研究論文紹介記事一覧

発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る

重水を使ってホウレンソウのビタミンEとKに目印を付ける水耕栽培法 研究論文OpenAlexアメリカ

重水を使ってホウレンソウのビタミンEとKに目印を付ける水耕栽培法

ホウレンソウなどの葉物野菜には、脂に溶けるビタミンであるビタミンE(α-トコフェロール)とビタミンK1(フィロキノン)が多く含まれています。しかし、野菜に含まれる量が分かっても、食べた人の体にどれだけ吸収されて使われるか(生体利用率)までは分かりません。吸収のされ方は、植物の組織の構造や、その人がも…

公開日: 2026年10月15日 21:49

多価不飽和脂肪酸は炎症性腸疾患にどう関わるのか:仕組みから治療までの研究を整理した総説 研究論文OpenAlex中国

多価不飽和脂肪酸は炎症性腸疾患にどう関わるのか:仕組みから治療までの研究を整理した総説

炎症性腸疾患(IBD)は、クローン病と潰瘍性大腸炎を含む、腸の炎症が慢性的に続いたり再燃したりする病気の総称です。世界で数百万人が抱えているとされ、多くの地域で新たな患者が増え続けています。生物学的製剤などの治療は進歩しましたが、効かない、途中で効かなくなる、感染リスクがあるといった課題が残っていま…

公開日: 2026年10月15日 21:44

地中海食の個々の食品、SNS利用、不安・抑うつ症状の関連を探った小規模オンライン調査 研究論文OpenAlexスウェーデン

地中海食の個々の食品、SNS利用、不安・抑うつ症状の関連を探った小規模オンライン調査

不安や抑うつの症状は多くの人にみられ、食事はそれらに関わりうる生活要因の一つとして研究されてきました。オリーブオイルや野菜、魚などを中心とする地中海食については、よく守っている人ほど抑うつや不安が少ないとする報告がある一方、関連が弱い、あるいははっきりしないとする報告もあり、結果は一致していません。

公開日: 2026年10月15日 21:39

嚥下障害のある人への食事介助を扱う中国の短編動画:質・情報源の透明性・信頼性・内容の網羅性を調べた横断研究 研究論文OpenAlex中国

嚥下障害のある人への食事介助を扱う中国の短編動画:質・情報源の透明性・信頼性・内容の網羅性を調べた横断研究

嚥下障害とは、あご・唇・舌・のど・食道などの構造や働きに問題が生じ、食べ物を口から胃へ安全に送れなくなる状態です。脳や神経の病気、筋肉の病気、口やのどの病変などさまざまな原因で起こります。栄養状態や生活の質に影響するほか、食べ物などが気管に入る「誤嚥」による肺炎の危険も高めます。そのため、食べ物の硬…

公開日: 2026年10月15日 21:36

ビール製造の副産物「麦芽かす」の粉を全粒チーズビスケットに加える試み 研究論文OpenAlexブラジル

ビール製造の副産物「麦芽かす」の粉を全粒チーズビスケットに加える試み

食品の加工では大量の副産物が出ますが、その中にはたんぱく質や食物繊維などの栄養成分が多く残っているものがあります。研究チームが注目したのは、ビール製造で最も多く出る固形の副産物「麦芽かす」です。論文によると、ブラジルは中国、米国に次ぐ世界第3位のビール生産国で、ビール100リットルあたり最大20キロ…

公開日: 2026年10月15日 21:31

食品に使われるカビ・酵母とその由来成分を、欧州と米国の安全性制度から整理した総説 研究論文OpenAlex韓国

食品に使われるカビ・酵母とその由来成分を、欧州と米国の安全性制度から整理した総説

カビ、酵母、キノコを含む菌類は、食品産業で古くから使われてきました。東アジアではコウジカビ(Aspergillus oryzae)などが伝統的な発酵食品の味や香りに関わり、チーズや醸造ではアオカビの仲間や酵母が使われています。菌類が作る酵素や有機酸も、さまざまな食品の製造に利用されています。

