研究論文紹介記事一覧

発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る

生後6〜24か月の発育阻害児における食事の多様性と重症度の関係:インドネシア・中部ロンボク県での調査 研究論文OpenAlexインドネシア

生後6〜24か月の発育阻害児における食事の多様性と重症度の関係:インドネシア・中部ロンボク県での調査

「発育阻害(スタンティング)」とは、長期にわたる栄養不足などにより、子どもの身長(乳児では寝かせて測る身長)が年齢に比べて大きく下回る状態を指します。世界保健機関(WHO)の成長基準では、同じ年齢の子どもの標準値から標準偏差2つ分以上低い場合に発育阻害とされます。妊娠から2歳までのいわゆる「最初の1…

公開日: 2026年10月13日 05:37

ザンビア農村部の6〜23か月児は何を食べているのか:母親や家族、地域の声から離乳期の食事の実態を探った研究 研究論文OpenAlexザンビア

ザンビア農村部の6〜23か月児は何を食べているのか:母親や家族、地域の声から離乳期の食事の実態を探った研究

生後6か月から23か月までの時期は、母乳だけの栄養から、母乳に加えてほかの食べ物を与える「補完食」(いわゆる離乳食)へ移る大切な時期です。成長が速いため、エネルギーや鉄、亜鉛などの栄養素を十分に含む食事が必要になります。しかし、資源の限られた多くの地域では、食事に含まれる食品の種類の幅(食事の多様性…

公開日: 2026年10月13日 05:33

学校の食文化が「不健康な食べ物=楽しい」という思い込みを育てている可能性を論じた意見論文 研究論文OpenAlexアメリカ

学校の食文化が「不健康な食べ物=楽しい」という思い込みを育てている可能性を論じた意見論文

この論文は、新しいデータを集めた実験や調査ではなく、著者が一つの仮説を提案する意見論文です。著者は、米国の学校の食をめぐる習慣が、意図しないまま子どもたちに「不健康な食べ物=楽しい」という直感を育てているかもしれない、と論じています。ここでいう直感とは、エネルギーが高く栄養の乏しい食べ物の方が、健康…

公開日: 2026年10月13日 05:29

「食は薬」をどう伝えるか:慢性疾患予防における栄養コミュニケーションの倫理を論じた論考 研究論文OpenAlexアメリカ

「食は薬」をどう伝えるか:慢性疾患予防における栄養コミュニケーションの倫理を論じた論考

食事や栄養を慢性疾患の予防や管理に役立てようとする考え方は、「フード・アズ・メディスン(食は薬)」と呼ばれ、注目を集めています。この言葉は、栄養指導、病状に合わせて調整された食事(メディカリー・テイラード・ミール)の提供、医療者が新鮮な野菜や果物を「処方」する取り組み、地域の食支援、公衆衛生教育など…

公開日: 2026年10月13日 05:27

公衆栄養を「文脈」から捉える:根拠、公平性、説明責任をめぐる特集号の巻頭論説 研究論文OpenAlexイギリス

公衆栄養を「文脈」から捉える:根拠、公平性、説明責任をめぐる特集号の巻頭論説

この論文は、公衆栄養学の専門誌の編集者らが、ある号に収められた21本の寄稿を紹介し、その全体に共通する論点を整理した巻頭論説です。新たな実験や調査の結果を報告するものではありません。原著研究、総説、論評、意見、政策論考といった多様な寄稿を束ね、今日の栄養問題をどう捉えるべきかを示しています。

公開日: 2026年10月13日 05:24

インドネシアの小学生の食物繊維摂取量と、母親の食リテラシー・世帯の食料安全保障との関連 研究論文OpenAlexインドネシア

インドネシアの小学生の食物繊維摂取量と、母親の食リテラシー・世帯の食料安全保障との関連

家庭で何を買い、どう調理し、子どもに何を食べさせるかを決めるうえで、母親は大きな役割を担っていることが多いとされます。この研究は、母親の「食リテラシー」が、世帯の食料安全保障や子どもの食事の質とどう関連しているかを調べたものです。食リテラシーとは、栄養に関する情報を手に入れ、理解し、日々の食事の選択…

