評価:ブラジル南部での地域介入研究
ブラジルには、奴隷制の時代に囚われの身から逃れたアフリカ系の人々が築いた集落「キロンボ」に由来する共同体があり、現在も独自の歴史や文化、土地とのつながりを保っています。著者らによれば、こうした共同体は土地の剥奪や構造的な人種差別などを歴史的に経験してきました。その結果、教育や医療、公共サービスを利用…
公開日: 2026年10月10日 21:38
超音波処理はルピナス粉のパン適性を変えるか:欧州種とペルー種の比較
ルピナスは広く栽培されている豆類で、栄養面の利点からパンなどの焼き菓子への利用が注目されています。一方で、有害なアルカロイドを含むことや、粉としての加工特性(水や油を抱え込む性質、生地のまとまりやすさなど)が十分でないことが、利用拡大の妨げになってきました。
公開日: 2026年10月10日 21:33
エンドウ豆たんぱく質を微粒子化する3段階の加工法:粒子の構造、分散の安定性、ゲル化、味の変化
エンドウ豆から取り出したたんぱく質(エンドウ豆たんぱく質分離物)は、植物性食品の原料として利用されています。ただし、水に溶けにくい、ゲルを作る力が弱い、好ましくない風味があるといった課題が、さらに広く使われるうえで妨げになってきました。
公開日: 2026年10月10日 21:29