公開日: 2026年10月15日 18:59

アルゼンチンの炎症性腸疾患患者の食事内容を調べた研究:食事量の差より「何から栄養をとるか」の違いが候補に 研究論文DOAJアルゼンチン

アルゼンチンの炎症性腸疾患患者の食事内容を調べた研究:食事量の差より「何から栄養をとるか」の違いが候補に

炎症性腸疾患(IBD)は、免疫の働きが乱れて消化管に慢性的な炎症が起きる病気の総称で、主に潰瘍性大腸炎とクローン病の二つに分けられます。潰瘍性大腸炎は大腸と直腸の粘膜に炎症が連続して広がり、クローン病は消化管のどこにでも、腸の壁の深い層まで及ぶ炎症が飛び飛びに起こるのが特徴です。食事は病気の発症や経…

公開日: 2026年10月15日 17:23

栄養・感染・鉄補給の接点から鉄の体内バランスを整理した総説 研究論文DOAJトルコ

栄養・感染・鉄補給の接点から鉄の体内バランスを整理した総説

鉄は、酸素を運ぶヘモグロビンの材料になるほか、細胞のエネルギー産生、DNAの合成、免疫の調節、多くの酵素の働きに関わる必須の微量栄養素です。一方で、鉄が不足すると貧血などにつながり、多すぎても酸化反応を通じて体に害を及ぼし得ます。そのため体内の鉄の量と分布(鉄恒常性)は、腸からの吸収、古くなった赤血…

公開日: 2026年10月15日 17:18

夜勤と過体重・肥満の関連を欧州8か国のオンライン調査で調べた研究 研究論文OpenAlexオーストリア

夜勤と過体重・肥満の関連を欧州8か国のオンライン調査で調べた研究

夜勤は、過体重や肥満のリスクが高いことと関連すると指摘されてきました。研究チームは、ヨーロッパの複数の国で、現在夜勤をしている人と過去に夜勤をしていた人の過体重・肥満の割合を、日勤の人と比べました。

公開日: 2026年10月15日 17:11

相変化材料は食品の低温流通をどう支えるか:食品包装への応用を整理した総説 研究論文DOAJイラン

相変化材料は食品の低温流通をどう支えるか:食品包装への応用を整理した総説

肉、魚介類、乳製品、生鮮青果などの傷みやすい食品は、保管、輸送、店頭陳列の各段階で温度が変わると品質が落ちやすくなります。冷蔵を途切れさせずに食品を届ける仕組みは「コールドチェーン(低温流通)」と呼ばれます。著者らは、この流れの中で短時間の温度上昇や冷蔵の一時的な中断が起きただけでも、微生物の増殖、…

公開日: 2026年10月15日 17:08

生成AIが作った献立をトルコの食事指針と比べる:栄養、超加工食品、費用、炭素排出量の検証 研究論文DOAJトルコ

生成AIが作った献立をトルコの食事指針と比べる:栄養、超加工食品、費用、炭素排出量の検証

献立づくりにChatGPTやGeminiのような生成AIを使う場面が増えています。しかし、AIが作る献立がどこまで国の食事指針に沿っているかは、まだ十分に分かっていません。栄養が足りているか、加工度の高い食品がどれほど含まれるか、費用や環境への負荷はどうかといった点も同様です。研究チームはこの点を確…

公開日: 2026年10月15日 16:58

茯磚茶を毎日飲むと血中脂質や血管の働き、腸内細菌はどう変わるか:健康な成人を対象とした12週間の予備的ランダム化比較試験 研究論文DOAJ中国

茯磚茶を毎日飲むと血中脂質や血管の働き、腸内細菌はどう変わるか:健康な成人を対象とした12週間の予備的ランダム化比較試験

糖尿病、肥満、脳卒中、心臓病などをまとめた「心代謝疾患」は、世界で慢性疾患による病気や死亡の主な原因です。その予防と管理では食事の工夫が基本とされています。ただし食習慣は地域ごとに大きく違うため、その土地の食生活になじむ食品を見つけることが課題になっています。

公開日: 2026年10月15日 16:54