研究論文紹介記事一覧
発表された国内外の研究論文のうち「CC BY CC BY-SA CC0」ライセンスが付与され、内容が要約できる研究論文を紹介しています。その他、毎時収集した研究論文一覧を見る
氷結点直前の温度で貯蔵すると、スモモ系果実の品質と香り成分の変化が抑えられる
アプリコットプラム(Prunus domestica × armeniaca、供試品種は‘Konglongdan’)は、鮮やかな果皮色とさくさくした食感、甘酸っぱい味わい、特徴的な香りをもつ核果類です。一方で収穫後の傷みが早く、変色や軟化、水分の減少、酸味の低下、風味の変化が短期間で進むことが知られ…
公開日: 2026年09月28日 16:55
甘いサクランボが早く柔らかくなる理由——果実の細胞壁分解を促す転写因子PavDREB2Aの働き
セイヨウミザクラ(Prunus avium、スイートチェリー)の果実は、収穫後に軟化しやすいことが知られています。柔らかくなった果実は品質が落ち、長距離輸送や貯蔵が難しくなるため、生産現場では経済的な損失につながります。
公開日: 2026年09月28日 16:51
ハイデラバードの大学教員におけるミレット(雑穀)の受容と摂取実態を調べた調査研究
ミレット(雑穀)は、粒の小さい穀物のグループを指し、乾燥地や半乾燥地で何千年も栽培されてきました。少ない水や資材でも育つため、インドの各地域で主要な食料の一つとされてきた作物です。近年は栄養面の利点とあわせて、食料確保や気候変動への対応という観点からも注目されています。
公開日: 2026年09月28日 16:42
栄養に対する自己効力感と、試合中の判断の速さ――中国・武漢の若手バスケットボール選手279人を対象にした調査
競技スポーツでは、体力や技術だけでなく、一瞬の判断の速さが勝敗を分けると考えられています。この研究の著者は、コート外での食事の自己管理と、コート上での反応的な判断の速さとを結びつける心理的な仕組みが、アジアの育成環境ではまだ十分に調べられていないと述べています。
公開日: 2026年09月28日 16:37
川と氾濫原のつながりを取り戻す——トンレサップ湖の「コミュニティ魚類保護区」から考える国際河川の再生
複数の国をまたいで流れる国際河川では、ダムや堤防などの人工構造物によって川の生態系が分断され、本来あったつながりが失われることが大きな課題になっています。著者らは、気候変動がこうした分断をさらに強めていると指摘します。
公開日: 2026年09月28日 16:31
おからを発酵させると何が変わるのか――微生物の入れ替わりと成分の変化を追った研究
豆腐や豆乳をつくる過程で大量に出る「おから」(大豆残渣)は、タンパク質や炭水化物を多く含み、家畜の飼料として使える可能性があります。しかし水分が多いため傷みやすく、保存が難しいという課題があります。そこで古くから使われてきたのが、微生物の力を借りて保存性と栄養価を高める「発酵」です。
公開日: 2026年09月28日 15:28
干し魚から見つかったカビ「ペニシリウム・シトリヌム」を分子的手法で特定した報告
バングラデシュの沿岸地域では、Stolephorus commersonnii というイワシ類の小型海水魚が、干し魚として広く食べられています。この研究チームは、その干し魚に付着している菌類が何であるかを、形の特徴と遺伝子の情報の両面から確かめることを目的としました。あわせて、その菌がどのような条件…
公開日: 2026年09月28日 13:20
腸内細菌の乱れとMASLD——「腸と肝臓のつながり」から治療を考える総説
代謝機能障害に関連する脂肪性肝疾患(MASLD)は、慢性肝疾患の主要な原因のひとつとして世界的に広がっています。著者らによれば、かつて非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)と呼ばれていたこの病気は、成人のおよそ38%が抱えているとされ、複数の学会による合意のもとでMASLDという名称に置き換えられ…
公開日: 2026年09月28日 10:22
バナナの葉を長持ちさせる収穫後処理の研究 ― 環境に優しい食品包装材としての活用に向けて
バナナの葉は、南インドをはじめとする地域で使い捨ての皿や食品を包む材料として古くから使われてきました。表面が広く、しなやかで、天然のろう質の膜に覆われているため、料理を盛りつけたり包んだりするのに向いています。使い捨てプラスチックによる環境汚染への懸念が高まるなか、生分解性のある代替材料としてあらた…
公開日: 2026年09月28日 10:15
海藻から複数の有用成分を一段の工程で取り出す試み ― 二相性の深共晶溶媒を用いた研究
褐藻類は、ゲル化や粘性の性質をもつ多糖のアルギン酸のほか、硫酸化多糖のフコイダン、糖アルコールのマンニトール、黄色系の色素フコキサンチンなど、用途の異なる成分を併せもつ原料です。しかし著者らによれば、現在の工業的な処理はアルギン酸を主な目的物とすることが多く、強いアルカリや酸を用いる処理に依存してい…
公開日: 2026年09月28日 10:10
食品に含まれるメラトニンと心血管の健康――総説論文の紹介
心血管疾患は今も世界で最も多い死因であり、その負担は低・中所得国に偏って重くのしかかっている、と著者らは問題の出発点に置いています。こうした状況のなかで、費用がかからず誰にでも手が届く方法で心血管の健康を支える手立てがないかという関心が高まっています。
公開日: 2026年09月28日 10:05
乳酸菌5株のプロバイオティクス特性と抗菌物質を評価した研究
複数の抗菌薬が効かなくなった細菌(多剤耐性菌)の増加は、食品の安全性、とくに食品の保存という面で大きな課題になっています。著者らは、こうした状況に対して、食品の発酵などに用いられる乳酸菌が手がかりになりうると位置づけています。乳酸菌は抗菌物質(AMS)やバクテリオシン様阻害物質(BLIS、細菌がつく…
公開日: 2026年09月28日 10:01