研究論文紹介記事一覧

発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る

生活習慣の重なりと膵臓がんの診断年齢――台湾の病院データを用いた後ろ向き研究 研究論文OpenAlex台湾

生活習慣の重なりと膵臓がんの診断年齢――台湾の病院データを用いた後ろ向き研究

膵臓がんは予後が悪い病気として知られ、比較的若い年代で診断される例が増えていることが指摘されています。喫煙、飲酒、偏った食生活はすでに危険因子として確立していますが、著者らは、こうした複数の生活習慣上の要因が重なったとき、それが「いつ診断されるか」という時期とどう関係するのかはよく分かっていないと述…

公開日: 2026年09月26日 02:30

ササゲの発酵食品にモリンガ葉粉末を加える——栄養成分と生体活性成分を調べた研究 研究論文OpenAlexインドネシア

ササゲの発酵食品にモリンガ葉粉末を加える——栄養成分と生体活性成分を調べた研究

糖尿病は、インスリンの分泌や働きが損なわれることで血糖の調節がうまくいかなくなる慢性の代謝性疾患です。著者らは、国際糖尿病連合の報告として2024年に世界で20〜79歳の成人5億8870万人が糖尿病とともに生活しており、2030年には8億5250万人に達すると予測されていることを紹介しています。イン…

公開日: 2026年09月26日 01:41

トウモロコシのナゲット作りで学ぶ「バランスのとれた食事」——インドネシア・グレシック県での地域活動報告 研究論文OpenAlexインドネシア

トウモロコシのナゲット作りで学ぶ「バランスのとれた食事」——インドネシア・グレシック県での地域活動報告

インドネシアでは、子どもの成長の遅れ(スタンティング)が引き続き取り組むべき栄養課題とされています。原著によれば、2024年のインドネシア栄養状態調査では全国のスタンティング有病率は19.8%で、2023年の21.5%から低下したものの、家庭や地域を巻き込んだ継続的な予防の取り組みが必要だと報告され…

公開日: 2026年09月26日 00:49

1型糖尿病を想定した経口シンバイオティクスカプセルの計算モデル研究 研究論文OpenAlex

1型糖尿病を想定した経口シンバイオティクスカプセルの計算モデル研究

1型糖尿病は、体を守るはずの免疫が膵臓のベータ細胞を長期にわたって攻撃し、壊してしまう自己免疫の病気です。著者らによれば、従来の合成免疫抑制薬は、この攻撃を担う自己反応性Tリンパ球の働きを止めることには成功する一方で、全身に強い毒性を及ぼしたり臓器障害を招いたりすることが多いという課題があります。

公開日: 2026年09月26日 00:44

子どものビタミンD不足をめぐる知見の整理――骨・免疫・発達と予防の考え方 研究論文OpenAlexウズベキスタン

子どものビタミンD不足をめぐる知見の整理――骨・免疫・発達と予防の考え方

ビタミンDは、体内のカルシウムとリンのバランス(ホメオスタシス)を保ち、子ども時代の正常な骨の成長を支えるうえで欠かせない栄養素だとされています。著者は、ビタミンDが働きかけるための受け皿である受容体や、ビタミンDを体内で活性型に変える酵素が、骨だけでなく免疫に関わる組織などにも存在することに注目し…

公開日: 2026年09月26日 00:37

中国・海南省の中高年における食事パターンと脂質異常症の関連を調べた研究 研究論文OpenAlex中国

中国・海南省の中高年における食事パターンと脂質異常症の関連を調べた研究

血液中の脂質(コレステロールや中性脂肪)のバランスが崩れた状態は「脂質異常症」と呼ばれ、心血管疾患の重要な危険因子として知られています。食事との関わりも深いとされますが、これまでの栄養疫学は個々の栄養素や食品と病気の関係に注目することが多く、実際の食生活全体をとらえにくいという課題がありました。そこ…

公開日: 2026年09月26日 00:34

血液透析を受ける患者のビタミンD不足と抑うつ症状の関連を調べた横断研究 研究論文OpenAlexブラジル

血液透析を受ける患者のビタミンD不足と抑うつ症状の関連を調べた横断研究

長期にわたって血液透析(体外で血液の老廃物を取り除く治療)を受けている人では、抑うつ症状がよくみられることが知られています。著者らは、抑うつ症状が生活の質の低下や治療の継続のしにくさ、入院や死亡のリスクと結びついていると説明しています。

公開日: 2026年09月26日 00:29

食事・肥満と心血管の健康――分子メカニズムから臨床の証拠までを整理した総説 研究論文OpenAlexイタリア

食事・肥満と心血管の健康――分子メカニズムから臨床の証拠までを整理した総説

心血管疾患は世界の死因の首位であり、著者らによれば全世界の死亡のおよそ3分の1を占めています。薬物療法やカテーテル治療の進歩によって急性期を乗り越えた後の生存率は大きく改善しましたが、肥満と代謝異常の世界的な広がりがその成果を脅かしていると論文は指摘します。実際、高い体格指数(BMI)に起因する障害…

公開日: 2026年09月26日 00:24

7種のドングリ粉を比べる――栄養・粘り・脂質の成分を横断的に調べた研究 研究論文OpenAlexポルトガル

7種のドングリ粉を比べる――栄養・粘り・脂質の成分を横断的に調べた研究

ドングリはブナ科コナラ属(Quercus)の樹木が実らせる果実で、北半球に広く分布しています。ポルトガルの「モンタード」やスペインの「デエサ」と呼ばれる林と牧地を組み合わせた土地利用の中では、生態的にも経済的にも重要な位置を占めてきました。しかし、著者らによれば、かつて食べられていたドングリの利用は…

公開日: 2026年09月26日 00:18

腎移植後の栄養管理を見直す――手術後の長期成績を支える食事の役割 研究論文OpenAlexイタリア

腎移植後の栄養管理を見直す――手術後の長期成績を支える食事の役割

腎移植は末期腎不全に対する最良の治療とされ、透析を続ける場合に比べて生存率や生活の質の面で優れていると著者らは述べています。しかし論文は、移植後の長期的な成績には依然として限界があると指摘します。移植した腎臓(グラフト、移植片)の働きが年月とともに低下する慢性移植腎機能障害や、心血管疾患、体重増加・…

公開日: 2026年09月26日 00:13

避難先の住宅団地で続く住民主体の料理教室——福島の原発避難者への聞き取り調査から 研究論文OpenAlex

避難先の住宅団地で続く住民主体の料理教室——福島の原発避難者への聞き取り調査から

東日本大震災と東京電力福島第一原子力発電所の事故により、多くの住民が長期の避難生活を余儀なくされました。避難所から仮設住宅、そして災害公営住宅へと住まいが移るたびに、それまで築かれた地域のつながりはいったん解け、慣れない環境で人間関係を結び直す必要がありました。震災前に同居していた家族が離れて暮らす…

公開日: 2026年09月26日 00:07

食事の内容と「フレイル」状態の移り変わり——米国の高齢者調査を用いた研究 研究論文OpenAlex中国

食事の内容と「フレイル」状態の移り変わり——米国の高齢者調査を用いた研究

加齢にともなって体の予備力が低下し、病気やけがなどのストレスに弱くなった状態を「フレイル」と呼びます。フレイルは一方向に進むだけのものではなく、悪化することもあれば、回復したり、変わらないまま過ごしたり、あるいは死亡に至ることもある、動きのある状態です。

公開日: 2026年09月25日 23:59