研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
カボチャの種とチアシードを比べる:栄養成分の違いと食品への使い分けを整理した総説
基本的な栄養を補うだけでなく、体の働きに役立つことが期待される食品は「機能性食品」と呼ばれます。植物の種はその素材として盛んに研究されており、なかでもカボチャの種とチアシードは、たんぱく質や脂質、食物繊維、抗酸化成分などを豊富に含むことから注目されています。
公開日: 2026年10月12日 10:57
規格外ブラックベリーに超音波を当てると成分はどう変わるか:処理時間ごとの変化を調べた研究
ブラックベリーは食物繊維やビタミン、ポリフェノールなどの植物由来成分を含む果実として評価されています。一方で傷みやすく、収穫から保管、小売までの過程で生産量のおよそ30%が失われると見積もられています。見た目や大きさ、硬さなどの品質基準を満たさず、市場でほとんど受け入れられない果実は「規格外ブラック…
公開日: 2026年10月12日 10:54
大学生が任意強化食品を意識して選ぶ背景と食事の質との関係を調べた研究
食品の「栄養強化」とは、ビタミンやミネラルなどの栄養素を食品に加えることです。法律で義務づけられる強化もあり、甲状腺腫を防ぐためのヨウ素添加塩がその例です。一方、メーカーが製品の栄養価や商品としての魅力を高めるために自主的に栄養素を加えることもあり、これを「任意強化」と呼びます。ビタミン入りの朝食用…
公開日: 2026年10月12日 10:50
学齢期の子どもの栄養素摂取量と認知機能の関連:イスラエルのアラブ系児童を対象にした横断研究
子どもの脳は学齢期に入っても発達を続けます。そのため、この時期の食事が認知機能に関わる可能性が考えられてきました。しかし、これまでの研究の多くは「健康的な食事パターン」のような食生活全体を扱っており、どの栄養素が関わるのかは十分に分かっていません。たんぱく質や脂質などの主要栄養素、食物繊維、脂肪酸の…
公開日: 2026年10月12日 10:46
診断直後で未治療のADHDの子どもの食行動と食事内容を、年齢・性別をそろえた子どもと比べた研究
注意欠如・多動症(ADHD)は、不注意、多動性、衝動性が年齢に見合わない程度で続く、子どもに多い発達の特性です。こうした特性が食べ方や食べ物の選び方に関わる可能性は以前から指摘されてきましたが、これまでの研究結果は一致していませんでした。
公開日: 2026年10月12日 10:43
脂質の酸化による食品劣化を「におい」で捉える小型電子鼻:研究動向をまとめた総説
油や肉、乳製品など脂質を多く含む食品では、脂質が酸素と反応して分解する「脂質酸化」が品質低下の大きな原因になります。酸化が進むと、アルデヒドやケトン、アルコール、炭化水素といった揮発性有機化合物(VOC、空気中に漂いやすい化学物質)が生じ、いわゆる油の酸っぱいにおい(酸敗臭)や風味の悪化、日持ちの短…
公開日: 2026年10月12日 10:39
マヨルカ島の15歳を対象に、栄養素の摂取量と歯ぐきの健康状態の関係を調べた研究
思春期は体が急速に成長し、必要な栄養が増える時期です。一方で、この時期には食事の質が下がりやすく、精製された炭水化物、甘い飲み物、超加工食品が多く、栄養の密度が低い食事になりがちだと指摘されています。著者らは、こうした食事が歯ぐきの炎症に関わる可能性に注目しました。
公開日: 2026年10月12日 10:34
収穫前の塩化カルシウム散布は、冷蔵中のモモの品質変化をどう変えるか――応答曲面法による検討
モモは味がよく、ポリフェノールなどの抗酸化成分も含む、経済的に重要な果物です。一方で、果肉がやわらかく収穫後も代謝が活発なため傷みやすく、流通の間に品質を保つことが大きな課題になっています。低温での貯蔵は最も一般的な対策ですが、長く冷蔵すると低温障害や変色、風味や栄養の低下が起こることがあります。
公開日: 2026年10月12日 10:24
イラク・ナジャフの女性におけるビタミンDの血中濃度と乳がんの関連を調べた症例対照研究
乳がんは世界の女性で最も多いがんの一つです。研究チームは、乳がんに関わる要因のうち、生活の中で変えられる可能性のある要因として、ビタミンDに注目しました。ビタミンDは骨の健康やカルシウムの代謝に関わるだけでなく、細胞の増殖や分化などの働きにも関与すると考えられています。一方で、ビタミンDの状態と乳が…
公開日: 2026年10月12日 10:19
医学生の食習慣と体の検査値の関係を探る:寮生と自宅通学生の比較
若い時期に身につけた食習慣は、その後の長い健康や代謝の状態に影響すると考えられています。医学生は勉強の負担、不規則な生活、寮での暮らしなどから、食事を抜いたり偏った食事をとったりしやすいとされてきました。
公開日: 2026年10月12日 10:16
食事はフレイルの予防とどう関わるのか:高齢者の食事とフレイルに関する研究を整理した文献レビュー
年齢を重ねると、体の予備力が少しずつ失われ、軽い病気やけがのような小さなきっかけでも健康状態が大きく崩れやすくなることがあります。このような状態は「フレイル」と呼ばれます。研究チームは論文の中で、フレイルを、体の内部のバランスを保つ力がしだいに失われ、わずかなストレスでも健康が悪化しやすくなる多面的…
公開日: 2026年10月12日 10:13
ニュージーランドの元オリンピック・コモンウェルスゲームズ代表選手は、高齢期に何を食べているのか
若い頃にトップレベルで競技をしていた人は、引退して高齢になったあとも食生活に恵まれているのでしょうか。この論文の研究チームは、オリンピックやコモンウェルスゲームズ(英連邦諸国を中心とする総合競技大会)にニュージーランド代表として出場した経験を持つ高齢の元選手を対象に、日々の食事から何をどれだけとって…
公開日: 2026年10月12日 10:10