公開日: 2026年10月13日 05:20

マドリードの子どもにおける家庭の食料不安と食事・体重の関係 研究論文OpenAlexスペイン

マドリードの子どもにおける家庭の食料不安と食事・体重の関係

「食料不安」とは、栄養的に十分で安全な食べ物を、社会的に受け入れられる方法で安定して手に入れることが難しい状態を指します。高所得国でも重要な社会・公衆衛生上の課題とされていますが、これまでの研究の多くは北米で行われ、ヨーロッパでの知見は限られていました。家庭の食料不安と子どもの過体重・肥満の関係につ…

公開日: 2026年10月13日 05:17

機能性食品は痛風にどう関わるのか――尿酸と炎症をめぐる研究を整理したレビュー 研究論文OpenAlexインドネシア

機能性食品は痛風にどう関わるのか――尿酸と炎症をめぐる研究を整理したレビュー

痛風性関節炎は、血液中の尿酸値が高い状態(高尿酸血症)が続き、尿酸が「尿酸ナトリウム」という結晶になって関節などにたまることで起こる炎症性の病気です。尿酸値を下げる薬や炎症を抑える薬は効果がある一方、副作用、薬を続けにくいこと、発作の再発といった課題が残っていると著者らは述べています。

公開日: 2026年10月13日 05:13

超加工食品の研究成果を、臨床の食事指導でどの「解像度」で使うべきかを論じた意見論文 研究論文OpenAlexオーストラリア

超加工食品の研究成果を、臨床の食事指導でどの「解像度」で使うべきかを論じた意見論文

加工度の高い食品、いわゆる「超加工食品」をどう扱うかは、食事指導でも関心が高まっている話題です。今回紹介する論文は、新しいデータを集めた実験や調査ではなく、著者らが自らの考えを示す意見論文です。抄録によると、著者らは超加工食品に関する研究成果を、栄養士などが行う臨床の食事指導にどう生かすのが適切かを…

公開日: 2026年10月13日 05:10

大西洋岸森林の果実で風味づけしたコンブチャは消化管と腸内細菌にどう作用するか:試験管内モデルによる探索的研究 研究論文OpenAlexブラジル

大西洋岸森林の果実で風味づけしたコンブチャは消化管と腸内細菌にどう作用するか:試験管内モデルによる探索的研究

腸内細菌叢は代謝や免疫、神経の働きに関わり、食事の成分を分解してさまざまな物質をつくり出します。発酵食品は、発酵で生じた成分や微生物を通じて腸内細菌叢に働きかける可能性があるとして注目されています。コンブチャは、砂糖を加えた紅茶や緑茶を、酢酸菌・乳酸菌・酵母が共生する培養体(SCOBY)で発酵させた…

公開日: 2026年10月13日 05:08

バングラデシュ・チョットグラム管区の成人は髪の悩みをどう理解し、どう向き合っているか:知識・食習慣・態度を調べた横断研究 研究論文OpenAlexバングラデシュ

バングラデシュ・チョットグラム管区の成人は髪の悩みをどう理解し、どう向き合っているか:知識・食習慣・態度を調べた横断研究

抜け毛や薄毛、ふけといった髪の悩みは、見た目の問題にとどまらず、心理面や社会生活にも影響します。論文によると、バングラデシュでは特に都市部で髪の問題が公衆衛生上の課題として認識されつつあります。一方で、人々が髪の問題についてどの程度の知識を持ち、どのような食習慣があり、どんな考え方で向き合っているの…

公開日: 2026年10月13日 05:04

アーモンドを原料にした発酵飲料「ラクトゼン」の開発と品質評価 研究論文OpenAlexロシア

アーモンドを原料にした発酵飲料「ラクトゼン」の開発と品質評価

ヨーグルトやケフィアのような発酵乳製品は、乳酸菌を含む飲料として広く親しまれています。しかし、菜食主義の人、乳糖不耐症の人、乳たんぱく質にアレルギーのある人には利用しにくいという課題があります。著者らは、植物を原料にした発酵飲料の市場には、伝統的な発酵乳製品と風味が異なるものや、乳酸菌などの有用な微…

公開日: 2026年10月13日 04:59